花図鑑

バラ品種「ライラッククラシック」花言葉・花もち・香りなどを紹介

2022.05.20

バラ品種図鑑「ライラッククラシック」

Bloom Note編集部

Bloom Note(ブルームノート)編集部です。お花のお手入れ・アレンジメント方法から、お花屋さんの仕事に必要な知識まで、お花が好きな全ての人に役立つ情報を配信しています!

ライラッククラシック」は、ラベンダーのような上品で淡い紫色が魅力的なバラ。
紫のバラは赤やピンクのバラと比較すると生産量や流通量が少ないため、貴重な品種です。

気品がありつつも儚げな佇まいは、シックで大人のエレガントさを醸し出しています。

また、品格のある花言葉を持つことから、フォーマルな場面や目上の方への贈り物に選ばれることも多くなっています。

この記事では、バラ「ライラッククラシック」の特徴やお手入れ方法などを詳しく紹介します。

バラ「ライラッククラシック」の主な特徴

  • ラベンダーのような淡い紫色がシックで上品
  • 花びらの巻きが多く、ゴージャスな大輪
  • ゆっくり大きく開花し、花もちが良い

バラ「ライラッククラシック」の特徴

特徴早見 ライラッククラシック

ライラッククラシックは、なんといってもその上品な淡い紫色が特徴。
花びらの巻きが多く美しい花型で花もちも良く、人気が高いバラ品種です。
花の香りは好き嫌いが分かれやすいですが、ライラッククラシックは紅茶の葉のような優しい香りがほのかに香る程度のため、プレゼントにも自宅用にもおすすめしやすいバラのひとつです。

紫(ラベンダー色)
タイプ スタンダード(STD)
サイズ 大輪
咲き方 半剣弁高芯咲き
開花速度 ゆっくり
香り 微香(上品な紅茶の葉の香り)
出回り時期 通年
原産国 オランダ

ラベンダーのような淡い紫色がシックで上品

ライラッククラシックの花びらは透明感のある淡い紫色をしており、上品でエレガントな佇まいが印象的。
赤やピンクのバラとは違った、どこか儚げで繊細な雰囲気に惹き込まれます。

花びらの外側はほのかにグリーンが入っており、アンティークのような風合いも魅力です。
ドライフラワーにしても素敵に仕上がります。

花びらの巻きが多く、ゴージャスな大輪

ライラッククラシックは花びらの巻きが多く、ボリューム感のある大輪のため、ゴージャスな印象です。

棘も比較的少ないため、扱いやすい品種といえるでしょう。

ゆっくり大きく開花し、花もちが良い

ライラッククラシックは、密に重なった花びらがゆっくりと大きく開花していきます。
大変花もちが良く長く楽しめるので、お客様にもおすすめしやすいバラです。

芽吹きが良く、多様な栽培様式に対応しやすい品種でもあります。

バラ「ライラッククラシック」の花言葉

ライラッククラシックには、他の紫色のバラと同様に「誇り」「気品」「上品」「尊敬」といった花言葉があります。

紫色は古来より西洋・東洋問わず高貴な身分の人が身につける色でもあり、日本では聖徳太子が定めた制度「冠位十二階」で、紫色は最上位の位階を示す色としても知られています。
そんな格調高い意味合いの花言葉を持つライラッククラシックは、尊敬する上司・恩師、両親など年上の方への贈り物にぴったりのバラといえるでしょう。

また、その落ち着いた色合いから、男性への贈り物としてもおすすめしやすいという特徴もあります。

バラの花は色別に花言葉があるだけでなく、本数や状態、部位などにも花言葉が存在します。
プレゼントとしてバラの花束を作る際は、ぜひ参考にしてみてください。

バラの花言葉を本数・色別に紹介!怖い意味もあるため要注意

バラ「ライラッククラシック」の水揚げ・お手入れ方法

ライラッククラシックの下処理・お手入れ方法

元々花もちが良いライラッククラシックですが、店頭置く前に適切なお手入れをすることで、より長持ちさせることができます。
以下の手順で下処理・水揚げ作業を行いましょう。

  1. 下葉と棘の処理
  2. 茎をカットし、水揚げ促進剤につける
  3. 深水につけておく

下葉・棘の処理

葉と棘を取り除いておく

水に浸かる部分の葉は取り除き、花に栄養が行き届きやすい状態にします。

同様に、棘もしっかり取り除きます。
ライラッククラシックは棘が少なめなので、扱いやすい品種です。

茎をカットし、水揚げ促進剤につける

水中で茎を切り、水揚げ促進剤につける

下葉と棘の処理が終わったらバケツに水を入れ、水中のできるだけ深いところで水切りを行います。
根本から2~3センチ程度のところを、斜めに切るのがポイント。
断面積が大きいほど水をよく吸い、花に栄養が行き届きやすくなります。

カットした茎の切り口を、水揚げ促進剤に3~5秒間ほどつけます。

深水につけておく

深めの水に入れて水揚げをする

あらかじめバケツに水を張っておき、茎を水揚げ促進剤につけた後は素早くバケツに移します。
水圧で水が上がりやすいよう、花首まで浸かるくらいの深水がポイントです。

深水に長時間つけておくことで水が揚がりやすくなり、ライラッククラシックをより長持ちさせることができます。
最低1時間以上はつけておきましょう。

バラの切り花は、水揚げや栄養補給をしっかり行うことで長持ちするようになりますので、ぜひ丁寧にお世話をしてあげてくださいね。

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