この記事はこんな方におすすめ
- ひまわりを日持ちさせる方法を知りたい
- 長持ちするひまわりの選び方を知りたい
夏の代表的なお花、ひまわり。
存在感のある大輪のお花は、1輪飾るだけでお部屋の雰囲気をパッと明るくしてくれます。
今回は、ひまわりの切り花の一般的な日持ち期間や、なるべく長くひまわりを楽しむためのお手入れ方法について紹介します。
併せて、お花屋さんで日持ちしやすいひまわりを見分けるポイントについても解説します。
お部屋でひまわりのお花を楽しみたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
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ひまわりの切り花の日持ちは1週間程度
一般的なひまわりの切り花の日持ちは、1週間程度と言われています。
ひまわりは比較的水の吸いが良く、切り花の中でも長持ちしやすいお花です。
ここで紹介するお手入れ方法に従って適切にケアしてあげれば、1週間より長く元気に咲かせることも可能でしょう。
ひまわりの切り花を日持ちさせる7つのお手入れ方法
切り花のひまわりは適切なお手入れをしてあげることで、より長い期間楽しめるようになります。
ひまわりの切り花を長持ちさせるためのお手入れには以下の7つがあります。
- 余分な葉を取り除く
- 水揚げの処理を行う
- 清潔で安定感のある花瓶に飾る
- 涼しく風通しの良いお部屋に置く
- 花瓶の水を少なめに保つ
- 水替えと切り戻しを頻繁に行う
- 延命剤を活用する
それぞれのお手入れ方法について、具体的やり方や理由を画像付きで見てみましょう。
余分な葉を取り除く
1つ目のポイントは、花瓶に飾る前に余分な葉を取り除いてあげることです。
根のない切り花は、水の吸い口が茎しかありません。
そのため、葉がたくさんついたまま飾ると葉がお水を吸い、お花へ水が行き渡りにくくなってしまうのです。
また、花瓶の水に葉が浸かってしまうと、水が腐りやすくなる原因にもなります。
お水を清潔に保つためにも、余分な葉は取り除いてあげましょう。
具体的には、上の方についている2〜3枚を残してあげれば十分です。
ひまわりの葉は、つまんで下の方に引っ張ると簡単に取ることができます。
活ける前にサッと取り除いてあげましょう。
水揚げの処理を行う
2つ目のポイントは、水揚げ処理を行うことです。
「水揚げ」とは花瓶に活ける前に茎を切ってあげる作業のことです。
活ける前にこの処理をしてあげることで、水の吸いがグンとよくなります。
ひまわりの水揚げは、お湯を使う「湯揚げ」という方法が適していると言われています。
具体的な手順は、以下の通りです。
熱湯を用意する
80~90℃のお湯を、マグカップや花瓶などに用意する。
新聞紙でお花をきつめに包む
花や葉を湯気から保護するため、茎の先を少し出して全体を新聞紙で覆い、花をつぶさない程度にきつく包む。
茎を斜めにカットする
切れ味のいい花はさみなどで茎を斜めに切る。
茎の先を数cm、熱湯に3〜5分程度浸ける
茎を水に2時間程度浸ける
熱湯から出したらすぐに冷たい水に浸け、2時間以上置いておく。
熱湯に浸ける際には、お花が蒸気に当たらないように気をつけてください。
湯揚げをすることで、茎の中の水の体積を膨張させ、内部の気泡を体外に押し出されて水揚げがよくなる仕組みです。
暑い夏の日など、お花がうなだれて見える場合にも、この処理をすることで花が生き返ったように元気に復活してくれますよ。
清潔で安定感のある花瓶に飾る
3つ目のポイントは、清潔で安定感のある花瓶を選ぶことです。
お花を元気に保つためには、清潔なお水が欠かせません。
たとえ毎日水替えをしても、花瓶が汚れていてはすぐに菌が繁殖してしまいます。
花瓶に活ける前に、食器用洗剤などを使ってしっかりと底まで洗ってあげましょう。
また、ひまわりは大輪で、重さもあるお花です。
そのため、華奢な花瓶や低い花瓶に飾ってしまうと、重さに耐えきれずに折れたり倒れたりするリスクがあります。
特に茎を長めに飾る場合は、高さと重さのある安定した花瓶を選びましょう。
涼しく風通しの良いお部屋に置く
4つ目のポイントは、涼しく風通しの良い場所に飾ることです。
太陽に向かって咲き誇るひまわり。
つい「日光の下に飾った方が元気に咲くのかな?」と窓辺に飾ってしまう人も少なくないはず。
しかし、ひまわりの切り花は他のお花と同じように、直射日光に当たり続けていると元気がなくなってしまいます。
ひまわりを長持ちさせるためには、暑すぎない、風通しのよい日陰に飾りましょう。
また、エアコンの風にも注意が必要です。
強い風が直接当たり続けると、水分が蒸発しやすくなってしまうため、エアコンの直下に置くのも避けましょう。
花瓶の水を少なめに保つ
5つ目のポイントは、花瓶の水を少なめに保つことです。
ひまわりの茎をじっくりと見てみると、全体が細かな毛で覆われていることがわかります。
この細かな毛、実は水に浸かると雑菌が繁殖して腐る元となってしまいます。
そのため、ひまわりを飾る際はなるべく茎に水が浸かる部分を少なくしましょう。
具体的には、花瓶の底から3cm程度で十分です。
ひまわりのような大きなお花は、ついたっぷりの水に入れたくなりますが、水を清潔に保つためには少量がベストなのです。
水替えと切り戻しを頻繁に行う
6つ目のポイントは、水替えと切り戻しを頻繁に行うことです。
先述の通り、ひまわりを元気に保つためのポイントの1つは少量の水に活けること。
ただし、ひまわりはたっぷりの水を吸収するお花です。
そのため、少量の水で活けたまま放置してしまうと、水がなくなってしまうリスクもあります。
水切れを防ぐためにも、水を清潔に保つためにも、毎日の水替えを心がけましょう。
また、水を替える際には茎の先を数cm切り戻してあげてください。
ひまわりは水に浸かっている部分の茎が腐りやすいです。
茎の先を少しずつカットしてあげることで、常に新鮮な状態の切り口を保つことができるのです。
延命剤を活用する
7つ目のポイントは、延命剤を活用することです。
お花屋さんでひまわりを購入した際に、延命剤をつけてもらえることがあります。
延命剤はバクテリアの繁殖を抑えて、お花に栄養を届けやすくしてくれるため、お水に混ぜてあげましょう。
延命剤がない場合には、殺菌作用のある塩素系漂白剤でも代用できます。
ただし、塩素系漂白剤は入れすぎると花が漂白されたり、傷んだりする可能性があるため、1滴程度の少量にしましょう。
日持ちするひまわりの切り花の見分け方
最後に、お花屋さんでひまわりの切り花を購入する際に、日持ちしやすいものを見分けるコツについて紹介します。
元気なお花を選ぶことは、適切にお手入れすることと同じくらい重要です。
見るべきポイントは、ひまわりの中央にある茶色の管状花の部分です。
この部分がまだ咲いていない、つぼみの状態のものを選ぶと、お家でも長く楽しむことができます。
見分けるのが難しいと感じた場合には、店員さんに入荷日を聞いてみるのも良い方法です。
新鮮で長持ちしやすいものを教えてくれるはずです。
この記事を参考に、長く元気なひまわりを楽しんでください。
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