花のお手入れ

ユリの切り花を長持ちさせる方法・管理のコツを紹介!

2022.06.28

ユリの切り花を長持ちさせるには?下準備・日々のお手入れ方法を紹介

Bloom Note編集部

Bloom Note(ブルームノート)編集部です。お花のお手入れ・アレンジメント方法から、お花屋さんの仕事に必要な知識まで、お花が好きな全ての人に役立つ情報を配信しています!

ユリは花もちのよいお花として知られていますが、より長持ちさせるには正しいお手入れ方法の実践が必要不可欠です。

お手入れをサボってしまうと、花が咲く前に枯らしてしまった…ということも。

そこで本記事では、ユリの切り花を長持ちさせるコツや管理方法などを解説します。
お花初心者でも長期間ユリを楽しめる方法を紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね!

こんな方におすすめ

  • ユリの切り花をできるだけ長く楽しみたい
  • ユリの水揚げ方法が知りたい

ユリの切り花を長持ちさせるための下準備

ユリの切り花を生ける前には、以下の下準備を行いましょう。

  • 花瓶を綺麗に洗って乾かしておく
  • ユリが届いたらラッピングを素早く丁寧に外す
  • 花瓶の長さに合わせて茎をカットする
  • 水に浸かりそうな葉やつぼみは取っておく
  • 花粉を取り除く

いずれも簡単に行えるうえ、よりきれいに長持ちさせる方法ですので、ぜひ試してみてくださいね。

花瓶を綺麗に洗って乾かしておく

ユリの切り花を長持ちさせるためには、花瓶を清潔な状態に保つことが重要です。

汚れている花瓶はバクテリアなどの雑菌が繁殖しやすい環境になっており、その状態でユリを生けると雑菌が茎の先端に付着し、水を吸い上げにくくなります。
ユリが水を吸い上げにくくなることで、枯れるスピードが早くなりますので必ず花瓶は清潔に保ちましょう。

花瓶を洗う際は水ですすぐだけではなく、スポンジに食器用洗剤などを付けてしっかりと汚れを落としてあげてくださいね。
花瓶を洗い終わったら雑菌が繁殖しないよう、日の当たる場所で乾かしておきましょう。

ラッピングは素早く丁寧に外す

プレゼントでユリの切り花をもらった場合、花やつぼみが傷つかないよう、素早く丁寧にラッピングを外しましょう。

「せっかく綺麗にラッピングしてあるのに外すのはもったいない」と思う方もいるかもしれませんが、長時間ラッピングされている状態ですと、花が蒸れて傷んでしまう恐れがあるのです。

もしラッピングが気に入ったのであれば、そのまま花瓶に巻いてあげるとラッピングも楽しめますよ。

また、茎の足元に保水ゼリー入りの袋が付いている場合も丁寧に外し、付着しているゼリーを水で洗い流しましょう。
ラッピングは可愛くおしゃれなものが多いため、外したくないという気持ちも分かりますが、少しでもユリを長く楽しめるよう早めに外してあげてくださいね。

花瓶の長さに合わせて茎をカットする

ユリを花瓶に生ける前に、用意してある花瓶の長さに合わせて茎をカットしましょう。

ユリは好みに合わせてアレンジができるように、茎が長い状態で売られていることが多い花です。
茎が長いと成長がゆるやかになるため長持ちしますが、茎が長すぎる状態で花瓶に生けると花の重みで茎が折れてしまう可能性もゼロではありません。

茎をカットする際は、花瓶とユリの高さが1:1程度になるようにカットするとよいでしょう。
あらかじめ背の高い花瓶を用意しておくのもおすすめです。

水に浸かりそうな葉やつぼみは取っておく

花瓶の水に浸かりそうな葉やつぼみはあらかじめ取っておきましょう
葉が多いと水分が蒸発しやすくなり、花に水分が行き届きにくくなるのです。
そうなると花が弱ってしまい、枯れるスピードも早くなります。

また、水に浸かっている葉やつぼみが水を汚す原因になり、茎が水を吸い上げにくくなることでさらに枯れるスピードが早まるのです。
ただし、葉やつぼみをすべて取ってしまうと光合成ができなくなってしまうので2〜3枚は必ず残しておきましょう。

花粉を取り除く

ユリについている花粉を取り除くことで、より花を長持ちさせられます。

ユリは切り花の状態でも受粉するうえ、受粉すると花が枯れるスピードが早くなるので早めに取り除きましょう。

花粉を取り除くタイミングはユリが開花する前で、花がやや開きかけているときがおすすめです。
花粉は花の中心にある「雌しべ」を取り囲むように並んでいる「雄しべ」の先端から出ます。

雄しべの先端が「やく」と呼ばれる花粉袋になっていますので、そこをピンセットなどで優しくつまんで取り除きましょう。

この際、花びらを傷つけないよう、慎重に行ってくださいね。
花が開花してしばらく経つと花粉が出始め、花や衣服などに付着してなかなか取れなくなる可能性がありますので、花が咲き始めたらすぐに花粉を取り除きましょう。

ユリの切り花を長持ちさせる水揚げ方法

ここでは、ユリを長持ちさせるために欠かせない、水切りと湯揚げの方法を分かりやすく解説します。

買った後、またはもらった後のユリは、水分が花へ十分に行き届いていない状態です。
ですので、できるだけ早く水分が行き届きやすい状態にする必要があります。

そこで、水揚げを行うことによって茎が水を吸い上げやすくなり、花に水分が行き届きやすくなるのです。
正しい水揚げの方法を覚えて、ユリを長期間楽しみましょう!

