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バラ品種「スイートアバランチェ+」の特徴や花言葉・お手入れ方法を紹介

2022.05.17

バラ品種「スイートアバランチェ+」の特徴や花言葉・お手入れ方法を紹介

Bloom Note編集部

Bloom Note(ブルームノート)編集部です。お花のお手入れ・アレンジメント方法から、お花屋さんの仕事に必要な知識まで、お花が好きな全ての人に役立つ情報を配信しています!

スイートアバランチェ+」は淡く優しいピンク色をしており、市場流通量が多く大変人気が高いバラです。
白バラの「アバランチェ+」の枝変わり品種のひとつです。

クラシックな王道のバラらしい花型で、可憐な佇まいと上品さがブライダルにも人気です。

この記事ではバラ「スイートアバランチェ+」の特徴や花言葉、お手入れ方法などを紹介します。

バラ「スイートアバランチェ+」の主な特徴

  • 優しく淡いペールピンクが可憐な印象
  • サイズは大きくボリューム感があり、ふんわり広がる咲き方
  • 開花速度はゆっくりで花もちが良い

バラ「スイートアバランチェ+」の特徴

特徴早見 スイートアバランチェ+

スイートアバランチェ+は淡く優しいピンク色が特徴。
花の中心が盛り上がったバラの王道とも言える咲き方で、非常に美しい花型をしています。

香りは無香~ほんのり優しい微香で、紅茶の葉に似た上品な香りです。
バラの強い香りが苦手な方にもおすすめしやすい品種といえるでしょう。

また、マリー・アントワネットが愛したバラとしても知られています。

淡いピンク
タイプ スタンダード(STD)
サイズ 大輪
咲き方 剣弁高芯咲き
開花速度 ゆっくり
香り 微香(上品な紅茶の葉の香り)
出回り時期 通年
作出年 2006年
原産国 オランダ

優しく淡いペールピンクが可憐な印象

スイートアバランチェ+は淡いピンク色で、可憐で上品・優美な佇まいが印象的です。

ペールピンクの花びらが幾重にも重なっているので、花の中心が濃く外側は淡くなるという美しいグラデーションも楽しめます。
花びらの外側はややグリーンが入っており、ナチュラルで大人っぽい雰囲気も魅力です。

花のサイズは大きくボリューム感があり、ふんわり広がる咲き方

スイートアバランチェ+はボリューム感のある大輪で、ふんわりとやわらかく広がるような咲き方をします。

花びらは完全には開ききらないので、その美しい花型を維持します。

開花速度はゆっくりで、花もちが良い

スイートアバランチェ+はゆっくりと開花するため、非常に花もちが良いのがうれしいポイント。

茎も太く、まっすぐと伸びる性質のため、水の吸い上げが良いという特徴もあります。
葉は光沢のある照り葉の品種です。

バラ「スイートアバランチェ+」の水揚げ・お手入れ方法

スイートアバランチェ+の下処理・お手入れ方法

花もちが良いスイートアバランチェ+ですが、店頭に置く前に適切なお手入れをすることで、より元気な状態を保つことができます。
具体的な下処理・水揚げの手順は以下のとおりです。

  1. 下葉と棘の処理
  2. 茎をカットし、水揚げ促進剤につける
  3. 深水につけておく

下葉・棘の処理

水に浸かる部分の葉は全て取り除きましょう。
葉が水に浸かると雑菌が繁殖しやすくなり原因になります。

同様に棘も取り除きます。
これらの処理はできるだけスピーディーに行い、素早く次の水揚げ作業に移りましょう。

茎をカットし、水揚げ促進剤につける

スイートアバランチェ+の茎を下から、2~3センチ程度斜めにカット(切り戻し)します。
水が揚がりやすくするため、水中でカットするのがおすすめです。

カットした茎の切り口を、水揚げ促進剤に3~5秒間ほど浸けておきます。

深水につけておく

スイートアバランチェ+の茎を水揚げ促進剤につけた後は、清潔な水を張ったバケツに移します。
花首まで浸かるくらいの深水がポイントです。

最低でも1時間以上は深水に浸けておき、水がしっかり揚がるのを待ちましょう。

バラ「スイートアバランチェ+」の花言葉

スイートアバランチェ+には、「愛」「君のみが知る」「温かい心」「一時の感銘」などの花言葉があるため、ブライダルでも非常に人気の高い品種です。

大切な女性へのプレゼントや、プロポーズなど愛情を伝えるシーンにもおすすめしたいバラのひとつです。

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