鮮やかなブルーや紫に色づく、上品な美しさが魅力のリンドウのお花。
最近では、敬老の日に祖父母へ贈るお花としても知られていますね。
この記事では、リンドウの花言葉やその由来について紹介していきます。
色別の花言葉や、怖い花言葉の有無も解説するので、リンドウのお花を贈ろうと考えている方はぜひ参考にしてください。
こんな方におすすめ
- リンドウの花言葉を知りたい
- リンドウの花をプレゼントしようと考えている
リンドウ全般に共通する花言葉と由来
リンドウ全般に共通する花言葉には、「悲しむあなたを愛する」「寂しい愛情」「勝利」「正義」などがあります。
美しいお花ですが、少し悲しい響きの花言葉もあることがわかります。
どうしてこのような花言葉が付けられているのか、由来について見てみましょう。
「悲しむあなたを愛する」「寂しい愛情」:リンドウが群生しないことから
「悲しむあなたを愛する」「寂しい愛情」という花言葉は、リンドウが群生せず、1本ずつ単独で咲くことに由来すると言われています。
たった1本で悲しそうに咲く様子を見て、人々が「美しくも寂しげに咲く姿を愛でたい」と思ったのかもしれませんね。
風情を感じられる花言葉ですが、プレゼントとしてはあまり適さないかもしれません。
「勝利」「正義」:リンドウが薬草として利用されることから
「勝利」「正義」の花言葉は、リンドウが薬草として活用されてきたことに由来します。
リンドウには消炎作用があるほか、食欲不振や消化不良、腹痛にも効果的で、漢方としても利用される植物なのです。
このような効能から、「病気やケガに打ち勝つお花」というイメージが連想されたのでしょう。
闘病中の人へのお見舞いとしてはもちろん、「勝利」の意味を乗せて、大切な試験や試合を控えた人にエールの気持ちを伝えるのにも良いですね。
色別のリンドウの花言葉
リンドウといえば鮮やかな紫や青色のお花をイメージする方も多いかもしれません。
しかし、実はそれ以外にも白や赤などの花を咲かせる種類もあるのです。
そして、リンドウには色によって異なる花言葉も込められています。
紫・青のリンドウの花言葉:「満ちた自信」
紫や青色のリンドウには、「満ちた自信」という意味の花言葉も込められています。
鮮やかで凛とした花を堂々と咲かせる様子は、いかにも自信に溢れた姿に見えますね。
ちなみに、紫色のリンドウが敬老の日のプレゼントとして定着した理由は、かつては紫色が高貴な色の象徴だったことに由来すると言われています。
古代においては、紫色の染め物を作ることが難しく貴重であり、位の高い人でなければ紫の衣服などを身につけられなかったのです。
このようなイメージから、紫色のリンドウは尊敬や敬意を示すお花として、敬老の日のプレゼントとして選ばれるようになったということです。
祖父母へのプレゼントにはもちろん、尊敬する相手や目上の人への贈り物としても最適なお花と言えますね。
白いリンドウの花言葉:「貞操」「誠実な人柄」
白いリンドウには、「貞操」「誠実な人柄」といった花言葉があります。
これは、リンドウは雨の日や曇りの日には花が閉じてしまうという特性から来ていると言われています。
「常に太陽だけを向いて開く」という姿が、誠実な印象に繋がったのです。
また、他の何色にも染まっていない、無垢な姿を連想させる白色のイメージにも合う花言葉ですね。
この花言葉を込めて、白いリンドウを結婚式のブーケに使ったり、新婚さんへのプレゼントにしたりするのも良いでしょう。
赤・ピンクのリンドウの花言葉:「愛らしい」
赤色やピンクのリンドウには、「愛らしい」という意味の花言葉があります。
まるで女性が頬を染めたように色付いたお花にぴったりの花言葉ですね。
彼女や奥さんに、愛しく想う気持ちを込めてプレゼントするのも素敵です。
リンドウの花言葉はどの本数でも同じ
リンドウの花言葉は、本数によって変化することはありません。
例えばバラのお花は、渡す本数によって花言葉が変わることをご存知の方も多いでしょう。
しかし、本数別の花言葉はバラのお花のみに適用される文化です。
リンドウの場合は、特に何本でも花言葉は変わりません。
全体のボリューム感を見ながら、見栄えが良くなるように好きな本数を組み合わせてみてください。
リンドウに怖い花言葉はある?
ここまで見てきた通り、リンドウには特に怖い意味の花言葉は付けられていません。
ただし、「悲しむあなたを愛する」「寂しい愛情」といった、ネガティブに捉えられる花言葉が付けられているのも事実です。
そのため、相手に誤解を与えないか不安な場合は、自分の伝えたい花言葉や気持ちを書いたメッセージカードなども一緒に添えてあげるようにしましょう。
お花のプレゼント選びの際には、ぜひこの記事を役立ててみてください。