スプレーバラの品種の1つである「シーアネモネ」。
英語で「Sea Anemone」と呼ばれるイソギンチャクに似ていることから名付けられました。
この記事では、バラ「シーアネモネ」の特徴や水揚げ方法、花言葉を紹介します。
バラ「シーアネモネ」の主な特徴
- 波打つような独特の花びら
- ステムが堅く扱いやすい
- 香りがほとんどなく、万人受けしやすい
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「Flower Smith Market」は花の仕入れ専門サイトです。バラ(スプレー)「シーアネモネ」の産地・生産者情報や、おすすめの水揚げ方法なども掲載しています。
バラ「シーアネモネ」の特徴
色 | 淡いピンク |
系統 | スプレー(SP)タイプ |
咲き方 | 波状弁咲き |
香り | なし |
出回り時期 | 通年 |
主な生産地 | 宮城県、愛知県、静岡県、滋賀県、佐賀県 |
日持ち | 1週間程度 |
シーアネモネは、枝分かれのあるスプレー咲きタイプのバラです。
花びらは淡いピンク色で、グラデーションがかったような上品な色味をしています。
咲き方や香りなど、具体的な特徴をみていきましょう。
波打つような独特の花びら
シーアネモネの特徴は、何と言っても独特な花びらにあります。
「イソギンチャク(Sea Anemone)」が由来となった名前のとおり、うねるように波打った花びらがポイント。
多くの人が連想するバラの咲き方とは異なるため、アレンジやブーケに取り入れると、個性的な雰囲気を演出できます。
また、スプレーバラの中では比較的花が大きくボリュームがあり、華やかな品種です。
ステムが堅く扱いやすい
シーアネモネはステム(花首)が堅くしっかりとしているため、ベントネックしづらいという特徴があります。
花瓶に飾る際も、ブーケに取り入れる際も扱いやすいでしょう。
花びらも厚く丈夫なため、輸送時に傷がつくリスクが低い点も嬉しいポイントです。
香りがほとんどなく、万人受けしやすい
シーアネモネには、香りがほとんどありません。
鼻を近づけるとごくわずかな微香が感じられることもありますが、部屋に置いていても強く香ることはないでしょう。
バラの香りが好きな方には物足りないかもしれませんが、花の強い香りが苦手な方にはおすすめしやすい品種です。
他の花の香りと喧嘩することがないため、アレンジ面でも使いやすいでしょう。
バラ「シーアネモネ」の水揚げ・お手入れ方法
スプレーバラは茎が細く、水下がりしやすいという特性があります。
シーアネモネに関しても、水揚げ促進剤の使用や湯揚げなど、しっかりとした水揚げをしてあげるとよいでしょう。
具体的な水揚げ手順は以下のとおりです。
水揚げ手順
- 葉とトゲを取り除く
- 茎を斜めにカットし、切り口を水揚げ促進剤につける
- 深水でじっくりと水揚げする
葉とトゲを取り除く
茎全体のトゲは取り除き、葉もできるだけ整理しておきましょう。
葉が水につかると水下がりしやすいため、水につかる部分の葉はしっかりと取り除くのがおすすめです。
トゲや葉は手で折ったり引っ張ったりすると、茎が裂けてしまうリスクがあります。
ハサミやナイフなどを使ってカットするようにしましょう。
茎を斜めにカットし、切り口を水揚げ促進剤につける
茎の先端を斜めにカットした後、切り口を水揚げ促進剤に数秒つけましょう。
水揚げ促進剤がない場合は、水中の深いところで茎をカットすることで、比較的水揚げがよくなります。
深水でじっくりと水揚げする
水揚げ促進剤につけた後は、素早く冷水に移します。
花首の下までつかるたっぷりの水につけた状態で、最低でも1時間以上置いておきましょう。
花に元気がない場合は2時間、3時間と、状態に合わせて深水につけておく時間を長くしてみてください。
湯揚げすればより効果的
花びらにハリがないなど、特に水下がりが気になる場合は、湯揚げが効果的です。
茎の先端を数センチ空けて、花全体を新聞紙でしっかりと巻いた状態で、切り口を80℃以上の熱湯に10~30秒ほどつけましょう。
熱湯につけた先端は再度切り戻し、深水に移してじっくりと水揚げします。
バラ「シーアネモネ」の花言葉
バラには色別の花言葉があります。
シーアネモネのようなピンク色のバラの場合、花言葉は「感謝」「しとやか」「包容力」など。
感謝の気持ちを込めたプレゼントにぴったりですね。
シーアネモネは個性的な見た目をしていますので、ちょっと変わった印象の花をプレゼントしたい方にもおすすめです。
家庭用シーアネモネが5本から購入できる
初回送料無料、小ロットから仕入れが可能
Flower Smith Marketではシーアネモネを5本から卸売価格で販売しているため、小ロットで購入したい花屋さんも気軽に仕入れることができます。