トルコキキョウ「おり姫」は、白とピンクのバイカラー(2色)が特徴の、可愛らしいお花です。
「ロジーナグリーン」など八重咲きでゴージャスなトルコキキョウとはまた違った、控えめで可憐な姿が印象的です。
今回はトルコキキョウ「おり姫」の詳しい特徴や水揚げ・お手入れ方法、花言葉を紹介します。
トルコキキョウ「おり姫」の主な特徴
- 白がベース・先端にピンク色が入る複色の花びら
- 一重咲きでやや小ぶりながらも可憐な存在感
- 水揚がりがよく日持ちする
トルコキキョウ「おり姫」の特徴
色 | 白・ピンクの複色 |
咲き方 | 一重咲き |
日持ち | 2週間程度 |
香り | なし |
出回り時期 | 6月~11月 |
主な生産地 | 山形県、福島県、長野県 |
「おり姫」は、その名前にぴったりの可愛らしく可憐なたたずまいのトルコキキョウです。
具体的な特徴を見ていきましょう。
白がベース・先端にピンク色が入る複色の花びら
おり姫は、白い花びらにパステルピンクのふち取りが入ったバイカラーになっています。
発色も美しく、一色のトルコキキョウに比べ個性的な印象もあるので、アレンジの主役にも脇役にもなるお花です。
一重咲きで控えめながらも可憐な存在感
おり姫の花びらは一重咲きで、カップ状のコロンとした花型もより可愛らしさを引き立てています。
フリルたっぷりの八重咲きのトルコキキョウと比べるとやや控えめな印象ですが、どことなく風情があり、可憐な存在感があります。
花型も整っているため、ラインを生かすようなアレンジも素敵です。
水揚がりがよく日持ちする
おり姫などトルコキキョウ全般の特徴として、水揚がりがよく長持ちするのが特徴です。
適切なお手入れをしてあげることで、切り花でも2週間程度楽しむことができます。
堅く小さなつぼみや咲き終わった花は取り除いておくと、ほかのつぼみに栄養が行き届き、きれいに花を咲かせてくれます。
トルコキキョウ「おり姫」の水揚げ・お手入れ方法
ここではおり姫に最適な水揚げ方法をご紹介します。
通常の水揚げ方法のほか、水が下がってしまった場合の湯揚げもご紹介するので、お花の状態に合わせて使い分けるとよいでしょう。
基本の水揚げ方法
おり姫の基本の水揚げは、以下の手順で行いましょう。
水揚げの手順
- 余分な葉を取り除く
- 茎の先端を折る
- 水につけておく
余分な葉を取り除く
水につかる不要な葉はすべて取り除きましょう。
水に葉がつかり水が腐ってしまうとバクテリアが発生しやすくなります。
また、葉が密になっていると空気がこもり痛みやすくなるため、葉を取ることで風通しをよくします。
茎の先端を折る
茎の先端2~3㎝くらいの部分を、手でポキッと折ります。
手で折ることで茎の繊維がむき出しになり、より水を吸い上げてくれます。
水中ではなく、空中で折って問題ありません。
水につけておく
茎を折った後は、すぐに水につけましょう。
水が下がってしまった時の水揚げ方法
おり姫の水が下がってしまい、少ししんなりしてしまった時は「湯揚げ」がおすすめです。
湯揚げは以下の手順で行いましょう。
湯揚げの手順
- 余分な葉を取り除く
- 新聞紙でしっかりと巻く
- 茎の先端を斜めに切り、熱湯につける
- 水につけておく
余分な葉を取り除く
基本の水揚げと同様に、水につかる不要な葉は取り除いておきましょう。
新聞紙でしっかりと巻く
おり姫を新聞紙でしっかり巻き、ゆるまないようにテープで固定します。
茎の先端は20㎝程度空けておきます。
新聞紙を巻くことで、熱湯の湯気でお花が痛まないようにガードします。
茎の先端を斜めに切り、熱湯につける
茎の先端を斜めにカットしましょう。
斜めにカットすることで、断面積が大きくなりよく水を吸い上げてくれます。
その後、沸騰したお湯に切り戻した茎の先端を20秒ほどつけます。
水につけておく
熱湯につけた後は、すぐに冷水につけましょう。
水が揚がるまで、最低1~2時間以上じっくりと水につけておくのがおすすめです。
トルコキキョウ「おり姫」の花言葉
おり姫のような2色のトルコキキョウに限定された花言葉はありませんが、ベース色の白いトルコキキョウには「永遠の愛」「思いやり」、ピンクのトルコキキョウには「優美」という花言葉があります。
可憐な姿のおり姫にったりな花言葉ですね。
名前といい花言葉といい、女性へのプレゼントにふさわしいトルコキキョウです。
恋人や大切な人へ、自分の気持ちや感謝を伝えたい時の贈り物にしても素敵ですね。