花図鑑

ケイトウ「クルメアカジク」の色や特徴、お手入れ方法を紹介

ケイトウ品種図鑑「クルメアカジク」

Bloom Note編集部

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クルメアカジク」は、赤ワインのような深い紅色が魅力的なケイトウの品種です。
ビロードのような艶やかな質感で、とても高級感のあるお花です。

今回はケイトウ「クルメアカジク」の特徴や水揚げ方法、大切な人へ贈る前に知っておきたい花言葉などを紹介します。

ケイトウ「クルメアカジク」の主な特徴

  • 花持ちが良く長く楽しめる
  • 大人っぽいボルドーカラーのお花
  • 美しいビロードのような光沢感

ケイトウ「クルメアカジク」の特徴

特徴早見「クルメアカジク」色・日持ち・香りetc

深い赤色
日持ち 10日間程度
香り なし
出回り時期 6月~10月
主な生産地 愛知県

ケイトウ・クルメアカジクは上記のような特徴を持ったお花です。
色や質感の特徴について、詳しく見ていきましょう。

花持ちが良く長く楽しめる

クルメアカジクは、切り花の中でも花持ちが良く、長く綺麗な状態を楽しめるお花です。
暑さにも比較的強いため、切り花が傷みやすい夏の時期でも安心して飾ることができます。
さらに、ケイトウはドライフラワーにしてもあまり色褪せることがありません
適切なお手入れを続けることで、とても長く楽しめるお花と言えます。

大人っぽいボルドーカラーのお花

クルメアカジクは、赤ワインのようなボルドーカラーのお花です。
スラッとした茎に深い紅色の花姿が、とても大人っぽい雰囲気を演出してくれます。
お部屋にアクセントが欲しいときや、シックな雰囲気に変えたい時などに特に活躍してくれるでしょう。

美しいビロードのような光沢感

クルメアカジクの花びらのように見える赤い部分は、美しいビロードのような光沢感を持っています。
ニワトリのトサカのようなこの部分は、実は花びらではなく、「花序」と呼ばれる茎の先が変形したものです。
この花序の根元をよく見ると、小さな花がたくさん付いているのがわかるはずです。

深いボルドー色と相まって、とても高級感のある印象のお花ですね。

ケイトウ「クルメアカジク」の水揚げ方法

お手入れ方法「クルメアカジク」下処理・水揚げ方法

暑さにも強く丈夫なクルメアカジクですが、きれいな状態をキープするには適切なお手入れが重要です。
具体的には、購入したお花を花瓶に活ける前に水揚げという処理をしてあげましょう。

クルメアカジクの水揚げ方法

  • 不要な葉を落とす
  • 種が気になる場合は取り除く
  • 茎の先端をカットする
  • 熱湯に数十秒つけて茎の空気を抜く
  • 浅水で管理する

不要な葉を落とす

クルメアカジクのお花を長持ちさせるためには、最初に不要な葉を取り除いてあげましょう。
暑さに強いクルメアカジクですが、葉は弱く、垂れ下がってしまうこともあります。
スラッとした茎に葉が多く茂っているのは、見た目も良くありませせんよね。
また、葉が水に浸かると水が腐る原因にもなるため、最初に余分な葉は落としましょう。

種が気になる場合は取り除く

クルメアカジクの表面に種がびっしりと付いている場合があります
見た目が気になる場合は、種を振って落としてください。
また、お部屋に飾っているうちに花から種が出てきてテーブルを汚してしまう場合もあります。
その際にも、適宜種を摘んで取り除きましょう。

茎の先端をカットする

葉と種を落としたら、切れ味の良いハサミを使って茎の先端を数cmカットします。
茎を切り戻してあげることで、切り口が新鮮な状態となり、水をたっぷり吸収できるようになるのです。

熱湯に数十秒つけて茎の空気を抜く

熱湯を用意し、新聞紙で花全体をしっかりと包んだ状態で、茎の先端をお湯につけます
10〜20秒程度、熱湯に入れることで、茎の中にある余分な空気や汚れが抜け、水がよく上がるようになるのです。

浅水で管理する

熱湯につけた後は、すぐに冷水に移します。
その後は花瓶の底から数cmの浅水で管理してください。
クルメアカジクは湿度に弱く茎が腐りやすいため、水替えの際には先端を数ミリ切り戻してあげましょう。

ケイトウ「クルメアカジク」の花言葉

クルメアカジクは、「おしゃれ」「風変わり」「個性」などの花言葉を持っています。
他のお花とは全く異なる、個性的な花姿のクルメアカジクにぴったりの花言葉ですね。

この花言葉を込めて、いつもおしゃれでセンスのある友人や恋人に贈ってみると喜ばれるでしょう。
ただし、「風変わり」というあまりプレゼントにはふさわしくない花言葉も含まれているため、誤解を与えないようメッセージカードなどを添えてあげても良いかもしれません。
ケイトウの花言葉については、ケイトウの花言葉とは?由来や注意したい怖い意味も紹介でも詳しく解説しています。

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