花図鑑

バラ品種「アバランチェ+」の特徴や花言葉・水揚げ方法を紹介

2022.05.18

バラ品種「アバランチェ+」の特徴や花言葉・水揚げ方法を紹介

Bloom Note編集部

Bloom Note(ブルームノート)編集部です。お花のお手入れ・アレンジメント方法から、お花屋さんの仕事に必要な知識まで、お花が好きな全ての人に役立つ情報を配信しています!

アバランチェ+」は白バラの代表種ともいえるバラで、1輪でもボリューム感・存在感があります。
スイートアバランチェ+やピンクアバランチェなど、数あるアバランチェシリーズの元祖品種です。

オランダ皇太子の結婚式で初めて装飾に使用されたことをきっかけに、日本でも大変人気が高まり、今ではブライダルの定番のバラとなっています。

この記事では、「アバランチェ+」の特徴やお手入れ方法などを詳しく解説します。

バラ「アバランチェ+」の主な特徴

  • 清楚で輝きを放つような美しい白
  • 花びらの重なりが多く、ボリューム感・存在感が抜群
  • 開花速度もゆっくりで、花もちが良い

バラ「アバランチェ+」の特徴

特徴早見 アバランチェ+

アバランチェ+は白バラの王道ともいえる品種。
ボリューム感満点で、赤バラやピンクとは違った輝くような存在感があります。

香りがほとんどないので、バラの強い香りが苦手な方にも、贈り物のブーケにもおすすめです。

タイプ スタンダード(STD)
サイズ 中~大輪※産地によってサイズが異なります
咲き方 剣弁高芯咲き
開花速度 ゆっくり
香り なし
出回り時期 通年
原産国 オランダ

清楚で輝きを放つような美しい白

アバランチェ+の花びらは外側がややグリーンを帯びたさわやかな白色で、開花するにつれ白さが際立ちます。
花びらの重なりも相まって、まるで内側から光を放つよう。
清楚で気高い美しさが魅力的なバラです。

ブライダルシーンでの人気が高い品種ですが、特別な日や記念日に贈る花束にもぴったりです。

花びらの重なりが多く、ボリューム感・存在感が抜群

アバランチェ+はたくさんの花びらが密に重なり合っており、白バラの中でも特にボリューム感のある巨大輪です。

一輪が非常に大きいため、少ない本数でもゴージャスな花束になります。

開花速度はゆっくりで、花もちが良い

アバランチェ+は比較的ゆっくり開花するので、白い花びらが少しずつほころんでいく様子も楽しめるバラです。

花もちが良いため、ブライダルを始め幅広いシーンで活躍します。
お客様にもおすすめしやすい品種といえるでしょう。

バラ「アバランチェ+」の水揚げ・お手入れ方法

アバランチェ+の下処理・お手入れ方法

元々花もちが良いアバランチェ+ですが、店頭に置く前にしっかりと水揚げしておくことでより長持ちさせることができます。
具体的な下処理・水揚げの手順は以下のとおりです。

  1. 下葉と棘の処理
  2. 茎をカットし、水揚げ促進剤につける
  3. 深水につけておく

下葉・棘の処理

水に浸かる部分の葉はしっかりと取り除くことで、花に栄養を行き届かせることができます。
同様に棘もしっかりと取り除きます。

この後水揚げに入りますので、下葉と棘の処理はスピーディーに行いましょう。

茎をカットし、水揚げ促進剤につける

水が揚がりやすくするため、水中で茎をカットします。
断面積が大きいほど水をよく吸い、花に栄養が行き届くため、斜めにカットするのがポイント。

その後、水揚げ促進剤に3~5秒間ほどつけます。

深水につけておく

花首まで浸かる量の水を清潔なバケツに張っておき、アバランチェ+を素早くバケツに移します。
深水に長時間つけておくことで水が揚がりやすくなり、アバランチェ+をより長持ちさせることができるので、最低でも1時間以上はつけておくのがおすすめです。

バラ「アバランチェ+」の花言葉

アバランチェ+の花言葉は、他の白バラと同様に「深い尊敬」「純潔」「私はあなたにふさわしい」
ブライダルでも人気の理由がうなずける、魅力的な花言葉です。

大切な人にプレゼントする時は、花言葉も一緒に添えるとより気持ちが伝わるかもしれませんね。

-花図鑑
-