小さな花が集まって、まるでボールのようなお花を咲かせるルリタマアザミ。
花束に組み合わせたり、ドライフラワーにしたりと人気のお花です。
今回は、ルリタマアザミの花言葉について紹介します。
プレゼントの前に知っておきたい花言葉やその由来、色別の花言葉などについても解説します。
ルリタマアザミのお花を購入予定の方は、ぜひ参考にしてみてください。
こんな方におすすめ
- ルリタマアザミの花言葉について知りたい
- ルリタマアザミをプレゼントしようと思っている
ルリタマアザミの花言葉と由来
ルリタマアザミ全般に共通する花言葉には、「鋭敏」「傷つく心」「豊かな感情」などがあります。
少し寂しい印象の花言葉が目立ちますね。
なぜこのような花言葉が付けられているのか、由来について見てみましょう。
「鋭敏」:ルリタマアザミのトゲをまとったような花姿から
「鋭敏」という花言葉は、ルリタマアザミのつぼみからトゲが突き出ているような花姿に由来すると言われています。
遠くから見るとまるでボールに見えるルリタマアザミですが、近くで見るとたくさんの細い針のような花が集まっていることがわかるはずです。
お花の見た目、そのままの花言葉と言えますね。
「傷つく心」:触ると傷つきそうな見た目から
「傷つく心」という花言葉も、ルリタマアザミがまるでトゲをまとったような姿で、触る者を傷つけてしまいそうなイメージから来ています。
深い青や紫といった寒色系の花色も、少し寂しそうな印象を抱かせますね。
「豊かな感情」:「ハリネズミのジレンマ」の寓話から
「豊かな感情」という花言葉は、ルリタマアザミがまるでハリネズミのように見えることから来ていると考えられています。
ルリタマアザミの学名は「Echinops(エキノプス)」。
語源はギリシア語で「ハリネズミ」を意味する「echinos(エキノス)」と、「似ている」という意味の「ops(オプス)」だと言われています。
さらに、ハリネズミは「ハリネズミのジレンマ」という寓話を持つ動物です。
ハリネズミのジレンマとは、「鋭い針毛を持つハリネズミは、互いに寄り添おうとしたくても、自分の針毛で相手を傷つけてしまうため近づけない」というジレンマのこと。
ハリネズミに似たルリタマアザミの姿は、「寄り添いたいけれど寄り添えない」といった、欲求、寂しさ、不満などさまざまな感情を持っているように見えたのでしょう。
色別のルリタマアザミの花言葉
続いては、ルリタマアザミの色別の花言葉について見てみましょう。
ルリタマアザミは、漢字で書くと「瑠璃玉薊」。
文字を見ると「瑠璃色のお花」というイメージですが、実は鮮やかな青色のほか、白や紫のものもあります。
そして、色ごとに異なる花言葉も付けられているのです。
紫色のルリタマアザミの花言葉:「権威」「貴族」
紫色のルリタマアザミには「権威」「貴族」という花言葉も込められています。
この花言葉は、古代から紫色には高貴なイメージがあることに由来すると考えられます。
かつて、紫色の染め物を作ることは困難だと言われていました。
そのため、貴重な紫色は最高位の位階を表すものとされていたのです。
上品で高貴な印象の紫色のルリタマアザミにぴったりな花言葉ですね。
白色のルリタマアザミの花言葉:「独立」
白色のルリタマアザミには「独立」という花言葉があります。
他の何色にも染まっていないことや、ルリタマアザミのまっすぐに長く伸びた茎にたった一つの花を付けることに由来すると言われています。
確かに、白いルリタマアザミが凛として咲く様子は、他の植物から独立しているように見えますね。
ルリタマアザミは本数によって花言葉が変わることはない
プレゼントとしてお花を選ぶ際には、渡す本数によって花言葉は変わってくるのかということも気になりますよね。
バラの花などであれば本数によって花言葉が変わりますが、ルリタマアザミは何本であっても花言葉の意味は変わりません。
花束としてプレゼントする際には、見栄えやボリューム感などを見ながら好きな本数を選びましょう。
ルリタマアザミの怖い花言葉
ここまで紹介してきた通り、ルリタマアザミには怖い花言葉はありません。
ただし、「鋭敏」「傷つく心」といった、ネガティブな印象の花言葉があるのは事実です。
また、人に好意や感謝の気持ちを伝えるのは難しい花言葉を多く持つお花とも言えます。
そのため、プレゼントとして渡す際には、誤解を与えないようにメッセージカードなども添えてあげると良いかもしれません。
また、ルリタマアザミは比較的小ぶりで、他のお花と組み合わせて花束を作りやすいです。
そのため、ルリタマアザミと自分の気持ちに適した花言葉を持った他のお花と組み合わせてあげるのも良い方法でしょう。
この記事を参考に、相手に喜んでもらえるお花選びを楽しんでみてください。