花図鑑

カラー「ピカソ」の色や質感の特徴、水揚げ方法を紹介

2023.06.13

カラー品種図鑑「ピカソ」

Bloom Note編集部

Bloom Note(ブルームノート)編集部です。お花のお手入れ・アレンジメント方法から、お花屋さんの仕事に必要な知識まで、お花が好きな全ての人に役立つ情報を配信しています!

ピカソ」は、内側が紫、外側が白色のコントラストが美しいカラーの品種です。
シックな色合いと佇まいで、上品な雰囲気が魅力的なお花です。

今回はカラー「ピカソ」の特徴や水揚げ方法、プレゼント時に知っておきたい花言葉などを紹介します。

カラー「ピカソ」の主な特徴

  • 2色の美しいコントラスト
  • 陶器のようなしっかりとした質感の苞
  • 高温多湿に弱い

カラー「ピカソ」の特徴

ピカソの特徴早見

内側は紫色、外側は白色
分類 畑地性カラー
日持ち 7日程度
出回り時期 6月~10月
主な生産地 福島県

ピカソの特徴は上記の通りです。
色や特徴について、詳しく見ていきましょう。

2色の美しいコントラスト

ピカソの大きな特徴は、内側が深みのある紫色、外側がクリームがかった白色という2色のコントラストを楽しめることです。
内側の中心部は特に濃いパープルで、外側に向けて徐々に色が淡くなっていき、美しいグラデーションを描きます。
上品でシックな印象のお花で、老若男女幅広い人にプレゼントしやすいお花と言えます。

陶器のようなしっかりとした質感の苞

ピカソの苞は、陶器のようなしっかりとした質感で厚みがあります。
スラッとした独特なカラーの花のフォルムとも相まって、とてもスマートで大人っぽい印象です。
ウェディングなどのブーケで活躍するのはもちろん、1本だけをディスプレイするのも素敵でしょう。

高温多湿に弱い

カラーには大きく「畑地性」と「湿地性」の2つのタイプがあります。
このうち、ピカソが属する畑地性のカラーは、高温多湿に弱いという特性を持っています。
温度や湿度の高い場所で管理すると、茎が溶けたり苞の部分にシワが寄ったりしやすくなってしまいます。
そのため、可能な限り涼しい環境で飾るようにしましょう。

カラー「ピカソ」の水揚げ・お手入れ方法

ピカソのお手入れ方法

カラーは、切り花の中でも比較的長持ちさせやすいお花です。
しかし、綺麗な状態で長く飾るためには、適切なお手入れをしてあげることが重要です。
ピカソに適した水揚げ方法は、以下の通りです。

ピカソの水揚げ方法

  • 切れ味の良いナイフで茎を切る
  • 浅水につけておく
  • 低温低湿の場所で管理する

切れ味の良いナイフで茎を切る

水の吸いをよくするために、花瓶に飾る前に茎の先端を1〜2cmだけカットしてあげましょう。
この時、導管を潰さないよう、切れ味の良いハサミやナイフなどを利用してください。
斜めに刃を入れると、断面が大きくなりより水をたくさん吸収しやすくなります。

浅水につけておく

ピカソの茎をカットしたら、浅水につけて置きましょう
ピカソの茎は柔らかく、腐ったり、傷んだりしやすい性質があります。
深水にすると茎が溶けてしまうことがあるため、水揚げ時も、その後花瓶に活ける際も、浅水で管理してください。

低温低湿の場所で管理する

ピカソのような畑地性のカラーは、高温多湿の場所に置くと傷みやすくなります。
窓際など、直射日光の当たる場所に飾るのは避けましょう。
なるべく温度と湿度の低い場所に飾ってあげることで、より長い間、きれいな状態でお花を楽しめます。

カラー「ピカソ」の花言葉

ピカソには、「乙女のしとやかさ」「清純」といった花言葉が込められています。
優しい白い花びらを持つピカソから連想される言葉そのままのイメージですね。

また、カラーはスラッとした形がドレスを着た花嫁の姿に似ていることから、ウェディングシーンにも人気のお花です。
この花言葉を込めて、結婚式などのプレゼントに贈ってみるのも素敵かもしれません。

その他のカラーの花言葉については、「カラーの花言葉って?由来や色別の意味を詳しく紹介」の記事で紹介していますので、組み合わせなどの参考にしてみてください。

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