ラズベリーのようなコロンと可愛らしい形のセンニチコウ(千日紅)。
乾燥しても綺麗に発色することから、ドライフラワーとしても人気の高いお花です。
この記事では、センニチコウの花言葉について詳しく紹介していきます。
それぞれの花言葉の由来や、色別・本数別の花言葉の有無も解説します。
お花のプレゼント選びの際には参考にしてください。
この記事はこんな人におすすめ
- センニチコウの花言葉を知りたい
- センニチコウをプレゼントしようと思っている
センニチコウの花言葉と由来
センニチコウには、以下のような花言葉と由来があります。
花言葉 | 意味 | 由来 |
---|---|---|
永遠の恋 | 変わることのない愛情、永遠に続く愛 | 長い開花期間、色あせない花の色 |
色あせぬ恋 | いつまでも変わらない愛情、色あせない関係 | 乾燥しても色あせない花の色 |
不死 | 永遠に続く命、不滅 | 長い開花期間 |
不朽 | 時を経ても変わらない価値、永遠に残るもの | 乾燥しても色あせない花の色 |
変わらぬ愛 | いつまでも変わらない愛情 | 長い開花期間 |
重宝 | 大切にする、重宝がる | 開花期間が長く、いつでも手に入りやすい |
独身 | 結婚していない状態 | 花が密集して咲く様子から連想 |
恋の希望 | 新しい恋への期待、恋愛成就の願い | 花が次々と咲く様子から連想 |
乙女の真心 | 純粋な気持ち、誠実な愛情 | 素朴で可愛らしい花の姿 |
調和 | バランスが取れていること、互いを尊重し合うこと | 群生して咲く様子 |
謙虚 | 控えめな態度、素直な心 | 素朴で可愛らしい花の姿 |
恋人へのプレゼントにしたいような言葉が並びますね。
それぞれの花言葉の由来について、詳しく見てみましょう。
「不死」「永遠の命」「永遠の恋」「変わらぬ愛」:開花期間がとても長いことから
センニチコウの開花時期が長いという特徴に由来した花言葉が以下のとおりです。
- 不死
- 永遠の命
- 永遠の恋
- 変わらぬ愛
センニチコウは漢字で書くと「千日紅」となります。
文字通り、1000日間も咲き続けると感じさせるほど、開花期間が長いお花です。
千日も命を灯し続けると考えられており、仏壇に飾っても長持ちすることから、仏花として使われることも多いですね。
「永遠の恋」「変わらぬ愛」の花言葉を込めて、愛する人へ贈るのも素敵です。
- センニチコウの花に見える部分は「苞(ほう)」
-
センニチコウの花に見える部分は、花びらではなくて「苞(ほう)」と呼ばれる、蕾を包むように葉が変形した部分です。
センニチコウの本当の花は苞に包まれるように小さく咲き、開花時期も1週間程しかありません。苞の部分が綺麗に発色して色褪せないため、長い間お花を咲かせ続けられる植物とされています。
「不朽」「色あせぬ恋」:乾燥しても色が変わらないことから
センニチコウが乾燥しても色褪せないことに由来した花言葉は以下のとおりです。
- 不朽
- 色あせぬ恋
普通のお花は、乾燥してしまうと茶色く変色して萎れてしまいます。
しかし、センニチコウは水分が抜けても、色や形が変わることはありません。
ドライフラワーにしても赤やピンク色の綺麗な色を保つ姿から「不朽」「色あせぬ恋」という花言葉が付けられたのでしょう。
恋人に対して変わらない想いを誓ったり、古い友人に「ずっと仲良くいようね」という友情を誓う気持ちを込めてプレゼントしたりすることができます。
「重宝」:欲しいと思うとすぐに手に入ることから
センニチコウの開花時期が長く、「欲しい」と思えばいつでもすぐに手に入れられることに由来した花言葉は以下のとおりです。
- 重宝
「重宝」という花言葉の発端となったのは、日本の民俗学者の柳田国男氏の著書「明治大正史の世相編」です。
本の中で、柳田氏は「センニチコウは春の訪れを待ったり、季節が去るのを惜しんだりする隙間を埋めてくれる花である」と表現しています。
常に元気に咲き続けることで、人の心のちょっとした寂しさを埋めてくれるお花ということですね。
「独身」「恋の希望」:かつての花占いの文化から
センニチコウが花占いに使われていたことに由来した花言葉は以下のとおりです。
- 独身
- 恋の希望
花占いの内容は、男性がセンニチコウを胸ポケットに入れて恋人に会いに行き、その際に枯れなかったら恋が実り、枯れたら成就しないというものです。
このような占いをする男性の様子から「独身」「恋の希望」といった花言葉が付けられたのですね。
ちなみに上記のエピソードから、英語ではセンニチコウは”bachelor’s button(=独身者のボタン)”とも呼ばれているんです。
センニチコウはどの色・本数でも花言葉は同じ
センニチコウは色や本数によって花言葉が変わることはありません。
見た目が華やかになるように、花言葉に縛られずに自由に色や本数の組み合わせを決めることができます。
センニチコウに怖い花言葉はない
センニチコウに特に怖い意味の花言葉はありません。
ただし、「独身」「恋の希望」という花言葉があるため、恋人を欲しがっている人、結婚を希望している友人へのプレゼントなどには避けた方が良いかもしれません。
また、最近ではドライフラワーとしても人気になっているとはいえ、「お墓に添える花」というイメージを持っている人もいます。
そのため、相手に誤解を与えないか不安な場合には、メッセージカードなどを添えてあげると良いでしょう。
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