水切りを行う

水切りとは、水の中で茎の先端をカットすることを指します。

水分を吸収しやすくするための水切りの方法は以下のとおりです。

  • 茎の導管が潰れないように切れ味の良いはさみを使う
  • 茎を水に浸けた状態で、先端の2〜3cm上をカットする
  • 茎は斜めにカットする

茎をカットする際、切れ味の悪いはさみを使ったり、真っ直ぐカットしたりすると水分を吸収しにくくなりますので注意しましょう。
ユリは比較的水揚げのよい花ですが、水切りを行うだけでも長持ちしますので、忘れずに行ってあげてくださいね。

茎に元気がない場合は湯揚げを行う

ユリの切り花の状態を見て、しおれているなど極端に元気がない場合は湯揚げという方法がおすすめです。

湯揚げとは、茎の先端をカットしお湯に浸ける方法
茎をお湯に浸けることによって、茎の道管内に溜まっている空気が抜け水分を吸収しやくすなります。

湯揚げの手順は以下のとおりです。

  1. 茎の先端を揃え15〜20cmほど残した状態で新聞紙で包む
  2. 茎の先端2〜3cm上を切れ味の良いはさみでななめにカットする
  3. 沸騰したお湯に20秒ほど浸ける
  4. 取り出してすぐに冷水へ浸ける
  5. 2時間ほど待つ

上記の手順を踏めば、上手に水分が吸収され花に元気が戻りますので、ぜひ試してみてくださいね!

少なめに水を入れた背の高い花瓶にユリを生ける

ユリを生けるときの花瓶に入れる水の量は、ユリ全体の1/4~1/5程度の深さがおすすめです。

ユリは水を吸い上げるスピードが早い花ですので、水の量は少なめでOK。
ただし、ユリの花びらはボリュームがあるため、水の量が少なすぎると花瓶が倒れやすいです。

したがって、ユリを生ける花瓶は背の高い安定感があるものをおすすめします。
背の高い安定感がある花瓶が用意できなかった場合は、茎の長さをカットして花瓶の高さに合わせてあげましょう。

ユリの切り花を長持ちための管理方法

ユリを生けた後も下記のような管理をすることで、より花が長持ちします。

  • 風通しが良く直射日光が当たらない場所に飾る
  • こまめに水を替え花瓶を清潔に保つ
  • 切り戻しを行う

それぞれの管理方法を詳しく解説しますので、ユリを長く美しい状態で楽しみたい方は必見です!

風通しが良く直射日光が当たらない場所に飾る

ユリの切り花を飾る際は、風通しが良く直射日光が当たらない場所を選びましょう。

ユリは暖かい場所だと成長スピードが早くなるぶん、枯れるまでの期間も早まります。
逆に涼しい場所に飾ることによって成長スピードが遅くなり、長持ちするのです。

なお、直射日光が当たる場所にユリを飾ると花びらが日焼けし、傷みやすいので注意しましょう。
エアコンの前や、暖房器具の前に飾るのは絶対にNGです。

こまめに水を替え花瓶を清潔に保つ

ユリを長持ちさせるためには、花瓶の水替えは必須です。

水が汚れると花瓶の中に雑菌が繁殖します。繁殖した菌が茎に付着すると、うまく水を吸い上げられません。
水を吸い上げにくくなると花が枯れるスピードが早くなりますので、花瓶の水はこまめに替えましょう。

基本的な水替え頻度は2〜3日でも十分ですが、夏場は水が減りやすいので毎日行うのが理想です。
ただし、夏場以外でも水が汚れていると感じたらすぐに水を替えてあげてくださいね。

水を替えるときに花瓶も一緒に洗うと、より清潔な状態に保てます。
また、茎に付着している汚れなども洗い流してあげましょう。

切り戻しを行う

水替えを行うタイミングと同時に、切り戻しも行いましょう。
切り戻しとは、茎の先端をカットする作業を言います。

切り戻しのやり方は水切りと同様で、切れ味の良いはさみを使って茎の先端から2〜3cm上を斜めにカットします。
この際に、枯れ始めた花や葉を剪定しておくと、見栄えも良くなりますし、より長持ちするのでおすすめです。

まとめ

ユリは元々花もちの良い花ですが、適切なお手入れを怠るといくら花もちが良くてもすぐ枯れてしまいます。

ユリを購入してそのまま生けるのではなく、下準備から日々の管理を欠かさずに行いましょう。
「ユリをできるだけ長く美しい状態で楽しみたい」という方は、本記事で紹介したお手入れ方法をぜひ実践してくださいね。

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