フラワーコラム

センニチコウ(千日紅)の花言葉一覧!色別・本数別の花言葉はある?

2022.08.31

センニチコウの花言葉 由来や怖い花言葉の有無も解説

Bloom Note編集部

Bloom Note(ブルームノート)編集部です。お花のお手入れ・アレンジメント方法から、お花屋さんの仕事に必要な知識まで、お花が好きな全ての人に役立つ情報を配信しています!

ラズベリーのようなコロンと可愛らしい形のセンニチコウ(千日紅)
乾燥しても綺麗に発色することから、ドライフラワーとしても人気の高いお花です。

この記事では、センニチコウの花言葉について詳しく紹介していきます。
それぞれの花言葉の由来や、色別・本数別の花言葉の有無も解説します。
お花のプレゼント選びの際には参考にしてください。

こんな方におすすめ

  • センニチコウの花言葉を知りたい
  • センニチコウをプレゼントしようと思っている

センニチコウの花言葉と由来

センニチコウの花言葉には、「不死」「不朽」「永遠の恋」「色あせぬ恋」「変わらぬ愛」「重宝」「独身」「恋の希望」があります。
恋人へのプレゼントにしたいような言葉が並びますね。

それぞれの花言葉の由来について、詳しく見てみましょう。

「不死」「永遠の命」「永遠の恋」「変わらぬ愛」:開花期間がとても長いことから

「不死」「永遠の命」「永遠の恋」「変わらぬ愛」といった花言葉は、どれもセンニチコウの開花時期が長いという特徴に由来しています。

センニチコウは漢字で書くと「千日紅」
文字通り、1000日間も咲き続けると感じさせるほど、開花期間が長いお花なのです。
千日も命を灯し続けると考えられているこのお花は、仏壇に飾っても長持ちすることから、仏花として使われることも多いですね。

「永遠の恋」「変わらぬ愛」の花言葉を込めて、愛する人へ贈るのも素敵です。

「不朽」「色あせぬ恋」:乾燥しても色が変わらないことから

「不朽」「色あせぬ恋」という花言葉の由来は、センニチコウが乾燥しても色褪せないことから来ています。

普通のお花は、乾燥してしまうと茶色く変色して萎れてしまいますよね。
しかし、センニチコウは水分が抜けても、色や形が変わることはありません
ドライフラワーにしても赤やピンク色の綺麗な色を保つ姿から「不朽」「色あせぬ恋」という花言葉が付けられたのでしょう。

恋人に対して変わらない想いを誓ったり、古い友人に「ずっと仲良くいようね」という友情を誓う気持ちを込めてプレゼントしたりすることができます。

「重宝」:欲しいと思うとすぐに手に入ることから

「重宝」という花言葉の由来は、センニチコウの開花時期が長く、「欲しい」と思えばいつでもすぐに手に入れられることから来ていると言われています。

この花言葉の発端となったのは、日本の民俗学者の柳田国男氏の著書「明治大正史の世相編」です。
本の中で、柳田氏は「センニチコウは春の訪れを待ったり、季節が去るのを惜しんだりする隙間を埋めてくれる花である」と表現しています。

常に元気に咲き続けることで、人の心のちょっとした寂しさを埋めてくれるお花ということですね。

「独身」「恋の希望」:かつての花占いの文化から

「独身」「恋の希望」といった花言葉は、かつてセンニチコウがある花占いに使われていたことに由来します。

花占いの内容は、男性がセンニチコウを胸ポケットに入れて恋人に会いに行き、その際に枯れなかったら恋が実り、枯れたら成就しないというものです。
このような占いをする男性の様子から「独身」「恋の希望」といった花言葉が付けられたのですね。

ちなみに上記のエピソードから、英語ではセンニチコウは”bachelor’s button(=独身者のボタン)”とも呼ばれているんです。

センニチコウはどの色・本数でも花言葉は同じ

お花の中には、色や本数によって花言葉が変わってくるものもありますが、センニチコウは色や本数によって花言葉が変わることはありません
見た目が華やかになるように、花言葉に縛られずに自由に色や本数の組み合わせを決めることができます。

ちなみに、センニチコウは赤や紫、ピンク、白などさまざまな色のお花を咲かせます。
この「花」と思われている部分は、実は花びらではなくて「苞(ほう)」と呼ばれる、蕾を包むように葉が変形した部分です。
センニチコウの本当の花は苞に包まれるように小さく咲き、開花時期も1週間程しかありません。
苞の部分が綺麗に発色して色褪せないため、ドライフラワーとして楽しまれているということですね。

センニチコウに怖い花言葉はない

ここまで紹介してきた通り、センニチコウに特に怖い意味の花言葉はありません
ただし、かつてのエピソードから「独身」「恋の希望」という花言葉があるため、恋人を欲しがっていたり、結婚を希望していたりする友人へのプレゼントなどには避けた方が良いかもしれません。

また、最近ではドライフラワーとしても人気になっているとはいえ、「お墓に添える花」というイメージを持っている人もいます。
そのため、相手に誤解を与えないか不安な場合には、メッセージカードなどを添えてあげると良いでしょう。

この記事を参考に、永遠を誓う花言葉を込めてセンニチコウを渡して、相手に気持ちを伝えてみてください。

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