飾り方・アレンジ

お花が綺麗に飾れる花瓶の選び方とは?素材や形状別にご紹介!

2022.05.26

最適な花瓶の選び方を素材や形状別にご紹介!初心者が知っておくべき3つのポイントとは?

Bloom Note編集部

Bloom Note(ブルームノート)編集部です。お花のお手入れ・アレンジメント方法から、お花屋さんの仕事に必要な知識まで、お花が好きな全ての人に役立つ情報を配信しています!

ご家庭にお花を飾るために欠かせないのものである花瓶。
一言で花瓶と言っても形や素材、色や用途に応じて数え切れないほどの製品が存在します。
そのため「種類がありすぎてどれを選べばいいか分からない!」という人も多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、用途やこだわりに応じた最適な花瓶の選び方をご紹介します。
はじめて花瓶を選ぶ際に知っておきたい3つのポイントも解説するので、初心者でも花瓶選びの基準がわかりますよ。

お花の魅力を最大限引き出せる花瓶を選ぶためにも、ぜひご活用ください!

こんな方におすすめ

  • 切り花を飾る花瓶をはじめて選ぶ人
  • 形状や素材などどのような基準で花瓶を選んだらいいか分からない人
  • 飾りたい花に対して最適な花瓶が知りたい人

【初心者必見!】最適な花瓶を選ぶ3つのポイント

お花が綺麗に飾れる最適な花瓶を選ぶために、意識するべき3つのポイントをご紹介します。
特に花瓶をはじめて購入する人にとって参考になる内容です。

お手入れしやすい花瓶がおすすめ

花瓶を選ぶ際「お手入れのしやすさ」は非常に重要な要素です。

お花を綺麗に長く楽しむためには、こまめな水替えや適切な温度管理だけでなく、花瓶内の環境を清潔に保つ必要があります。
つまり、水替えのタイミングに花瓶内の汚れやぬめりをしっかり落とす必要があるのです。

花瓶内が十分洗えず汚れが残ってしまうと、雑菌の繁殖が進みお花に悪影響を与えてしまう危険性もあります。
お花を長持ちさせるためにも、直接手を入れて細かい部分も掃除しやすい形状の花瓶を選びましょう。

なお口が狭い花瓶を選ぶ場合は、ボトル洗い用のスポンジの活用によって内部を清潔に保てます。

はじめは一輪挿し用の花瓶から

お花を生けたことがない初心者の人は、一輪挿し用の花瓶からスタートするのがおすすめです。

サイズが大きい花瓶を選んだ場合、生けるお花の本数が少ないと物寂しい印象になってしまいます。
だからといってお花をたくさん生けようとしても、最適な配色やバランスが分からず「なんかイメージと違う…」といった結果になってしまうことも。

その点、一輪挿しの花瓶であれば、お花に関する知識や飾り方の技術がなくても簡単におしゃれな雰囲気を演出できます。
コンパクトでインテリアとしてのデザインに優れたものも多いため、飾る場所が限定されづらいのも大きな魅力です。

まずは一輪挿しからはじめて、お花のお手入れや飾り方に慣れてからサイズアップを検討してみましょう。

単体でインテリアとして楽しめるデザインが最適

花瓶にはインテリアとしてのデザイン性も必要不可欠です。

切り花は生き物ですので、特別な処理をしない限りいつかは枯れてしまいます。
お花が咲き終わってしまった後、毎回花瓶を片付けるのは面倒…と思ってしまう方もいるのではないでしょうか。

そんな時、インテリアとしても楽しめるおしゃれな花瓶であれば、お花がなくなった後も花瓶だけで飾っておくこともできます。
もちろん、お花を飾るときもおしゃれな花瓶に飾るだけで写真映えもします。

ただし、飾りやすさも考えておかないと花瓶として使いづらくなってしまいますので、おしゃれさだけで選ばないように注意が必要です。

【カテゴリー別】おすすめの花瓶の選び方!

「用途や飾る花に合わせた花瓶を選びたい」といった人向けに、最適な花瓶の選び方をカテゴリー別にご紹介します。
花瓶を選ぶ際のポイントになるのは以下の4点です。

  • 形状
  • 素材
  • 高さ

花瓶の形の選び方

一言で花瓶といっても、さまざまな形の製品が存在しています。
中でも、代表的な花瓶の形状として挙げられるのは以下の3種類です。

  • 筒型
  • つぼ型
  • ラッパ型

形の特徴やどのような人におすすめというポイントを解説するので、花瓶の形にこだわりたい人は参考にしてみてください。

安定感の高い「筒型」や「つぼ型」

「筒型」や「つぼ型」の花瓶は、初心者でもお花を綺麗に飾りやすいのが特徴です。
単純に花をバサッと生けるだけでまとまった印象になりやすいため、非常に扱いやすい花瓶と言えます。

筒型の花瓶はスラっとした印象で背の高い製品も多く、茎の長い花を飾る場合も倒れにくい「安定性」は大きなメリットです。
一輪挿しの花瓶に活用しても見栄えするので、とくに初心者向けの形状です。

つぼ型の花瓶はその名の通り、丸みがかったくびれのある形状が特徴的です。
筒型に比べて口の狭い製品が多いため、お手入れはしづらいですが、茎が安定しやすいというメリットを持っています。
くびれの部分が花を寄せ集めて支えるため、花を生けるテクニックを知らない人でも全体のバランスを保ちやすいです。

