切り花だけでなく、公園や道路の花壇でも見かけることの多いマリーゴールド。
マリーゴールドは一年草の品種が多いですが、中には多年草の品種もあります。
この記事では、多年草のマリーゴールドの特徴や種類について紹介していきます。
各品種の育て方のポイントについても解説するので、お家でマリーゴールドを育てたいと考えている方もぜひ参考にしてみてください。
こんな方におすすめ
- 多年草のマリーゴールドについて詳しく知りたい
- 多年草のマリーゴールドを育てたいと考えている
多年草のマリーゴールドの特徴
多年草のマリーゴールドの特徴は、同じ株から何年も枯れることなく、毎年花を咲かせることです。
種まきを行った後は開花・結実のサイクルを2年以上繰り返し、基本的には冬であっても葉が枯れることはありません。
一年草のマリーゴールドは反対に、種を蒔いたその年に芽を出し、花を咲かせ、種子を作るというサイクルを終えると枯れてしまいます。
花を咲かせるのは1シーズンのみで、翌年も咲かせたい場合には、また種まきから始める必要があります。
切り花を購入する際には「多年草か一年草か」という点はあまり気にすることはないかもしれません。
しかし、鉢植えやガーデニングで育てる際には、一般的には年間を通してお世話が必要な多年草より、一度花を咲かせると枯れてしまう一年草の方が育てやすいと言われています。
ただし、マリーゴールドに関して言えば、多年草でも暑さや寒さに強いため、初心者であっても育てやすいです。
植え替えの手間なく長く楽しめる多年草のマリーゴールドは、道路や公園などの花壇でも見かけることが多いでしょう。
多年草のマリーゴールドの種類①:レモン・マリーゴールド
レモン・マリーゴールドは、南部アメリカ・メキシコ北部が原産のお花です。
草丈が高く、花は3cm程度と比較的小さめです。
名前の通り、鮮やかな黄色の花とレモンを感じる爽やかな香りが特徴的。
気分をスッキリさせてくれる清涼感から、ハーブティーにも利用されています。
「愛情」という花言葉もあり、プレゼントにもぴったりのお花ですよ。
レモン・マリーゴールドの育て方
レモン・マリーゴールドは、暑さにも寒さにも強いお花です。
関東以南では植えっぱなしでも育ってくれるため、ガーデニング初心者にもおすすめですよ。
冬は-10℃程度まで耐えられると言われています。
栽培環境としては、日当たりと水はけの良い場所が最適。
よく育つお花なので、鉢植えの場合は大きめの鉢で育ててあげることがポイントです。
ガーデニングで育てる場合は、水やりは基本的に雨に任せてOKです。
鉢植えの場合は、土を触ってみて、乾いていたらたっぷりの水をあげましょう。
鉢植えの場合は、春と秋にそれぞれ肥料を与えてください。
肥料を与えすぎると、背丈が過剰に大きくなり、葉が不必要に茂ってしまうこともあるため注意しましょう。
多年草のマリーゴールドの種類②:ミント・マリーゴールド
ミント・マリーゴールドは、レモン・マリーゴールドの近縁種のメキシコなど中央アメリカが原産のお花。
草丈は70cm程度、1cm程度の小さな花がまとまって咲きます。
レモン・マリーゴールドと同様に、葉と花に爽やかな香りがあります。
また、ハーブティーやお料理に利用されることが多い点も、レモン・マリーゴールドと共通していますね。
ミント・マリーゴールドの育て方
ミント・マリーゴールドも、レモン・マリーゴールドと同じく耐寒性・耐暑性の強いお花です。
生育環境としては、やはり日当たり・水はけの良い場所が適しています。
特に、直射日光が6時間以上あたる場所だとより沢山の花を咲かせてくれるでしょう。
水やりについては、ミント・マリーゴールドは乾燥に強いため、ガーデニングの場合は極端に乾燥する場合を除いて、雨に任せて問題ありません。
鉢植えの場合は、土が乾燥していたら適宜水やりをしてください。
ただし、水を過度に与えてしまうと、根腐れするリスクもあります。
土の表面から数cmが乾いてきたタイミングで水をあげるのがポイントです。
ガーデニングの場合は、生長すると倒れてくることもあるため、支柱を立ててあげると良いですね。
なお、ハーブティーや料理に使いたい場合には、一気に収穫するのではなく、必要量のみを都度取るようにしましょう。
まとめ
今回は、多年草のマリーゴールドの特徴や種類についてご紹介しました。
多年草は一年草と異なり、同じ株から毎年花を咲かせることができます。
年間を通してのお手入れが必要ですが、その分愛着をもって育てられるでしょう。
多年草のマリーゴールドの代表的な品種には、レモン・マリーゴールドとミント・マリーゴールドがあります。
どちらも、気温や生育場所が限定されすぎず、初心者にも育てやすいお花と言えるでしょう。
この記事を参考に、多年草のマリーゴールドを楽しんでみてください。
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