「バラの咲き方にはどんな種類があるの?」
「バラを買いたいけれど、どんな咲き方のものを選べば良い?」
ローズ、ピンク、ホワイト、さらにブルーとさまざまなカラーを持つバラ。
実は、色だけでなく、花びらの形や、開花する時期・回数などにも豊富な種類があります。
お花屋さんでバラを買おうとした際に、あまりの選択肢の多さに戸惑ってしまった経験がある人も多いのではないでしょうか。
今回は、バラの花形別の咲き方、開花時期別の咲き方の種類について紹介していきます。
プレゼントや自宅に飾るバラ選びにお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- 花形から見たバラの咲き方の種類
- 開花時期別のバラの咲き方の種類
- 多くの人がイメージするバラの咲き方は「八重咲き」「高芯咲き」
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花形から見たバラの咲き方の種類
まずは、花の形から見たバラの咲き方の種類について見てみましょう。
開花時にどのような形に見えるかによって、細かく分類されています。
カップ咲き
「カップ咲き」とは、外側の花びらが緩やかにカーブして内側の花弁を包み込み、横から見た時にふんわりと丸いティーカップのような形に見える咲き方です。
バラの中でも、特に歴史のある品種群の「オールド・ローズ」によく見られる咲き方です。
カップ咲きの中でも、カップが浅いものは「シャーロック・カップ咲き」、深いものは「ディープ・カップ咲き」と呼ばれています。
特に「イブピアッチェ」は濃いピンク色で花のサイズも大きいことから豪華な印象になるので、カップ咲きの中でもブライダルブーケやアレンジメントとしてよく利用される品種です。
ロゼット咲き
中心から花びらが放射状に伸びる咲き方は、「ロゼット咲き」と呼ばれています。
中心の花びらが小さくぎっしりと詰まっていて、とっても華やかな印象の咲き方ですね。
ロゼット咲きも、カップ咲き同様に、オールド・ローズによく見られる咲き方です。
咲き初めはカップ咲きだったものが、だんだんと花が開いていき最終的にロゼット咲きとなるものも多いです。
ちなみに、ロゼット咲きの中でも、花の中央が分かれて、4つの芯があるように見えるものは「クォーターロゼット咲き」と呼ばれています。
一重咲き
「一重咲き」とは、名前の通り花びらが平らに咲き、芯や雄しべ、雌しべが見える形です。「シングル」「平咲き」と呼ばれることも多いですね。
一重咲きの花びらは基本的に5枚のみ。
カップ咲きやロゼット咲きのような、花びらがたっぷりと重なった一般的なイメージのバラとは異なり、「バラっぽくない!」と感じる人もいるかもしれません。
しかし、一重咲きは野生のバラが持つ本来の花型とも言われ、素朴な可愛らしさのある咲き方とも言えます。
ちなみに、一重咲きのバラには「純粋な愛」という花言葉があるんですよ。
八重咲き
一重咲きに対して、花びらが何枚も重なって咲くタイプを「八重咲き」と言います。
一重咲きが「シングル」と呼ばれるのに対して、八重咲きは「ダブル」とも呼ばれますね。
一重咲きの花びらの数は5枚程度ですが、八重咲きでは20枚以上の花びらを持ちます。
先ほど紹介した「カップ咲き」「ロゼット咲き」なども、20枚以上の花びらがあれば八重咲きと言えます。
多くの人が「バラ」と聞いてパッと頭に思い浮かぶのは、八重咲きタイプではないでしょうか。
花びらがふわっと重なった、華やかなお花のイメージですね。
ちなみに、5枚以上の花びらを持ちながら、20枚までは満たないものは「半八重咲き」または「セミ・ダブル咲き」と呼ばれることもあります。
高芯咲き
「高芯咲き」は、花の芯が高くなっている咲き方のことです。
中心が高く、周囲の花びらが咲くに連れて進むに従って、反り返るように外側から広がっていくことが特徴です。