丸みのあるデザインに似合う可愛らしい花や背の低い花を飾るのにおすすめの花瓶と言えます。

複数本の花を飾りやすい「ラッパ型」

複数本の花束を飾りたい人には、口が広がっている形状の「ラッパ型」がおすすめ。

花瓶の口に沿ってお花がふんわりと広がるため、花束やブーケを生けても窮屈な印象を感じさせません
花瓶内におけるお花の配置も動かしやすいため、自身のこだわりに合わせて飾れるのも嬉しいポイントです。

ただし、口があまりにも広すぎる製品を選んでしまうと、空いたスペースに花が傾きやすいので注意しましょう。

対策としては口径10cm程度までの花瓶を選ぶと、花の位置や向きが安定しやすく、初心者の人には扱いやすいです。

ラッパ型を活用する際は花瓶全体が物寂しい印象にならないように、生けるお花の量やボリュームをイメージして華やかに飾りつけましょう。

花瓶の素材の選び方

形状だけでなく、使われている素材も花瓶の印象を大きく左右するポイントです。
一般的な花瓶の素材としては、次の3種類が挙げられます。

  • ガラス製
  • 陶器製
  • プラスチック製

さっそく、それぞれの素材における特徴やメリットを確認していきましょう。

どんな花にも合いやすい「ガラス製」

場所やお花を選ばない順応性の高さがガラス製花瓶の魅力です。

オーソドックスなイメージもありますが、無地透明のシンプルなデザインからカラーガラスや装飾の施されたデザイン性に富んだ花瓶まで、多くのバリエーションが存在します。
したがってどんなお花や場所でも飾りやすく、重さもあるため安定性も確保できる花瓶です。

また涼しげな印象も演出しやすいため、夏場にもおすすめの素材と言えるでしょう。

ただし、ガラスは割れる危険性があるため、安全面は若干不安なポイントといえます。
不安定な場所や子供やペットの手が届く場所には設置しないほうが無難です。

内部が透けて見えるため、水や茎の状態が確認しやすいというメリットはありますが、反面水の濁りや汚れが目につきやすいというデメリットも。
ガラス製の花瓶を活用する場合は、よりこまめな水替えや清掃を心がけましょう。

雰囲気抜群の「陶器製」

上品さや趣のある空間を演出したい人には陶器製花瓶がおすすめ。
色やデザイン、形状が豊富なので、置き場所や花に合わせて最適なイメージの製品も見つけやすいです。

たとえば、和室向けの重厚感溢れるものや、洋室にぴったりの北欧風などお部屋のコンセプトに合わせた花瓶も選べます。

存在感を出しやすいため、玄関など人目につきやすい場所に飾るのもおすすめです。

ただし、中身が見えづらいため水や茎の状態が把握しにくいというデメリットもあります。
陶器製の花瓶を活用する場合は、こまめにお花の状態をチェックしましょう。

安全性の高い「プラスチック製」

小さなお子様やペットがいるご家庭には、割れる心配のいらないプラスチック製がおすすめ。
安全性だけでなく比較的安価で購入できるため、最初の花瓶として選ぶのに適した製品と言えます。

ただしガラス製や陶器製に比べて、チープな印象が出てしまうことも。
一見ガラス製や陶器製に見える製品もあるため、安っぽくみえないお部屋に合ったデザインの花瓶を吟味しましょう。

くわえてプラスチックの性質として、割れる心配はなくても日光によって変色や劣化してしまう可能性はあります。
日光が当たりづらい場所に設置し、できるだけ長く使えるように心がけましょう。

花瓶の色の選び方

色で花瓶を選びたい場合、飾る花の色と比較して決めるのがおすすめです。

ポイントとしては、なるべく花の色と同系色や補色を選ぶと全体的なまとまりが生まれます。
たとえば黄色のひまわりを飾りたい場合は、黄緑やオレンジなどの同系色か、補色となる紺色の花瓶が最適です。

とはいえ、季節によって飾る花の色は変わるため、何種類も花瓶を用意するのは大きな手間がかかってしまいます。
そのような場合には、どんな花でもマッチしやすい白や透明の花瓶がおすすめです。

飾る場所やインテリアにも合わせやすいので、ひとつは持っておくと良いかもしれませんね。

お花に合った花瓶の高さの選び方

お花の高さに合った花瓶を選ぶのも、忘れてはいけない重要なポイントです。
具体的には、次の高さを目安として最適な花瓶を選びましょう。

  • 茎が短めの花は15cm程度の花瓶が最適
  • 茎をカットせずに飾るなら15〜25cm程度が最適
  • 背の高いチューリップやカラー、枝物を飾るなら30cm程度が最適

なお原則として、飾る花に対して半分くらいの高さの花瓶を使用するのが最適とされています。
一般的な切り花は30〜50cmの丈で販売されているので、15cmの花瓶を基準に選びましょう。

まとめ

最適な花瓶を選ぶには、飾る場所の環境や飾りたい花とマッチするかを考慮しなければいけません。
どれほど気に入ったデザインの花瓶を見つけても、飾る場所の配色やインテリアとの調和がとれなければいまいちな印象になってしまいます。

くわえて、飾るお花の高さや色との適正も十分考慮することで、空間としてのまとまりを演出できます。

お花の魅力を最大限引き出し、お部屋の印象をより華やかに変えるためにも、本記事で紹介したポイントを押さえた花瓶選びを心がけましょう。

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