花のお手入れ

アルストロメリアの切り花を長持ちさせる方法とは?元気なお花の選び方も紹介

2022.06.14

アルストロメリアを長持ちさせたい!お手入れのポイント8選

Bloom Note編集部

Bloom Note(ブルームノート)編集部です。お花のお手入れ・アレンジメント方法から、お花屋さんの仕事に必要な知識まで、お花が好きな全ての人に役立つ情報を配信しています!

カラフルなお花を咲かせるアルストロメリア
トロピカルな雰囲気があり、飾るだけで気分を上げてくれるお花ですね。

今回は、アルストロメリアの切り花は一般的にどの程度日持ちするのか長持ちさせるためにはどんなことに気をつければ良いのかについて解説します。
併せて、お花屋さんでの長持ちするアルストロメリアの見極め方も紹介します。
お花のお手入れでお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

こんな方におすすめ

  • アルストロメリアの切り花を長持ちさせる方法を知りたい
  • 長持ちするアルストロメリアの選び方を知りたい

アルストロメリアの切り花はどれくらい持つ?

アルストロメリアは、実は切り花の中でも日持ちが良いことで有名なお花です。
一般的には、約5日〜2週間程度は持つと言われています。

アルストロメリアは、一本の茎にひとつの花をつけるのではなく、1番花、2番花、3番花と順に花を咲かせます。
きちんと手入れすれば、最後の蕾が咲き終わるまで、3週間程度楽しむことも可能です。

アルストロメリアの切り花を長持ちさせるポイント8選

切り花としても比較的長く楽しめるアルストロメリア。
最後の蕾まで咲かせて、より長くお花を楽しむためのポイントについて見てみましょう。

花瓶に活ける前に水揚げする

お花屋さんでアルストロメリアを購入した後、花瓶に飾る前に水揚げの処理をしてあげましょう。
水揚げの中でも最もポピュラーな方法が「水切り」。

水切りとは、水中で茎を斜めにカットしてあげることです。
この作業をすることで、茎が綺麗なお水を吸いやすくなり、より長持ちさせることができます。

水揚げの具体的な手順については、以下の記事でも詳しく解説しています。

切り花を長持ちさせる水揚げの手順

こまめに水を変える

アルストロメリアは、比較的水の吸い上げが良いお花と言われています。
茎も丈夫で腐りにくいため、毎日の水換えができなかったとしても、元気に咲いてくれるでしょう。

しかし、花瓶のお水を清潔に保つことは、どんなお花でも大切です。
少しでも水の濁りや汚れに気づいたら、こまめに換えてあげることで、より長持ちさせられるでしょう。

下葉を取り除く

くるんと根本からねじれるように付く、アルストロメリアの葉。
お花の強さに反して、葉は繊細で傷みやすいことが特徴的です。

お花屋さんで買った時に、茎に葉が茂っていた場合は取り除いておきましょう。
花瓶のお水に葉が浸かると、腐って水の中に雑菌が繁殖しやすくなるためです。

また、葉が黄色く変色してきたら、傷み始めているサイン。
栄養をお花に行き渡らせて、最後のつぼみまで咲かせるためには、葉に変色が見られたらカットしてあげましょう。

適宜お花を剪定する

傷んだ葉を剪定するのと同様に、咲き終わった花を適宜切ることも大切です。
先ほどお話しした通り、アルストロメリアの切り花は大きな1番花の横に、2番花や3番花のつぼみがあり、小さなお花を咲かせてくれます。

最後の花まで楽しむためには、1番花の花色が悪くなってきたら取り除いてあげてください。
そうすることで、残っているつぼみに栄養が届きます。

定期的に切り戻しをする

水をよく吸収してくれるアルストロメリア。
しかし、茎が何日も水に浸かった状態だと、どうしても腐りやすくなってきます

少しでもお花を長く楽しむためには、茎に傷みが見られたり、水が濁りやすくなったと感じたりした場合には、すぐに切り戻しをしてあげてください。

花粉を早めに取り除く

アルストロメリアのお花は、受粉すると急速に萎れてしまいます。
そのため、お花が開花したらなるべく早めに花粉を取り除きましょう。

また、花粉が飛んで衣服やカーペットに付着してしまうと、なかなか取れません
花びらに花粉が付いてしまうのもあまり見た目が良くないですね。
花を長持ちさせるためだけではなく、綺麗な状態で楽しむためにも、花粉を取り除くことは大切です。

涼しい場所に飾る

アルストロメリアは、あまり暑さに強いお花ではありません。
具体的には、生育温度は15〜21℃と言われています。

春先や秋に出回ることの多いお花ですが、暑い日などは直射日光の当たらない、エアコンの効いたお部屋に置くと良いでしょう。

必要に応じて延命剤を使用する

アルストロメリアを最後のお花まで咲かせたい場合には、鮮度保持材延命剤などの利用も有効です。

2週間程度かけて小さなつぼみまで咲かせるためには、お水の他に糖分などの栄養が必要になるためです。
また、1番花が落下したり萎れたりしてしまうことを防ぐためにも、延命剤は役に立ちます。

長持ちする切り花のアルストロメリアの見極め方

ここまで、アルストロメリアを長持ちさせるコツについてお話ししてきました。
長くお花を楽しむためには細やかなお手入れをしてあげることも大切ですが、元気なアルストロメリアを購入することもポイント。

新鮮なアルストロメリアの特徴は、雄しべの先に粉が吹いていないもの
先述の通り、アルストロメリアは受粉するとすぐに萎れてしまいます。
すでに開花して花粉が出ているお花は、あまり長持ちしない可能性があるのです。

元気なお花を選んで、適切にお手入れをしながら、少しでも長くアルストロメリアを楽しんでください。

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