花図鑑

芍薬「深山の雪」色などの特徴や花言葉・開花調整の方法

2022.12.21

芍薬品種図鑑「深山の雪」

Bloom Note編集部

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芍薬「深山の雪」はその名の通り、雪のような白い花びらが印象的なお花です。
色といい華やかさといい、ウエディングブーケとしても人気があります。

今回は芍薬「深山の雪」の特徴や水揚げ方法、花言葉をご紹介します。

芍薬「深山の雪」の主な特徴

  • 雪のような儚げな白い花びら
  • ふくよかな甘く上品な香り
  • 水揚がりがよく、開花調整が難しい

芍薬「深山の雪」の特徴

深山の雪の特徴早見

出回り時期 4月~6月
サイズ 大輪
香り 微香(バラの甘さと菊の青さをあわせ持った香り)
咲き方 八重咲き
開花調整 難しい
主な生産地 長野県、新潟県

芍薬「深山の雪」は上記のような特徴をもつ品種です。
色や香りなどの具体的な特徴をみていきましょう。

雪のような儚げな白い花びら

深山の雪は、透き通るような白い花びらが特徴。
中心まで花びらがぎっしりと重なっているため、まるで深い雪の中に身を寄せているようですね。

華やかながらもどこか儚げな印象もある深山の雪は、ブライダルフラワーとしてもおすすめです。

ふくよかな甘く上品な香り

深山の雪の香りは、バラのような甘さと菊のすっきりとした香りの、2つの特徴をあわせ持つお花です。
つぼみから花が咲き開くにつれ、ふくよかな芳香が漂います。

甘さの中に清涼感もあるため、上品さも感じられます。

開花調整が難しい

深山の雪など芍薬の特徴のひとつに、開花調整が難しいということが挙げられます。
決まったタイミングで咲かせるにはコツが必要で、あっという間に満開になったり、逆に咲くまでに時間がかかってしまうということも。

芍薬の特性を考慮した上で、正しいお手入れをしてあげることがポイントになります。

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芍薬「深山の雪」の開花調整・水揚げ方法

深山の雪の開花調整・水揚げ方法

深山の雪を綺麗に咲かせるためには、適切な方法で水揚げをしてあげましょう。
開花を早めたい時と開花を遅らせたい時の、それぞれの水揚げ手順を紹介します。

開花を早めたい時の水揚げ

深山の雪の開花を早めたい時は、以下の水揚げ方法がおすすめです。

開花を早める水揚げ手順

  • 葉を多めに取り除く
  • つぼみについた蜜をそっとふき取る
  • 茎を短く、先端は斜めに切り戻す
  • 深水につける

葉を多めに取り除く

茎に残っている葉をできるだけ少なくしておきましょう。
葉が少ない方が、お花に栄養が行き届きやすくなります

特に大きな葉は、しっかり取り除いておくのがおすすめです。

つぼみについた蜜をそっとふき取る

深山の雪など芍薬のつぼみには、ベタベタした蜜がついていることがあります。
蜜は開花を阻害する原因に繋がるので、濡れたティッシュでそっとふき取るか、つぼみをぬるま湯につけて優しく洗い落としましょう。

茎を短く、先端は斜めに切り戻す

茎を短めに、かつ先端が斜めになるよう切り戻しましょう。
茎が短い方が、つぼみに早く栄養が行き届きます。

より早く水を揚げたい時は、茎を切り戻した後、先端を沸騰したお湯につける「湯揚げ」も有効です。

深水につける

茎を切り戻した後は、すぐに深水につけましょう。
深水にすることでより水を吸い上げる力が強くなるので、開花が早まります。

開花を遅らせたい時の水揚げ

深山の雪の開花を遅らせたい時は、以下の手順で水揚げを行いましょう。

開花を遅らせる水揚げ手順

  • 水につけず、5℃~10℃の低温で管理する
  • 2段階で常温に戻す
  • 葉を少しだけ取り除く
  • 茎をまっすぐ切り戻す
  • 浅水につける

水につけず、5℃~10℃の低温で管理する

まずは水につけない状態で、5℃~10℃程度の低温で管理しましょう。
もともと水揚がりがよいお花なので、すぐに水につけると開花が早まってしまいます。

2段階で常温に戻す

低温で管理した後、5℃・8℃・通常の温度というように、ゆっくり2段階で通常の温度に戻していきましょう
一気に温度を上げると開花が早まり、花の品質が落ちてしまうリスクもあります。

葉を少しだけ取り除く

水につかる部分の、余分な葉だけを取り除きましょう
たくさん取り除くと、一気に開花を早めてしまう原因に繋がります。

茎をまっすぐ切り戻す

茎の先端をまっすぐ切り戻します。
この時、水中で切るのではなく、空中で切る「空切り」でOKです。

浅水につける

茎を切り戻した後は、やや少なめの水につけておきましょう。
水を少なめにすることで、ゆっくりと水が揚がっていきます。

ただし芍薬は水を吸いやすいため、水量がすぐ減ってしまいます。
水が空にならないよう、こまめに確認しましょう。

芍薬「深山の雪」の花言葉

深山の雪を始めとする白い芍薬の花言葉は「幸せな結婚」です。

美しい純白といい可憐なたたずまいといい、深山の雪はブライダルフラワーとしてぴったり。
滝の粧(たきのよそおい)」のような、淡いピンク色の芍薬と合わせてもとっても素敵ですよ。

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