「ビンセントタンジェリン」は、ビンセントシリーズと呼ばれるひまわりの品種の1つです。
ビンセントシリーズは、ひまわりの絵で有名な画家「ビンセント・ヴァン・ゴッホ」にちなんで名付けられました。
ビンセントタンジェリンの他にも、ビンセントクリアレモン、ビンセントクリアオレンジなど様々な品種があります。
今回はビンセントシリーズの中でも最もベーシックな品種と言われる「ビンセントタンジェリン」の特徴や水揚げ方法、花言葉を紹介します。
ひまわり「ビンセントタンジェリン」の主な特徴
- 丸みのあるオレンジ色の花びら
- 花がやや上向きに咲く
- 花びらが二重になっていて華やか
- 無花粉で花もちが良い
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ひまわり「ビンセントタンジェリン」の特徴
色 | オレンジ |
タイプ | 芯黒 |
咲き方 | 二重咲き |
サイズ | 中輪 |
出回り時期 | 5月~9月 |
主な生産地 | 北海道、青森県、長野県、千葉県 |
丸みのあるオレンジ色の花びら
ビンセントタンジェリンの花びらの色は、ビンセントシリーズの中でも明るいオレンジ色。
中心部分が黒っぽい色をした、王道のひまわりです。
花びらにはやや丸みがあり、元気な印象の中にも柔らかさが感じられるお花です。
花がやや上向きに咲く
ひまわりは横を向いて咲いたり、俯きがちに咲く品種が多いのですが、ビンセントタンジェリンはやや上を向いて咲く品種です。
花首が硬く丈夫なため、咲いた後も頭の重みに負けず元気な状態を保ってくれます。
花束などのアレンジにも取り入れやすいため、とても重宝されるお花です。
花びらが二重になっていて華やか
ビンセントタンジェリンの花びらは二重になっており、一重咲きのひまわりに比べると花びらの枚数が多いのが特徴です。
花びらが数枚散ってしまっても華やかさを損なわないのが嬉しいですね。
無花粉で花もちが良い
ビンセントタンジェリンは花粉のない品種です。
花びらを汚したり、花束にした時に他の花に花粉がついてしまったりといった弊害がありません。
花もちも良く、扱いやすいお花です。
ひまわり「ビンセントタンジェリン」の水揚げ方法
明るく元気な印象のビンセントタンジェリンですが、夏場でも長持ちさせてあげるためには適切な水揚げ処理が必要です。
以下の手順で水揚げを行いましょう。
- 余分な葉を取り除く
- 水中で茎を2~3センチカットする
- 浅水につけておく
余分な葉を取り除く
水揚げに入る前に、余分な葉は取り除いておきます。
特に茎の下側についている、水につかりそうな部分の葉は除去し、水揚がりを良くしてあげましょう。
水中で茎を2~3センチカットする
ビンセントタンジェリンの茎を水中につけ、切れ味のよいハサミで2~3センチほどカットします。
ひまわりのように産毛のある花は茎が腐りやすい性質があります。
斜めにカットすると断面が大きくなり、より茎を腐りやすくさせてしまうため、まっすぐカットしましょう。
浅水につけておく
茎をカットしたら、3~5センチほどの浅水に2~3時間つけておきましょう。
水につかった部分の茎は腐りやすくなるため、深水にしないことが重要です。
水換えはこまめに
ビンセントタンジェリンは水揚がりの良いお花ですので、浅水にしているとすぐに水がなくなってしまうことも。
また、夏場は特に水が汚れやすくなるため、こまめに水の量や濁りをチェックして水換えをしましょう。
ひまわり「ビンセントタンジェリン」の花言葉
ひまわりの基本の花言葉は「憧れ」「情熱」「あなただけを見つめる」など。
ビンセントタンジェリンのようなオレンジ色のひまわりには、「未来を見つめて」という意味もあります。
前向きで素敵な花言葉ばかりですので、夏の花束のオーダーでは積極的に取り入れたいお花です。
ひまわりには色や大きさ別の花言葉がありますので、お客様に尋ねられた場合などに覚えておくと便利ですよ。
ひまわりの花言葉を紹介!色別・本数別の意味と知っておきたい怖い花言葉
花の卸販売サイト「フラワースミスマーケット」
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「Flower Smith Market」は花の仕入れ専門サイトです。ひまわり「ビンセントタンジェリン」の産地・生産者情報や、おすすめの水揚げ方法なども掲載しています。