花の仕事

花屋で冷蔵庫(フラワーキーパー)を導入するメリット・デメリット徹底解説

花屋に冷蔵庫は本当に必要?導入のメリット・デメリットを徹底解説

Bloom Note編集部

Bloom Note(ブルームノート)編集部です。お花のお手入れ・アレンジメント方法から、お花屋さんの仕事に必要な知識まで、お花が好きな全ての人に役立つ情報を配信しています!

花屋を始めるにあたって、必需品と認識されていることも多い冷蔵庫(フラワーキーパー)

冷蔵庫は、商品であるお花の鮮度を維持するために役立つ設備です。
しかし、花屋に冷蔵庫をを導入することで多くのメリットがある反面、デメリットも発生します。

そこで本記事では、花屋に冷蔵庫(フラワーキーパー)を導入するメリット・デメリットについて詳しく解説します。

冷蔵庫を導入するか迷っている方は参考にしてみてください。

こんな方におすすめ

  • 花屋に冷蔵庫を導入するか迷っている
  • 冷蔵庫を導入するメリット・デメリットが知りたい
  • 冷蔵庫を導入しない場合の注意点が知りたい

花屋の冷蔵庫(フラワーキーパー)導入で得られるメリット

花屋に冷蔵庫(フラワーキーパー)を導入することで得られる代表的なメリットとしては、以下の3点が挙げられます。

  • お花の品質維持が手軽にできる
  • 在庫調整がしやすい
  • 商品のお花を綺麗に展示できる

それぞれ具体的に見ていきましょう。

お花の品質維持が手軽にできる

花屋への冷蔵庫導入で得られる最大のメリットは、お花の品質維持を手軽にできる点です。

一般的に、お花の品質を維持しやすい最適な温度は15〜17℃程度と言われています。

温度が高ければ高いほどお花の呼吸量が増加し、成長が進むため、開花のスピードが早まったり、品質が劣化したりなど商品のロスにつながる悪影響が生じます。
したがって、気温の高い夏場でもお花の鮮度を保つためには、お花の保管場所における温度管理が必要です。

冷蔵庫を導入することで、最適な環境での品質管理が可能に。
その結果、在庫ロス軽減によって利益率が向上するだけでなく、水揚げ時間の短縮や水替え頻度の減少など、お花のお手入れに生じる作業負担も軽減可能です。

在庫調整がしやすい

冷蔵庫の導入によって、お花の鮮度を維持しやすくなることで在庫調整もしやすくなります。

お花の鮮度が長くなることで、商品としての期間も長くなるため、ロスを減らすことができるでしょう。

さらに、お花が比較的安い時期に多めに仕入れ、冷蔵庫内で品質管理を行えば、コストの削減も可能です。

花屋にとって大変な業務である、毎朝の仕入れにかかる手間やコストを軽減できるのは非常に大きなメリットといえるのではないでしょうか。

また、在庫を多めに確保できるため、お客様からの急な注文や特殊な要望にも対応しやすいというメリットもあります。
顧客数が多かったり、冠婚葬祭用のお花を取り扱っていたりなど、在庫を多く持っておきたい花屋には必須の設備といえるかもしれませんね。

