「花束って、どうすれば綺麗に飾れるの?」
「花束をプレゼントされたけれど、花瓶がない!」
花束をもらった際に、このように悩んだことがある人も多いのではないでしょうか。
今回は、花束を上手に飾るための手順やポイント、花瓶がない場合の対処方法について解説します。
美しい花束を長く綺麗に楽しむために、ぜひ参考にしてみてください。
こんな方におすすめ
- 花束を綺麗に飾りたい
- 花束をもらったけれど、花瓶がなくて困っている
お花の基本的な飾り方や花瓶の選び方については、以下の記事もあわせてご確認ください。
【花屋が解説】おしゃれな花の飾り方!初心者でも簡単にできるアイデア集
花束の基本的な飾り方
まずは、花束を上手に飾る方法について解説していきます。
この手順に従って生けることで、元気なお花を長く楽しむことができますよ。
花束を飾る基本的な手順
- 輪ゴムやラッピングを外す
- 水切りをする
- 余分な葉を取り除く
- 花瓶に生ける
輪ゴムやラッピングを外す
もらった花束を家に持ち帰ったら、まずはラッピングを外しましょう。
華やかなラッピングが施された花束をもらうと、ついそのまま飾りたくなるかもしれません。
しかし、切り花は水を吸収できない環境ではどんどん元気がなくなってしまいます。
そのため、なるべく早く、花瓶などの水がたっぷりある場所に移し替えてあげることが大切です。
茎が輪ゴムなどで留められている場合は、それも速やかに外してあげてください。
水切りをする
ラッピングを解いて花瓶に生ける前に、「水切り」という作業をすることで、花の持ちがグッとよくなります。
水切りとは、たっぷりの水の中で茎を切ってあげることです。
お花にもよりますが、基本的には切り口が斜めになるようにカットしましょう。
水切りを行うことで、水の吸いが良くなり、より長い期間お花を楽しめるようになるのです。
花瓶の大きさに合わせて、適切な長さにカットしてあげましょう。
このように水の中で茎をカットする作業は、はじめて花瓶に生ける時だけでなく、毎日の水替えのタイミングでも行うようにしましょう。
茎を数cmずつカットしてあげることで、切り口を常に新鮮な状態に保てて、お花が長く元気に咲いてくれますよ。
お花を長持ちさせる方法については、以下の記事でも詳しく解説しています。
余分な葉を落とす
水揚げを行うタイミングで、茎についた余分な葉も取り除いてあげましょう。
具体的には、上の方についた2〜3枚の葉のみを残して、他は切り落としてください。
葉を取り除く理由は、花瓶の水に葉が浸ってしまうと、水に雑菌が繁殖しやすくなってしまうためです。
また、多く残っている葉に水分が吸収され、お花に充分な栄養が行き渡らなくなるリスクもあります。
たっぷりの葉はボリューム感を演出できて素敵ですが、少しでもお花を長く綺麗に楽しみたいのであれば、最小限の量に留めるようにしましょう。
花瓶に生ける
水切りをして余分な葉を取り除いたら、いよいよ花瓶に生けていきます。
ここでのポイントは、花瓶に合った長さに茎を切ってあげること。
美しくお花を飾るためには、花瓶とお花のバランスはとても大切です。
具体的には、花瓶の大きさと花の長さが1:1になるように飾ると、美しく見えやすいと言われています。
切り過ぎると元に戻すことはできませんので、少しずつ調節してみましょう。
茎にある程度の長さがあると、花が散らばってしまい、見栄えが悪くなることもあるかもしれません。
そのような場合は、花瓶の口をセロハンテープなどで少し塞いでみましょう。
そうすることで、茎がまとまり、お花が一方向に美しく揃います。
また、持っている花瓶が大きすぎて、花びらの部分まで花瓶に隠れてしまうような場合は、ラッピング用のセロファンを花瓶に入れて底上げすることができます。
反対に、花束に対して花瓶が小さい場合は、花束を一度解いて、複数に分けて飾ってあげましょう。
「花瓶が足りない!」という場合は、この後紹介する花瓶の代用品を参考にしてくださいね。
【花瓶なしでもOK】花束のおしゃれな飾り方
普段からお花を購入する習慣がないと、花束をプレゼントされても花瓶がなくて困ってしまうことがあるかもしれません。
「このためだけに、花瓶を買うのもなぁ...…」と、悩んでしまいますよね。
しかし、お花を飾るのは花瓶でなければならないという訳ではありません。
普段から家にあるもので代用して、綺麗に飾ることもできるんです。
コップに飾る
1つ目は、コップに飾る方法です。
これは、特に小ぶりの花束を飾りたい場合や、花束を複数に分けて飾りたい時に役に立ちます。
特に、お花が生える白いマグカップや、少し高さのあるタンブラーなどがぴったりです。
お気に入りのコップにお花を活けてあげることで、より美しく感じられるでしょう。
中には、普段は食事用に使っている食器を花瓶として使うことが気になる人もいるかもしれません。
お花が終わった後に漂白剤に浸けることで、除菌され再び食器として使うことができますよ。
ペットボトルに飾る
2つ目は、ペットボトルに飾る方法です。
ペットボトルは、いつでも、どこでも手に入りやすく、加工もしやすいのがポイントです。
ペットボトルにお花を活ける場合の注意点は、転倒しないようにすることです。
重さのあるお花を飾ったり、複数のお花を1つのペットボトルに活けたりすると、倒れてしまうリスクがあります。
大きなお花を飾りたい場合には、底にビー玉や小石などを入れてあげましょう。
そうすることで、お花の重さにも耐えられるようになります。
また、ペットボトルにそのままお花を飾るのは味気なく感じられることもあるかもしれません。
その場合は、マスキングテープやリボンを使って、自分好みにアレンジしてあげるのも素敵です。
好きなデザインの容器に綺麗なお花を活けることで、気分もより一層華やぐはずです。
空き瓶に飾る
3つ目に、空き瓶に飾るという方法もあります。
お酒やジャムなどの空き瓶を花瓶として再利用するのです。
瓶は重さと安定感があるため、倒れる心配が不要なことが嬉しいポイントです。
素敵なエチケットの付いたrワインボトルであれば、手軽におしゃれな雰囲気も演出できますね。
茎が長い状態のお花は酒瓶など大きめのものに飾り、切り戻しをして茎が短くなってきたら、ジャムなどの瓶に移し替えてあげるのも良い方法です。
茎の長さに合わせて容器を替えることで、常にバランスよく、綺麗に飾ることができます。
まとめ
今回は花束の基本的な飾り方やテクニックをご紹介しました。
せっかくもらった花束を美しく、長く楽しむためにも、お手入れをしながらお部屋に飾ってあげてくださいね。
自宅に花瓶がない場合でも、コップやペットボトル、空き瓶などを使って代用できます。
意外とおしゃれにお花を飾れるので、本記事を参考にぜひ一度試してみてください。