色鮮やかで豪華な花姿が人気の「ダリア」。
ダリアにはさまざまな品種が存在し、品種によって咲き方や色などが異なります。
この記事では、ダリアの種類や分類などについて解説します。
ダリアの人気品種も紹介しますので、「どんなダリアを選んだらいいかわからない」という方はぜひ参考にしてください。
こんな方におすすめ
- ダリアの特徴や種類が知りたい
- ダリアの人気品種が知りたい
ダリアの基本情報・分類
ダリアはキク科のテンジクボタン科に分類され、出回り時期は7〜10月頃です。
原産地はメキシコで、メキシコでは国花として幅広い人に愛されています。
品種改良が繰り返された現在では、約30,000種類以上もの品種があると言われており、大別すると下記のように分類されます。
- 草丈の長さによる分類
- 花の大きさによる分類
- 咲き方による分類
それぞれの分類方法について詳しくみていきましょう。
草丈の長さによる分類
ダリアの草丈は低いものから4m以上に育つ品種もありますが、おおよその草丈の目安は下記の6種類に分類されます。
- 矮性 :50cm以下
- 中矮性:50~70cm
- 中性 :70~100cm
- 中高性:100~120cm
- 高性 :120~150cm
- 極高性:150cm以上
花の大きさによる分類
ダリアは品種によって花の大きさが異なり、下記の6種類に分類されます。
- 超巨大輪:30cm以上
- 巨大輪 :26~30cm
- 大輪 :20~26cm
- 中輪 :10~20cm
- 小輪 :3~10cm
- 極小輪 :3cm以下
巨大輪、超巨大輪になるとかなりボリュームが大きく、存在感抜群です。
咲き方による分類
ダリアの咲き方にはさまざまな種類があり、咲き方によって見た目が大きく異なります。
それぞれの咲き方と特徴は、次のとおりです。
シングル咲き |
|
アネモネ咲き |
|
オーキッド咲き |
|
コラレット咲き |
|
スイレン咲き |
|
ピオニー咲き |
|
ポンポン咲き |
|
デコラティブ咲き |
|
カスタス咲き |
|
ボール咲き |
|
人気の高いダリアの種類
ダリアの品種は30,000種類以上あると言われており、品種によって大きさや見た目などもガラリと変わるのが特徴です。
いずれも美しく人気が高い花ばかりですが、そのなかでも特に高い人気を誇っている下記の3種類を紹介します。
- 皇帝ダリア
- 黒蝶
- かまくら
皇帝ダリア
皇帝ダリアは最も大きく育つ原種の一つで、ダリアの王様と呼ばれています。
一般的なダリアは大きくても1m以上までしか育ちませんが、皇帝ダリアは5m以上に成長するケースも。
花径は約15〜20cmほどで、ピンクの花を咲かせます。
咲き方はシングル咲き、デコラティブ咲きの品種があり、皇帝の名にふさわしい、気品溢れる優雅な咲き方をするのが特徴です。
黒蝶
ダリアブームの火付け役とも言われている黒蝶は、赤黒いワインのような色が特徴の品種です。
草丈は約100cmほどで、花径は15〜20cm。
華やかな色合いが多いダリアの中で、落ち着いた大人っぽい色合いが高い人気を得ている理由の1つだと言えるでしょう。
色合いは落ち着いていますが、ダリアの中でも大きい部類に入りますので、迫力も十分。
ブーケやコサージュとして使われることも多い品種です。
かまくら
かまくらはジャパンフラワーセレクションという賞を受賞した経歴がある、有名な品種です。
純白の美しい花びらと、迫力のある大輪が魅力的。
高級感も兼ね備えているため、結婚式などの幅広いシーンでよく使われます。
人気が高い割に手に入りやすく花もちも良い品種ですので、目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
季節問わず手に入りますので、観賞用としてだけではなくプレゼントとしてもおすすめの品種です。
まとめ
多種多様な品種が楽しめる魅力的なダリア。
品種によって、咲き方や花の形などが大きく異なります。
比較的花もちが良いため、切り花としても非常に人気が高い花です。
今回紹介した人気品種以外にも魅力的な品種がたくさんありますので、お好みの品種を探してみてはいかがでしょうか。