「ムーンウォーク」は黄色のバラ品種のひとつ。
パッと目を惹く明るい黄色は、見る人の心まで明るくしてくれそうな華やかさがあります。
また、日本で黄色いバラは父の日に贈る花としても定着しています。
これは日本ファーザーズ・デイ委員会による「父の日に黄色いリボンが付いたプレゼントを贈ろう」という、「父の日黄色いリボンキャンペーン」がきっかけとなっています。
この記事ではバラ「ムーンウォーク」の特徴やお手入れ方法、花言葉などを紹介します。
バラ「ムーンウォーク」の主な特徴
- 明るく華やかな黄色の花びら
- 花形が美しく、ボリュームのある大輪
- 花もちが良く、ゆっくり開花する
バラ「ムーンウォーク」の特徴
ムーンウォークの特徴は、なんといっても華やかな黄色の花びら。
赤バラやピンクのバラとは異なる、生命力を感じる明るさ・華やかさが魅力です。
花びらの巻きも多くボリュームがあるため、存在感も抜群です。
色 | 黄色 |
タイプ | スタンダード(STD) |
サイズ | 大輪 |
咲き方 | 半剣弁高芯咲き |
開花速度 | ゆっくり |
香り | 微香(上品な紅茶の葉の香り) |
出回り時期 | 通年 |
主な生産地 | ケニア、ウガンダ、エチオピア |
明るく華やかな黄色の花びら
ムーンウォークの花びらは、明るく鮮やかな黄色。
フレッシュなビタミンカラーは元気を出したい時にピッタリですし、お部屋に飾ると空間がぱっと華やぎます。
花型が美しく、ボリュームのある大輪
ムーンウォークは花びらの巻きが多く、ボリューム感のある大輪です。
バラの王道の咲き方ともいえる剣弁高芯咲きで、凛とした美しい花型も魅力的です。
花もちが良く、ゆっくり開花する
ムーンウォークは比較的ゆっくり開花し花もちが良いため、店頭に置きやすく、お客様にもおすすめしやすいバラです。
花びらも茎もしっかりしているため丈夫で扱いやすく、水の吸い上げが良いという特徴もあります。
バラ「ムーンウォーク」の水揚げ・お手入れ方法
比較的花もちが良いムーンウォークですが、適切なお手入れをすることでより長持ちさせることができます。
店頭に置く前には、以下の下処理・水揚げ作業を行いましょう。
- 下葉と棘の処理
- 茎をカットし、水揚げ促進剤につける
- 深水につけておく
下葉・棘の処理
水に浸かる部分の葉は全て取り除いておきましょう。
花に栄養が行き届きやすい状態になるので、この処理は必ず行いましょう。
同様に棘もしっかり取り除きます。
花同士が傷つかないよう、また、お客様が手にした時に怪我をしないよう念入りにチェックします。
茎をカットし、水揚げ促進剤につける
下葉と棘の処理が終わったら、水揚げを良くするために茎を斜めにカット(切り戻し)しましょう。
断面積が大きくすることで、水をよく吸い上げてくれます。
カットした茎の切り口を、水揚げ促進剤に3~5秒間ほどつけます。
深水につけておく
あらかじめ清潔なバケツに水を張っておき、水揚げ促進剤につけたムーンウォークを素早くバケツに移します。
水圧で水が上がりやすいよう、花首まで浸かるくらいの深水がポイント。
深水に長時間つけておくことで、ムーンウォークをより長持ちさせることができます。
バラ「ムーンウォーク」の花言葉
ムーンウォークの花言葉は、他の黄色のバラと同様に「友情」「平和」「献身」などがあります。
一方で、「嫉妬」「薄らぐ愛」というネガティブな意味合いの花言葉も併せ持っています。
これはヨーロッパにおいて、キリストを裏切ったユダが身につけていた服の色が黄色だった…ということが由来とされていますが、日本の仏教や風水などでは、どちらかと言えば良い意味のイメージが多い色です。
贈る相手によっては、あまり花言葉がもつ意味に左右されずとも良いかもしれませんが、黄色いバラを贈りたい時はポジティブな花言葉を持つ色のバラ、他の品種のお花と合わせて贈るのも良いでしょう。