可愛らしい見た目と、豊富なカラーバリエーションが人気の「ガーベラ」。
ガーベラは品種改良が頻繁に行われている花で、非常に種類が多いのも特徴です。
品種によって雰囲気が大きく異なるので、「どんなガーベラを選べばよいかわからない」という方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回はガーベラの咲き方や大きさの種類などについて解説します。
ガーベラの人気品種も紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
こんな方におすすめ
- ガーベラの咲き方の種類が知りたい
- ガーベラの人気品種が知りたい
ガーベラの基本情報
ガーベラは、キク科ガーベラ属の多年草です。
原産地は南アフリカで、日本に渡ってきた時期は20世紀頃だと言われています。
開花時期は4〜5月と9〜10月ですが、500種類以上の品種が存在するため切り花は年中購入可能です。
また、花の中心部分(花芯)は、品種によって黒と白に分かれているのも特徴。
花の芯が黒い品種は「芯黒」、白い品種は「芯白」と呼ばれています。
そのほかにも、大きさや咲き方などの違いを楽しめる魅力的な花だと言えるでしょう。
ガーベラの大きさの種類
ガーベラの大きさは、品種によって下記の3種類に分けられます。
- 小輪:直径約3〜5cmで一般的なサイズより小さい品種
- 中輪:直径約7〜8cmで一般的なサイズ
- 大輪:直径約10cm以上のサイズ
小輪は、可愛らしい見た目が好きな方におすすめです。
大輪の中には、直径が15cm以上にもなる大型品種もありますので、豪華で迫力のある花が好きな方におすすめですよ。
ガーベラの6種類の咲き方
ガーベラの咲き方には、大きく分けて下記の6種類があります。
- 一重咲き(シングル)
- 半八重咲き(セミダブル)
- 八重咲き(ダブル)
- カール咲き
- スパイダー咲き
- ポンポン咲き
同じガーベラでも、咲き方によって見た目の印象がガラリと変わります。
一重咲き(シングル)
一重咲きは、ガーベラの中で最もスタンダードな咲き方です。
花びらの数は品種によって異なりますが、いずれも花の中心から外側に向かって放射状に咲くのが特徴。
典型的なお花らしい咲き方で、どんな人にも愛される魅力があります。
一重咲きのガーベラ品種としては、「ネクタリンケーキ」などが特に人気です。
半八重咲き(セミダブル)
半八重咲きは一重咲きに比べ、より花びらが多く重なった咲き方。
花の中心に小さな花びらが密集しているのが特徴です。
ガーベラの中では、一重咲きと並んでよく見かける咲き方です。
半八重咲きの人気品種としては、「プチキャヴァリエ」などがあります。
八重咲き(ダブル)
八重咲きは、半八重咲きよりもさらに花びらの数が多いのが特徴。
花の中心との境目がわからないほど、花びらが密集しているタイプです。
多くの方が思い浮かべるガーベラとは異なり、豪華でボリュームのある咲き方です。
八重咲きの大輪品種は存在感抜群で、花束などに使うとゴージャス感を演出できるでしょう。
人気品種としては、明るく華やかな花びらが特徴の「ジューシー」などが挙げられます。
カール咲き
カール咲きは花びらの外側が筒状に巻かれ、パーマをかけたようにウェーブしている咲き方。
ガーベラの中でも個性的な咲き方で、ウェーブの仕方や花びらの色も品種によって異なるため、さまざまな見た目が楽しめるのも特徴です。
カール咲きの中で有名な品種に「パスタシリーズ」というものがあり、ガーベラの中でも特に高い人気を誇っています。
スパイダー咲き
スパイダー咲きは、花びらが細く尖った咲き方をします。
蜘蛛のような見た目をしていることからスパイダー咲きと呼ばれており、丸いフォルムが多いガーベラの中でも珍しい品種です。
可愛らしさよりシャープさやかっこいい花が好きな方におすすめだと言えるでしょう。
スパイダー咲きの代表品種としては、ピンクの花弁と黒芯のコントラストが美しい「イギー」などがあります。
ポンポン咲き
ポンポン咲きは、小さな花びらが密集している咲き方です。
八重咲きよりさらに花びらが重なっており、可愛らしいボールのようなフォルムが特徴的。
とても華やかな咲き方をするので、結婚式のブーケに取り入れる花としても人気の品種です。
一本だけでも存在感はありますが、何本か束ねるとさらに存在感を発揮してくれます。
カラーバリエーションも豊富ですので、お気に入りの色を組み合わせてみてはいかがでしょうか。
ガーベラの人気品種を厳選して5つ紹介!
