長い期間にわたって、カラフルなお花を元気に咲かせるジニア(百日草)。
実は、たくさんの花言葉を持つお花でもあります。
今回は、ジニアの花言葉とその由来について紹介します。
怖い意味の有無や、それぞれの花言葉がどんなシチュエーションのプレゼントにおすすめかについてもあわせて解説します。
プレゼントのお花選びでお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事はこんな方におすすめ
- ジニアの花言葉を知りたい
- ジニアのお花をプレゼントしようと考えている
ジニアの花言葉一覧
ジニアが持っている花言葉と意味は以下のとおりです。
花言葉 | 色 | 意味 |
---|---|---|
不在の(遠い)友を想う | 全般 (ピンク) |
長く咲き続ける姿から、離れていても変わらない友情や愛情を象徴 |
いつまでも 変わらない心 |
全般 | 長く咲き続ける姿から、変わらない愛情や友情、変わらぬ信念を象徴 |
古き良き時代 | 全般 (オレンジ) |
ジニアのオレンジ色がセピア色の古い写真を連想することから |
注意を怠るな | 全般 | 長く咲き続けるからこそ、最後まで気を抜かずに物事に取り組むことの大切さを表す |
幸福 | 全般 (赤) |
|
絆 | 全般 (赤) |
|
永遠に変わらない心 | 白 | 白は純粋や純潔を表す色であり、ジニアの長く咲き続ける様子から連想 |
追憶 | 紫 | 開花時期が長く、同時期に植えた花が枯れても咲き続ける姿から過去を思い出す様子を連想 |
あなたの不在を悲しむ | ピンク | ジニアの名前の元となった植物学者の早逝を悼んだことが由来 |
別れた友への想い | ピンク | ジニアの名前の元となった植物学者の早逝を悼んだことが由来 |
高貴な心 | 黄色 | 黄色の鮮明な明るいカラーと、ジニアが長い期間開花し続ける特徴から連想 |
他のお花ではなかなか見かけないような花言葉が揃いますね。
それぞれの花言葉の由来について、詳しく見てみましょう。
ジニア全体の花言葉と由来
ジニアは共通の花言葉として、以下の意味を持っています。
- 不在の(遠い)友を想う
- いつまでも変わらない心
- 古き良き時代
- 注意を怠るな
- 幸福
- 絆
ジニアの花言葉は、開花期間の長さや色褪せない性質など、同じ由来を持っている花言葉が存在します。
ここでは、由来別に花言葉を紹介していきます。
「不在の友を想う」「古き良き時代」「いつまでも変わらない心」
ジニアがとても長い期間花を咲かせることに由来した花言葉は以下のとおりです。
- 不在の(遠い)友を想う
- 古き良き時代
- いつまでも変わらない心
ジニアは漢字で書くと「百日草」となり、初夏から秋まで100日以上も咲くお花です。
同じ時期に植えた他のお花が枯れる中でジニアだけが咲き続ける姿が、「不在の友を想い」咲き続けているように見えたからと言われています。
また、ずっと変わらない姿で咲き誇る様子が、「古き良き時代」を彷彿させたり、「いつまでも変わらない心」を持っているように見えたりするのでしょう。
「不在の友を想う」という花言葉は、転職や異動をする人や、久しぶりに会う友人へのプレゼントとして最適です。
また、「いつまでも変わらない心」という花言葉を込めて、遠距離中の恋人や、気持ちを伝えたい人に贈ってみるのも素敵ですね。
「注意を怠るな」
ジニアが長期にわたった咲き続けることから、時間の経過とともに注意が薄れることを危惧して生まれたと考えられている花言葉は以下のとおりです。
- 注意を怠るな
また、ジニア自身が「長期間、最後まで気を抜かずに咲き続けなければならない」という想いを持っているように見えることに由来する、と言われる場合もあります。
自分への戒めの気持ちを込めて、ジニアのお花を仕事スペースや勉強机などに置いてみるのも良いかもしれませんね。
まるでジニアのお花が、自分を見守ってくれているように感じられるでしょう。
「幸福」「絆」
ジニアがブラジルにおいて「幸福を招く花」と呼ばれていることに由来した花言葉は以下のとおりです。
- 幸福
- 絆
そのため、ジニアはリオではカーニバルを彩る花としても使われています。
