フラワーコラム

ケイトウの花言葉とは?由来や注意したい怖い意味も紹介

2022.08.24

ケイトウの花言葉 花言葉ごとの由来も解説!

Bloom Note編集部

Bloom Note(ブルームノート)編集部です。お花のお手入れ・アレンジメント方法から、お花屋さんの仕事に必要な知識まで、お花が好きな全ての人に役立つ情報を配信しています!

赤や黄色、ピンクなど色とりどりのお花を咲かせるケイトウ
まるでキャンドルのような、個性的でおしゃれな見た目が人気のお花です。

今回は、ケイトウが持つさまざまな花言葉について紹介します。
各花言葉の由来や、どんなシーンにおすすめできるお花かについても解説しているので、お花のプレゼント選びの際にはぜひ役立ててみてください。

こんな方におすすめ

  • ケイトウの花言葉について知りたい
  • ケイトウのお花を贈ろうと思っている

ケイトウの花言葉と由来

ケイトウの花言葉には「おしゃれ」「気取り屋」「個性」「風変わり」「情愛」「色あせぬ恋」「勇敢」「警戒心」などがあります。

個性的な花姿に合う、ユニークな花言葉が多くありますね。
ここからは、それぞれの花言葉の由来について詳しく見てみましょう。

「おしゃれ」「気取り屋」:立派なトサカを持つ雄鶏に見えることから

ケイトウ 花言葉

「おしゃれ」「気取り屋」という花言葉は、ケイトウの花がまるで雄鶏のトサカに見えることに由来すると言われています。

ケイトウは、漢字で書くと「鶏頭」。
名前の通り、まるで雄鶏の赤く立派なトサカのような特徴的な花の形をしていますよね。
真っ赤なトサカを持った雄鶏が誇らしげに胸を張って歩く姿が連想され、「おしゃれ」「気取り屋」という花言葉が付けられたのでしょう。
また、ケイトウのエキゾチックなカラーから「おしゃれ」という意味が込められたとも言われています。

いつもおしゃれに気を遣っている恋人やお友達へのプレゼントにおすすめのお花です。

「個性」「風変わり」:他の花とは異なる花姿から

「個性」「風変わり」という花言葉は、ケイトウの個性的な花姿に由来します。
花の先端が平たく扇状に大きく広がって咲く様子は、ひと目で「ケイトウだ」とわかるほど特徴的ですよね。

センスの良い友人への一味違った贈り物としてぴったりです。
特徴的な見た目のお花のプレゼントは、他の人と被ることもなく印象に残りやすいでしょう。

「情愛」「色あせぬ恋」:乾燥しても色が変わらないことから

「情愛」「色あせぬ恋」という花言葉は、ドライフラワーにしても色が変わらないというケイトウの特徴から来ています。

普通のお花は、乾燥すると色が抜けて、茶色っぽく変色してしまいますよね。
しかし、ケイトウはドライフラワーにしてもほとんど色が変わりません。
乾燥しても赤やピンクなどのハッキリした色合いを保つことから、「色あせぬ恋」という花言葉が付けられたと言われているのです。

もう一つ、「情愛」「色あせぬ恋」という花言葉は、万葉集から来ているという説もあります。
万葉集には「秋に染めようと思って植えたケイトウを誰かに摘まれてしまった」という歌があり、これは愛していた女性をケイトウに例えていると考えられているのです。
さらに、「あなたに恋する日々が長く続いたから、ケイトウのような顔色になってしまった」という歌もあります。
このような歌から、「情愛」「色あせぬ恋」という花言葉が付けられたとも考えられますね。

愛する気持ちを伝えられる花言葉は、恋人へのプレゼントに最適と言えるでしょう。

ドライフラワーの作り方 初心者でも綺麗に仕上げるコツは?
【簡単】ドライフラワーの作り方5選!初心者でも綺麗に仕上げる方法とは?

お家でも簡単にできるドライフラワーの作り方をご紹介します。初心者でも簡単に真似できる基本的な手順から裏技的方法まで詳しく解説!綺麗に仕上げるための注意点やおすすめのお花も紹介するのでぜひご活用ください。

「勇敢」:中国の逸話から

「勇敢」という花言葉は、中国に伝わるケイトウに関するある逸話に由来していると言われています。
その逸話とは、以下のようなものです。

ケイトウに関する逸話

中国の山里で、歳をとった母親と息子が、雄鶏を飼って暮らしていました。
ある日、息子は山道で泣いていた美しい娘を見つけて家に連れ帰ります。
しかし雄鶏が激しく鳴いて娘を追い返そうとするため、彼は翌朝に娘を村へ送って行くことにしました。

しかしその道中、娘は鬼女の姿に変わり彼に襲い掛かります。
娘は実は、山奥に棲むムカデの精だったのです。
その様子を後をつけて見ていた雄鶏は、ムカデの精に立ち向かい、倒した後に力尽きて死んでしまいます。
息子は自身を守って亡くなった雄鶏を埋葬したところ、そこから雄鶏のトサカの形をした花が咲きました。

このトサカの形をした花がケイトウだったと言われています。
そして、雄鶏がムカデの精に立ち向かう姿から「勇敢」という花言葉が付けられたのです。

進学や就職など、新たな門出を迎える人へ、応援の気持ちを込めて贈っても良いかもしれませんね。

「警戒心」:雄鶏の性格から

「警戒心」という花言葉は、ケイトウの花が雄鶏のトサカに似ていること、そして雄鶏が強い警戒心を持っていることに由来します。
鶏は親しみやすい動物に感じますが、実は強い縄張り意識を持つなど、警戒心が強い生き物なのです。

仕事などでミスをしないよう、自分への戒めとしてデスクに飾ってみるのも良いかもしれません。

ケイトウの花言葉は色や本数によって変わることはない

ケイトウ 花言葉 本数による違い

ケイトウの花言葉は、色や本数によって変化することはありません
赤やピンク、オレンジなど、元気が出るようなビタミンカラーが特徴的なケイトウですが、どの色であっても共通した花言葉を込められます。

また、渡す本数によって花言葉が変わってくることもありません
プレゼントするシチュエーションや相手の好みに合わせて、見栄えの良い色・本数を組み合わせましょう。

ケイトウに怖い花言葉はある?注意すべき花言葉まとめ

ケイトウには特に怖い意味の花言葉はありません
ただし、以下のように、あまりポジティブな印象を与えないような花言葉もあります

  • 気取り屋
  • 風変わり
  • 警戒心

プレゼントの際には、自分の伝えたい気持ちに近い花言葉をメッセージカードなどに添えて渡すと安心かもしれません。

この記事を参考に、素敵な花言葉を込めてケイトウをプレゼントしてみてください。

  • この記事を書いた人

Bloom Note編集部

Bloom Note(ブルームノート)編集部です。お花のお手入れ・アレンジメント方法から、お花屋さんの仕事に必要な知識まで、お花が好きな全ての人に役立つ情報を配信しています!

-フラワーコラム