「どうやったら花屋になれるの?」「花屋になるためには資格がいる?」といった悩みを持つ方は多いと思いますが、花屋になるために資格は必要ありません。
資格がないからといって花屋で働けなかったり、自身で花を販売できなかったりなどの縛りはありません。
花屋で働きたいのであれば、資格がない人でも募集をしている花屋はたくさんありますし、自身で花を売りたいのであれば、販売サイトなどを利用すれば資格がなくても販売可能です。
ただし、花に関する知識を深めて仕事に役立てたいという方は資格取得をおすすめします。
そこで今回は、花に関する資格を取得するメリット・デメリットやおすすめの資格について解説します。
また、資格取得以外でも花の知識を学べる方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
こんな方におすすめ
- 花屋におすすめの資格が知りたい方
- 花に関する資格が取れる学校や講座などが知りたい方
花屋に関する資格を取得するメリット
花屋に関する資格を取得するメリットは、次のとおりです。
- 花に関する知識や技術を習得できる
- 知識が増えることで自信を持って接客ができる
- 業務の幅が広がり色々なことにチャレンジできる
- わからないことがあればプロに相談できる
花の資格を取得する過程で、長年研究されたプロのノウハウを分かりやすく学べます。
また、プロのノウハウを学ぶことで実際の業務にも活かせますし、今までなかったアイデアなども浮かびやすくなるのです。
花に関する知識は独学でも学べますが、幅広く深い知識を得たいのであれば資格取得をおすすめします。
花屋に関する資格を取得するデメリット
花屋に関する資格を取得するデメリットは、次のとおりです。
- 時間がかかる
- お金が必要
資格取得までにかかる期間は、講座や学習スピードなどによって異なりますが、大体の資格は取得まで1ヶ月~1年以上はかかります。
ですので、資格取得期間中にモチベーションが下がってしまい、高いお金を払ったのにも関わらず諦めてしまうケースも少なくありません。
また、資格取得にかかる金額も学ぶ場所によって異なりますが、1~10万円以上かかることも。
花屋の資格を取得するためにはお金と時間がかかるケースも多いので、講座などを受講する前によく考えて納得したうえで受講しましょう。
花屋を目指す際におすすめの資格
花屋に関する資格はさまざまなものがありますが、ここでは取得しておくと役に立つ資格を3つ紹介します。
- 普通自動車免許
- フラワー装飾技能士
- リテールマーケティング(販売士資格)
上記の資格を取得するメリットや、おすすめの通信講座についても解説します。
普通自動車免許
花屋の仕事に就くのであれば、普通自動車免許は取得しておいた方がよいでしょう。
自動車免許は、おもに花を仕入れたり配達したりする際に使用します。
花屋の求人では、普通自動車免許を持っていることが必須条件というケースも。
花を配達する際は、花を傷つけないように丁寧かつ慎重な運転が求められますので、普段から運転に慣れておくとよいでしょう。
フラワー装飾技能士
「フラワー装飾技能士」とは「都道府県職業開発協会」が実施している花業界唯一の国家資格です。
フラワー装飾技能士の資格を取得することで、ブーケ製作や会場の飾りつけ、実務などに関して高レベルな知識があるという1つの目安になります。
1~3級に分かれており、受験資格や料金などが異なりますので、それぞれ確認しておきましょう。
受験資格 | 3級 |
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2級 |
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1級 |
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試験日 |
※各年1回 |
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受験科 |
※各都道府県によって異なる場合がある |
フラワー装飾技能士について学べるおすすめ通信講座
フラワー装飾技能士について学べるおすすめ通信講座は、次のとおりです。
特徴 | 受講期間 | 料金 | |
TAKAIYOSHIKO flower&art school |
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1年間(動画視聴料) | 33,000円 |
ノーブルフラワーデザインスクール |
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最大10か月間 | 388,358円 (スクーリング有りの場合は+160,000円) |
リテールマーケティング検定(販売士資格)
「リテールマーケティング検定(販売士資格)」は、日本商工会議所が実施しており、流通・小売分野で唯一の公的資格です。
企画立案やマーケティング、店舗管理などの幅広い知識が身につけられますので、花の知識には自信があっても経営面で不安な方におすすめの資格です。
本資格は1〜3級にわかれており、試験で求められる知識・試験内容などが異なります。
3級は販売に関する基礎的な知識、2級は現場管理者としての知識、1級は経営者としての知識が必要です。
受験資格は特になく試験も随時行われていますので、比較的チャレンジしやすい資格だと言えるでしょう。
本資格の受験料は次のとおりです。
1級:7,850円
2級:5,770円
3級:4,200円
「販売に関する知識をつけて顧客満足度を高めたい!」という方は、資格取得にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
リテールマーケティング検定(販売士資格)について学べるおすすめ通信講座
リテールマーケティング検定(販売士資格)について学べるおすすめの通信講座は、次のとおりです。
特徴 | 受講期間 | 料金 | |
日本販売士協会 |
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5ヶ月間 | 22,000~23,780円 |
スタディング 販売士講座 |
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12ヶ月間 | 19,580~21,780円 |
公開経営指導協会 |
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5ヶ月間 | 23,650円 |
資格以外で花屋に関することを学ぶ方法
花に関する知識を学べるのは、資格取得だけではありません。
専門学校や大学でも学べますし、花屋で働きながら実践で学ぶ方法もあります。
ここでは、それぞれの学び方について深掘りしていきますので、自分に合った学び方を見つけてくださいね。
専門学校・大学で学ぶ
花の知識はフラワーコーディネートの専門学校や大学の園芸課などでも学べます。
専門学校と大学の違いは主な違いは、メインで学ぶ知識です。
どちらも花全般の知識を学ぶのは同じですが、専門学校は実践的な技術などを学び、大学では植物全般の知識などを学びます。
また、大学では研究や新種開発なども行うため、幅広い知識を得たいのであれば大学、より実践的な知識を学びたいのであれば専門学校という選び方もできるでしょう。
各学校によって学べる知識や特色などが異なりますので、将来どのような働き方をしたいのかを考えたうえで、学校を選ぶとよいかもしれませんね。
現場で学ぶ
花に関する知識を得るために、アルバイトや正社員として花屋で働きながら学ぶという方法もあります。
実際に花屋で働くことで花の知識だけではなく、経営や接客などの知識も得られるのは大きなメリットだと言えるでしょう。
現場ではやはり資格の数よりも実務の知識があるスタッフが重宝されますので、最も手っ取り早い方法とも言えます。
アルバイトから始めて正社員になるというケースも多くありますので、将来的に花屋の正社員を目指すなら特に有効な手段です。
まとめ
花屋になるために資格は必要ありませんが、仕事で行き詰まったりキャリアアップを目指したい場合は、資格を持っていると非常に役立ちます。
花に関する資格は数多くあるため、自身の悩みやキャリアプランに合わせた資格をチョイスしてみてくださいね。
「取得したい資格が決まらない!」という方は本記事で紹介した資格をおすすめします。
なお、花に関する知識を学校や実務で学ぶという方法もありますので、それぞれのメリット・デメリットを踏まえたうえで学ぶ方法を決めましょう。