ユリ「ダブルダイヤモンド」の魅力やお手入れ方法、花言葉

「ダブルダイヤモンド」は、八重咲きで大輪のお花を咲かせるオリエンタルユリの品種です。
鮮やかなピンク色と甘くフローラルな香りで、とても華やかで女性らしい印象のお花です。

今回はユリ「ダブルダイヤモンド」の見た目の特徴やお手入れ方法、プレゼントの際に役立つ花言葉などを紹介します。

ユリ「ダブルダイヤモンド」の主な特徴

ユリ「ダブルダイヤモンド」の特徴

特徴早見「ダブルダイヤモンド」色・タイプ・咲き方etc

ダブルダイヤモンドは、ユリの中でも華麗な大輪の花を咲かせる「オリエンタルユリ」の品種です。
名前の通り、ダイヤモンドのような存在感と華やかさを持つお花と言えます。

ダブルダイヤモンドは、花びらが何枚も重なる八重咲きで大輪の花を咲かせます。
バラやチューリップのような咲き方とユリらしい大きなお花で、ひときわゴージャスな印象です。
ボリューム感と華やかさで、最近ではウエディングシーンのブーケなどでも人気が高まっています。

甘くフローラルな香りも、ダブルダイヤモンドの魅力のひとつ。
香りは比較的長く続くため、お部屋に飾った際には見た目だけでなく、香りでも楽しめます。
発色のいいピンク色の花びらも相まって、とても女性らしい印象のお花です。

ユリのお花を飾る際に気になるのが、花粉ですよね。
多くのユリは花粉を持つため、お部屋に飾るとテーブルやカーテンを汚してしまうこともあります。

しかし、ダブルダイヤモンドは花粉をほぼ持たないお花です。
そのため、最初に花粉を取り除いたり、周囲の汚れを気にしたりなどの手間なく簡単にお手入れすることができます。

お手入れ「ダブルダイヤモンド」水揚げ・お手入れ方法

ダブルダイヤモンドは、つぼみから開花するまでに時間がかかる場合があります。
ブライダルなど、開花輪が必要なタイミングが決まっている場合は、手元で咲かせる時間も考慮する必要があります。
ここでは、ダブルダイヤモンドの開花を遅らせる方法と促進させる方法について紹介します。

ダブルダイヤモンドの水揚げ・お手入れ方法

ダブルダイヤモンドの開花を遅らせたい場合は、茎についている葉をそのままにして、水につけずに状態で低温管理します。
温度は5℃程度がベストです。
なお、通常の温度に戻す際は、お花にストレスを与えないよう2段階で温度を上げましょう。

ダブルダイヤモンドを開花させたい場合は、水揚げ処理を行います。
まずは、茎についている余分な下葉を取り除いてあげましょう。
葉を処理することで、お花に栄養が行き届きやすくなり、開花を促進できます。

余分な葉を取り除いたら、茎の先端3〜5cm程度をカットします。
バケツなどに水を溜め、その中のなるべく深いところで切ってあげましょう。
こうすることで、水圧がかかり水が上がりやすくなります。

茎をカットできたら、深水で管理します。
気温の低い冬場や、開花のスピードを上げたい場合には、ぬるま湯につけておくことでいっそう水を吸い上げやすくなります。

なお、花瓶に活ける際には花全体の4分の1程度が浸かる水量がベストです。
水が多いと過剰に吸って花が早く終わる場合があります。
反対に、水が少ないと花の重みで折れてしまうリスクがあります。

なお、一般的なユリは開花後に花粉を取り除く処理が必要ですが、ダブルダイヤモンドはその必要がありません。

ダブルダイヤモンドは、「虚栄心」という花言葉を持ちます。
花言葉だけ見ると、あまりプレゼントなどには適さないと感じるかもしれません。
人に贈る際には、メッセージカードなどを添えて誤解を生まないようにすると安心ですね。