南国らしい雰囲気をまとう華やかさが魅力のデンファレ。
1本でもボリューム感があり、お部屋に飾る切り花としても人気です。
今回は、デンファレの切り花を長持ちさせる方法について解説していきます。
適切なお手入れ方法のほか、元気なデンファレの見分け方についても紹介するので、お花屋さんに向かう前に確認しておきましょう。
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こんな方におすすめ
- デンファレの切り花はどれくらい持つか知りたい
- デンファレの切り花を長持ちさせたい
- 長持ちするデンファレの選び方を知りたい
デンファレの切り花は長持ちしやすい!
デンファレは、切り花の中でも特に長持ちしやすいお花として有名です。
一般的な寿命は2週間程度と言われていますが、適切な環境でお手入れをすれば、1ヶ月以上も元気に咲かせることが可能です。
1本の茎からたくさんの花を付けるデンファレ。
つぼみの状態のものを購入すれば、下の方に付いたつぼみから順次咲き、一番上の最後のお花が咲き終わるまで1ヶ月ほど楽しめるのです。
デンファレの切り花を長持ちさせる方法
このように長持ちしやすいデンファレのお花は、忙しくてマメにお手入れすることが難しい人にもおすすめできるお花と言えます。
しかし、こまめな水替えや切り戻しなど、お手入れにひと工夫することで、さらに長い期間綺麗なお花を楽しめるでしょう。
ここからは、デンファレのお花を最大限に長く楽しむお手入れ方法を解説していきます。
こまめに水を替える
1つ目のポイントは、こまめに水を替えてあげることです。
これは、デンファレに限らずどの切り花のお手入れにおいても重要なポイントと言えます。
同じ水に茎を浸けておくと、茎が腐りやすくなったり、水に雑菌が繁殖しやすくなったりするためです。
そうなると、茎でうまく水を吸収できなくなり、お花に栄養が行き渡らなくなるリスクがあります。
可能な限り毎日水替えをしてあげることで、常に新鮮な水を吸収できるようになり、元気に咲き続けてくれるでしょう。
定期的に切り戻しを行う
2つ目のポイントは、定期的に切り戻しを行うことです。
「切り戻し」とは、水に浸かっている茎の部分を少しカットしてあげること。
この作業を行うことで、水の吸水口である茎の断面が常に新鮮で清潔な状態に保てます。
たとえ毎日水を交換していても、茎が腐っていてはうまく吸収することはできません。
切り戻しのポイントは、切れ味の良い刃物を使って、断面が斜めになるように切ることです。
切れ味の悪いハサミなどを使ってしまうと、道管を潰してしまう恐れがあります。
また、断面を斜めにカットすることで、よりたくさんの水を吸収できるようになるのです。
枯れた花や葉を取り除く
3つ目のポイントは、枯れた花や葉を適宜取り除くことです。
最初に紹介した通り、デンファレは下の方の蕾から順次咲いていくお花です。
そのため、上の花が咲く頃には、下の花や葉が枯れてしまっていることが多いです。
このような咲き終わった花や葉は、そのままにしておかずにその都度カットしてあげましょう。
咲き終わった花や葉からは、花の寿命を縮める老化ホルモンが出るため、放置すると他の花も傷んでしまうのです。
また、こまめに切り戻しを行っていると、下の方の葉が水に浸かってしまうことがあるかもしれません。
この場合は、たとえその葉がまだ元気な状態であっても、取り除くようにしましょう。
葉が水に浸かってしまうと、水を腐らせてしまう原因になるからです。
涼しすぎない部屋に飾る
4つ目のポイントは、涼しすぎないお部屋に飾ることです。
「切り花は涼しいお部屋に飾るべき」と聞いたことがある人も多いでしょう。
確かに、ほとんどの切り花は暑さに弱く、エアコンの効いた涼しい部屋に飾るのが適していると言われています。
ただし、デンファレは例外です。
デンファレは熱帯雨林の地域に生えるお花。
暑さに強く、寒さにとても弱いという特徴を持っているのです。
そのため、気温の低いお部屋に飾ると、すぐに枯れてしまうことがあります。
デンファレは、冬の時期にお花屋さんに出回るお花ですが、暖房の効いていない玄関やベランダに飾るのは避けましょう。
買ったばかりなのにお花が茶色く変色したり、花が落ちたり、しおれたりした場合は、気温が低すぎる可能性があります。
目安としては、最低でもお部屋の温度は18℃以上に保つべきと言われています。
部屋を乾燥させない
5つ目のポイントは、お部屋を乾燥させないことです。
先ほどお話しした通り、デンファレは熱帯雨林が原産です。
高温多湿の環境を好むため、空気が乾燥している場所に置くと元気がなくなってしまいます。
冬場の場合、暖房の効いた温かいお部屋はデンファレに適した環境ですが、エアコンの直下などは乾燥しやすいため避けるべきです。
また、直射日光が当たる場所も、葉から水分が蒸散しやすくなるため、避けるべきです。
デンファレを長持ちさせるためには、直射日光や風の当たらない、暖かい場所に置いてあげましょう。
延命剤・栄養剤を活用する
6つ目のポイントは、延命剤や栄養剤を活用することです。
お花屋さんでデンファレを購入した際に、小さな袋に延命剤や栄養剤を入れて渡されることがあるかもしれません。
延命剤・栄養剤をお水に混ぜてあげることで、水が腐りにくくなったり、花に栄養が行き渡りやすくなったりします。
特に、「忙しくて毎日の水替えができない」という人は、ぜひ活用しましょう。
長持ちするデンファレの切り花の選び方
お花を長い期間楽しむためには、ここまで紹介してきたような丁寧なお手入れのほか、お花屋さんで長持ちするデンファレを選ぶことも重要です。
長く楽しめるデンファレの特徴は、すでに開いている花よりも、つぼみの方が多いこと。
そして、つぼみは青くて固い状態のものよりも、色づき始めているものを選びましょう。
蕾が固い状態だと、栄養不足で咲く前に枯れてしまうリスクがあるからです。
また、すでに下の方の花が咲いている場合は、その花が傷んでいないか確認しましょう。
また、葉が鮮やかでみずみずしく、茎が丈夫でしっかりしていると、元気な証拠です。
この記事を参考に、適切なお手入れを続けて長くデンファレを楽しんでください。
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