大ぶりのお花を咲かせる、存在感たっぷりのユリの花。
飾るだけでお部屋を華やかにしてくれるため、切り花としても人気です。
この記事では、ユリの切り花の寿命の目安について紹介します。
併せて、切り花のユリを長く楽しむためのコツやポイント、お花屋さんでの寿命の長いユリの見極め方についても解説します。
自宅にユリの花を飾りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
こんな方におすすめ
- 切り花のユリの寿命を知りたい
- 寿命の長いユリを選んで購入したい
切り花のユリの寿命は2週間程度
ユリは寿命の長い花としても有名です。
開花してから萎れるまでの平均的な期間は、1週間程度と言われています。
つぼみが固い状態のユリを購入した場合だと、最後の花が咲き切るまでに2週間程度も楽しめるでしょう。
夏場の寿命は10日前後
ユリは暑い時期には成長スピードが速くなります。
涼しい場所で育てれば、つぼみの状態から花が終わるまで2週間ほどありますが、暑い場所だとその期間は10日前後となるでしょう。
夏場にユリの切り花を楽しみたい場合は、エアコンなどを活用して部屋を涼しく保つことが重要です。
ただし、直風が当たらないように注意しましょう。
購入時のつぼみの状態によっても寿命は変わる
ユリの寿命は育てる温度だけでなく、購入した時の状態によっても変わります。
つぼみが固くて青いものであれば、開花までに1週間程度の時間がかかります。
一方で、つぼみがふっくらしているものを選べば、飾り始めてから数日で開花するでしょう。
来客の予定など、特別なイベントに合わせて咲いて欲しい時には、つぼみの状態もチェックできると良いですね。
寿命の長いユリの切り花を見分ける方法
ユリの切り花を長く楽しむためには、上で紹介したようなお手入れも大切ですが、お花を購入する際に「なるべく元気なユリを選ぶ」ことも同じくらい重要です。
具体的に見るべきポイントは、葉とつぼみの状態です。
葉は、下の方まで緑色の濃いものを選んでください。
葉が黄色く変色しているものは、切られてから時間が経っている可能性があります。
つぼみについては、ハリとツヤのあるものを選びましょう。
つぼみがシワっぽかったり、弱っているように見えたりする場合は、花が咲かずに枯れてしまうリスクがあります。
見極めるのが難しい場合には、店員さんに相談してみましょう。
元気で長持ちしそうなユリを教えてくれるはずです。
ユリの切り花の寿命を延ばすコツ
このように、切り花でも比較的寿命の長いユリですが、育て方や花を飾る環境によっては短期間で萎れてしまうリスクもあります。
ユリの切り花の寿命を延ばしてできるだけ長く楽しみたい場合は、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 購入後は水揚げをする
- 花瓶に飾る前に下葉を取り除く
- 定期的に切り戻し(茎をカット)する
- こまめに水を交換する
- 花が開いたら花粉を取り除く
- 直射日光・直風の当たらない涼しい場所に置く
- 安定感のある花瓶に生け、茎や花が折れないようにする
特に水の交換は、切り花の寿命を延ばすために必要不可欠です。
水換えを怠ると雑菌が繁殖し、茎を腐らせてしまったり花が萎れるスピードを速めてしまいます。
冬場でも最低3日に1回程度、暑い時期になったら毎日水替えをするのがベストでしょう。
ユリの切り花を長持ちさせる方法については以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。