カラーバリエーションが多く、見ているだけで元気が出るようなジニアはお祭りごとにぴったりですね。
「幸福」「絆」という花言葉を込めれば、家族や恋人、友人、お世話になった人など、相手を問わずに喜んでもらえるでしょう。
色別のジニアの花言葉
ジニアには明確な色別の花言葉はないと言われています。
しかし、由来などの関係で色別の花言葉に以下があてはめられている場合があります。
- 【赤】幸福、絆
- 【白】永遠に変わらない心
- 【紫】追憶
- 【ピンク】あなたの不在を悲しむ、別れた友への想い、不在の友を想う
- 【オレンジ(黄色)】古き良き時代、高貴な心
ここでは、色別のジニアの花言葉の一例を紹介します。
赤いジニアの花言葉
赤いジニアの持っている花言葉は以下のとおりです。
- 幸福
- 絆
花言葉の由来は、リオのカーニバルで魔除けや幸福を招く花として飾られた経緯からです。
カーニバルは家族や友人と絆を深め、1年の無病息災を祝う行事でもあったことから「幸福」や「絆」が赤いジニアの花言葉となったとされています。
白のジニアの花言葉
白のジニアの持っている花言葉は以下のとおりです。
- 永遠に変わらない心
ジニアが長い期間咲き続ける特徴と、白い色に対する清純と言った印象が合わさって「永遠に変わらない心」という花言葉があてはめられています。
紫のジニアの花言葉
紫のジニアの持っている花言葉は以下のとおりです。
- 追憶
「追憶」は紫のジニアのみの花言葉となります。
ジニアは開花時期が長く、同時期に植えた他のお花が枯れても咲き続けることから、過去を思い出に関する「追憶」という言葉が付けられたとされています。
ピンクのジニアの花言葉
ピンクのジニアの持っている花言葉は以下のとおりです。
- あなたの不在を悲しむ
- 別れた友への想い
- 不在の友を想う
上記の花言葉はジニアの名前の由来となったヨハン・ゴットフリート・ジンへの献名と敬意を込めているとされています。
ヨハン・ゴットフリート・ジンは早逝だったため、故人への想いを馳せてつけられた花言葉だという説があり、ピンクのジニアの花言葉は以下の英語の花言葉を和訳したものとなります。
- thoughts of absent friends(不在の友を思う)
- I mourn your absence(あなたの不在を悲しむ)
オレンジ(黄色)のジニアの花言葉
オレンジ色(黄色)のジニアの持っている花言葉は以下のとおりです。
- 古き良き時代
- 高貴な心
オレンジ色のジニアはセピア色を連想させ、昔の写真から過去を思い出して懐かしむことから「古き良き時代」という花言葉があてられています。
また、「高貴な心」は長く咲き続ける姿と明るく鮮明な黄色から連想されたものだとされています。
ジニアの花言葉は本数によって違う?
ジニアの花言葉は、色や本数によって意味が変わってくることはありません。
プレゼントとしてジニアを購入する際には、色や本数によって花言葉が変わらないかと不安に思うこともありますよね。
ジニアはカラーバリエーションの豊富なお花で、赤やピンクのほか、オレンジ、黄色、白などさまざまです。
黄色のお花にはネガティブな意味の花言葉が込められることも多いですが、ジニアは黄色であっても特に怖い花言葉は付けられていません。
また本数についても、バラの場合は3本であれば「愛しています」108本の場合は「結婚してください」など、渡す本数によって意味が変わります。
しかし、これはバラ特有の文化であり、ジニアは何本でも意味が変化することはありません。
渡す相手やシチュエーションに合わせて、好みの色、本数を組み合わせてプレゼントしてみてください。
ジニアに怖い意味の花言葉はある?
ジニアには怖い意味やネガティブな意味の花言葉はありません。
ただし、「不在の友を想う」などの花言葉があることから、供花や献花としても使われることの多いお花です。
「幸福」「いつまでも変わらない心」といったポジティブな意味の花言葉もありますが、誤解を生まないか不安な場合は、メッセージカードを添えたり、他のお花と組み合わせて花束として渡したりすると、より安心できるかもしれません。
ジニアのお花のプレゼント選びの際には、ぜひこの記事を参考にしてみてください。