商品のお花を綺麗に展示できる

フラワーキーパーには単純な冷蔵庫としてだけでなく、ショーケースとしての役割を持っている製品も存在します。

ショーケースとしても活用できる製品の場合、内部に付いている照明の効果によって、お花をより魅力的に展示可能です。

さらにお花の魅力を引き出すのはもちろん、鮮度もよく見えるため、売り上げアップにも期待できます。

さまざまなデザインの製品も販売されているため、店内の設計や内装に合わせてお洒落な一品を選んでみるのもよいかもしれませんね。

花屋の冷蔵庫(フラワーキーパー)導入のデメリット

一方、フラワーキーパーを導入することで発生する代表的なデメリットは以下の3点です。

  • お客様の手に渡ってから長持ちしない可能性がある
  • コストがかかる
  • 設置場所を確保しなければならない

メリットだけでなく、それぞれのデメリットもしっかり把握しておきましょう。

お客様の手に渡ってから長持ちしない可能性がある

お花にとって理想的な環境を実現できるフラワーキーパーですが、いざお客様の手に渡ってからすぐに枯れてしまうケースもあるようです。

その理由は、冷蔵庫内外の温度差が大きく関係しています。

冷蔵庫の中では、お花がもっとも長持ちしやすい温度や湿度を維持していますが、購入してからの帰路やお客様の自宅では、そこまで徹底した管理は不可能です。

したがって、冷蔵庫内と購入後に花を飾る環境の温度差が開きすぎることによって、お花に大きなストレスを与えてしまいます

急激な環境の変化によってストレスを受けたお花には、開花が一気に進行したり、すぐに枯れてしまったりといった現象が発生することも珍しくありません。

そのため、お花に詳しいお客様の中には「フラワーキーパーに展示している花は購入しない」というこだわりを持っている人もいらっしゃるようです。

コストがかかる

冷蔵庫の設置を検討している人にとって、ネックになりやすいのが「導入コスト」です。

もちろん製品にもよりますが、フラワーキーパーの購入には200万円程度の費用がかかることもあります。

コスト削減のために中古やリースという選択肢もありますが、月々発生する動力の電気代やリース代金などランニングコストも安くはありません。

したがって、冷蔵庫の導入に伴うコストを考えた場合、現実的でないと判断する花屋も多いようです。

とくに小規模の花屋をはじめようと考えている人にとっては、非常に大きなデメリットといえます。

設置場所を確保しなければならない

小規模でお花屋さんに冷蔵庫を導入したい場合、設置場所に困ることもあります。

フラワーキーパーはサイズの大きい製品も多く、設置するためにはそれなりのスペースが必要です。

また小規模のテナントで経営する場合、設置スペースを確保できても、搬入が難しい可能性も考えられます。

当然、サイズが大きい冷蔵庫の方が、展示できるお花の数や冷却機能は高いため、高性能の製品を導入したいなら設置スペースについても考慮しなければなりません。

花屋に冷蔵庫を導入しない場合の注意点

花屋で冷蔵庫を導入しない場合における、お花の品質管理方法や注意するべきポイントをご紹介します。

冷蔵庫導入で発生するデメリットを排除し、メリットを補うためにもしっかり把握しておきましょう。

こまめな仕入れを心がける

冷蔵庫に頼らず、鮮度の高いお花を提供するためには、こまめな仕入れが必要不可欠です。

現実的には難しいかもしれませんが、花屋では毎日日中に売り切れる量を仕入れるのが理想的な仕入れといわれています。
また、季節外れのお花や、傷みやすい品種のお花を必要以上に仕入れないことも重要なポイントとなります。

現在では季節に関係なくさまざまなお花が出荷されていますが、自然管理のお店において、季節外れのお花は在庫の廃棄率を上げる原因になることも多いようです。

できるだけ、季節に応じた自然な温度管理でも長持ちしやすいお花を中心に仕入れるよう心がけましょう。

店内の温度管理を徹底する

冷蔵庫を設置しないのであれば、店舗内の室温をお花にとって最適な環境に近づける必要があります。

例えば、エアコンを24時間運転し続け、店舗全体を涼しく保つなど、少しでもお花の成長を遅らせる工夫が必要です。

なお実際、冷房を常に18℃設定で回し続けることにより、お花の品質を維持している花屋も存在しています。

お花の鮮度を維持しやすい最適な環境は15〜17℃程度と言われているため、室温を18℃に保てれば、お花にとって長持ちしやすい環境となります。

店舗の広さによっては、業務用のエアコンを導入したり、エアコンの台数を増やしたりと適切な室温を保てる整備の導入を検討してみてください。

冷蔵庫を導入しない場合、小さい店舗で開業可能!

冷蔵庫を導入しない場合は設置場所を確保する必要がないため、小さな物件や自宅でも花屋の開業が可能です。
小さな店舗からスタートすることで、家賃や初期費用を抑えられるというメリットがありますね。

まとめ

花屋にとって必要不可欠な設備というイメージも強い冷蔵庫(フラワーキーパー)。

導入することで、お花の品質管理が簡単にできる、在庫調整がしやすい等のメリットがある一方で、コストがかかる、広い設置スペースが必要といったデメリットも無視できません。

自社の店舗にとって、本当にフラワーキーパーが必要か判断するには面積やコストだけでなく、どのようなお花を扱うかも重要なポイントです。

現時点で冷蔵庫を導入する必要があるかどうか、メリットとデメリットを比較して検討するようにしましょう。

  • この記事を書いた人

Bloom Note編集部

Bloom Note(ブルームノート)編集部です。お花のお手入れ・アレンジメント方法から、お花屋さんの仕事に必要な知識まで、お花が好きな全ての人に役立つ情報を配信しています!

-花の仕事