実は、切り花のバラのほとんどがこの高芯咲きに分類されます。
高芯咲きの中でも、花びらが尖っているものは「剣弁高芯咲き」、丸いものは「丸弁高芯咲き」、剣弁と丸弁の中間のものは「半剣弁高芯咲き」と呼ばれています。
こちらも、「八重咲き」同様に、「バラ」と聞いてイメージされる一般的な形と言えるでしょう。
高芯咲きの品種の中でも、花びらの巻きが多く花型も美しいことで人気なのが「ライラッククラシック」です。
サイズは大輪でボリュームもありますが、薄い紫色がエレガントな印象になるため、目上の方や男性へも贈りやすい品種です。
ポンポン咲き
花びらが細かくふわふわしていて、球体に見える咲き方を「ポンポン咲き」と呼びます。
チアリーディングで使われる「ポンポン」をイメージするとわかりやすいですね。
一般的なダリアや菊の花のような咲き方で、バラでは花びらが5cm以下のミニバラによく見られます。
フリル咲き
「フリル咲き」とは、花びらが波打ってフリルのように見える咲き方のことです。
日本語で、「波状弁咲き」と呼ばれることもあります。
花びらの枚数は控えめなものの、優雅なカーブがゴージャスかつ上品な印象。
その見た目の華やかさから、近年人気が高まっている形です。
開花時期別のバラの咲き方の種類
ここまで、花の形別に見たバラの咲き方について紹介してきました。
続いては、開花時期によって異なるバラの咲き方について見てみましょう。
春の時期にだけ咲くバラや、1年を通して開花しているバラなど、開花の時期や期間によってもさまざまな種類のバラがあります。
四季咲き
「四季咲き」とは、名前からもわかる通り、通年で咲くタイプのバラです。
厳密に言えば、春夏秋冬の4シーズン全てで開花するのではなく、春頃〜初冬までが開花期間となります。
冬に開花できない理由は、バラは暖かい地域で育つ花であり、日本の冬の気温では低すぎるためです。
ただし、冬であっても条件が揃えば、開花させることもできます。
具体的には、一定して15度以上の気温かつ、日光の当たる環境であれば冬季でも開花可能と言われています。
クリスマスにもお花屋さんでバラを購入することができるのは、四季咲きのバラが1年を通して育成されているからなんですね。
一季咲き
通年で開花する四季咲きに対して、1年で1回だけしか咲かないタイプのバラを「一季咲き」と呼びます。
日本では5月頭頃に開花し、5月~6月には見頃を迎えるケースが多いです。
品種改良が行われていないバラの見頃も5月~7月であり、原種に近い咲き方と言えます。
開花期が短い一季咲きですが、その分、1年間で蓄えた栄養を一気に使って株いっぱいに力強く咲き誇ります。
また、同時期に一斉に咲くため、四季咲きよりもより見事な景観を楽しむこともできますよ。
返り咲き
「返り咲き」とは、一季咲きの品種の中でも夏や秋に再び開花するタイプの咲き方です。
年に2度開花することから、「二季咲き」「繰り返し咲き」と呼ばれることもあります。
春の1度目の開花後に、花がらを切り取った先から枝が伸び、2度目の開花を迎えます。
返り咲きのバラの中には、育て始めは年に1度しか開花しないものもあります。
しかし、2〜3年の間、じっくりと育成を続けることで、株にたっぷりと栄養が蓄えられ、春以外の季節にも咲くようになるのです。
まとめ
バラの形や開花時期の咲き方について紹介しました。
たくさん種類がありますが、切り花として販売されているバラの多くが「高芯咲き」と呼ばれるものですので、まずはこの咲き方を押さえておくと良いでしょう。
一口に「バラ」と言っても、さまざまな花形、開花サイクルがあります。
この記事を参考に、自分にぴったりのバラを探してみてください。
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