ここでは、ガーベラの人気品種を厳選して5つご紹介します。
- トレーシー
- トマホーク
- パスタポモドーロ
- ブルーアイ
- フルーツケーキシリーズ
いずれも同じガーベラとは思えないほど異なる魅力を持つ花ですので、「ガーベラの品種が多くてどれを選べばいいか分からない」という方は参考にしてみてください。
トレーシー
トレーシーは八重咲きの品種で、ダリアのような見た目が高い人気を集めています。
色は薄いピンクで、優しく可憐な印象を持つ花です。
花びらが中心にいくほど小さくなり、色もより濃くなるのが特徴。
ふわふわした可愛らしい花が好きな方におすすめの品種です。
トマホーク
トマホークは、大輪系のスパイダー咲き品種です。
色はオレンジ、黄色、ピンクなどがあり中心部は黒色。
オレンジや黄色のトマホークは、ひまわりに似た見た目をしています。
大きく迫力のある見た目は存在感抜群で、花束に1輪あるだけでも華やかに。
存在感がある珍しい品種をお探しの方は、トマホークがおすすめです。
パスタポモドーロ
パスタポモドーロは、花びらの先がウェーブしているカール咲き品種。
ポモドーロとはイタリア語でトマトという意味を持ち、その名の通り赤色の花を咲かせます。
全体の大きさは中〜大輪で花びらも厚みがあり、ボリューミーな品種。
存在感と可愛らしさを兼ね備えた人気が高い品種です。
花びらのウェーブ具合は花によって異なるため、パスタポモドーロのなかでも違った見た目を楽しめます。
また、パスタポモドーロ以外にもパスタの名前が付く品種もありますので、お気に入りの花を探してみても面白いかもしれませんね。
ブルーアイ
ブルーアイは、半八重咲きの美しい紫色をした花です。
可愛らしい色が多いガーベラのなかでも落ち着いた色をしており、花の中心が黒くクールで独特な雰囲気があります。
花束を作る際にブルーアイを入れると、ピンクやオレンジ色の花の魅力が引き立ちますので、脇役としても活躍してくれるでしょう。
華やかで可愛らしいガーベラのなかでも、落ち着いた雰囲気の品種が好きな方は、ブルーアイがおすすめです!
フルーツケーキシリーズ
フルーツケーキシリーズは、花粉が出にくいように改良された品種シリーズです。
無花粉になったことで、通常のガーベラに比べ約1.5〜2倍長持ちするようになりました。
花もちが良い品種をお求めの方には、フルーツケーキシリーズがおすすめです。
フルーツケーキシリーズの中にもさまざまな品種があり、花の色によって名前が付けられているのも特徴。
例えばオレンジ色の「マンゴーケーキ」、黄色の「パイナップルケーキ」などがあります。
まとめ
ガーベラは咲き方、大きさ、花の色などによってさまざまな種類があります。
種類によって見た目が大きく異なりますので、色んなタイプのガーベラを飾ってみるのも楽しいですよ。
プレゼントなどで「どんなガーベラを贈ったらよいかわからない」という方には、一重咲きや半八重咲きの品種がおすすめ。
王道のガーベラらしい咲き方をするので、どんな方にも喜ばれやすいでしょう。
今回の記事を参考に、好みやシチュエーションに合ったガーベラ選びをしてみてくださいね。
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