花図鑑

カーネーション「ドンペドロ」色や花もちなどの特徴・お手入れ方法を解説

2022.05.24

カーネーション品種図鑑「ドンペドロ」

Bloom Note編集部

Bloom Note(ブルームノート)編集部です。お花のお手入れ・アレンジメント方法から、お花屋さんの仕事に必要な知識まで、お花が好きな全ての人に役立つ情報を配信しています!

ドンペドロ」は、赤いカーネーション品種のひとつです。
特徴はなんといっても目を惹きつける鮮やかな美しい深紅と、花びらのボリューム感。
数あるカーネーションの中でもひときわ存在感を放ちます。

この記事では、カーネーション「ドンペドロ」の色や花もちなどの特徴や水揚げ方法を解説します。

カーネーション「ドンペドロ」の主な特徴

  • 情熱的な深紅の花びら
  • 非常に花もちが良くお手入れしやすい
  • 耐病性があり扱いやすい

カーネーション「ドンペドロ」の特徴

特徴早見 ドンペドロ

ドンペドロは多くの花びらが重なり合った「剣弁咲き」で、誰もが思い浮かべるカーネーションの王道の咲き方です。
フリルのような大きな花びらは、ボリューム感満点!

非常に花もちが良く扱いやすいため、アレンジメントの定番のお花として幅広いシーンで活躍します。

生産性にも優れているため、1年を通して流通しています。

タイプ スタンダード(STD)
咲き方 剣弁咲き
日持ち 1週間~10日程度
香り 微香(フルーティーな香り)
出回り時期 通年
主な生産地 長野県、千葉県、静岡県、愛知県、コロンビア(輸入)

情熱的な美しい深紅の花びら

ドンペドロは燃えるような美しい深紅が特徴で、発色の美しさが見事なカーネーションです。
情熱的とも言えるその色と存在感は、バラに勝るとも劣らないでしょう。

ややマットな質感の花びらのため、上品で高級感もあります。

非常に花もちが良くお手入れしやすい

ドンペドロは耐寒性・耐暑性に強く、非常に花もちが良いことが特徴。

お手入れが簡単なため、水揚げなどの知識が少ないお客様にもおすすめしやすく、店頭にも置きやすい品種です。

耐病性があり扱いやすい

ドンペドロは比較的病気に強いお花です。
花びらが傷む・葉がしおれるといったトラブルが少ないため、取り扱いしやすい品種です。

また、輸送時の衝撃に強いということも嬉しいポイントです。

カーネーション「ドンペドロ」の水揚げ・お手入れ方法

ドンペドロの下処理・お手入れ方法

ドンペドロは花もちに優れた品種ですが、店頭に置く前に丁寧な水揚げ作業を行うことで、より長持ちさせることができます。
水揚げの手順は以下のとおりです。

  1. 下葉の処理
  2. 茎を斜めにカットする
  3. 茎を水につけて保管する

下葉の処理

花もちの良いドンペドロとはいえ、葉を多く残した状態だと、花に栄養が行き届かなくなってしまいます。
茎の下にある葉は取り除いておきましょう。

茎を斜めにカットする

清潔でよく切れるハサミやナイフを使い、空切りします。
この時、斜めにカットすることで、断面積が大きくなり水上がりがさらに良くなります。

節の真下を切ると花もちが悪くなってしまうため、節から離れた位置でカットするのがポイントです。

茎を水につけて保管する

切り戻したドンペドロの茎を水につけて管理します。
水上がりが良いため、浅めの水でも十分に水を吸い、お花が生き生きと咲いてくれますよ。

カーネーション「ドンペドロ」の花言葉

ドンペドロを始めとする赤いカーネーションの花言葉は、「母への愛」「熱烈な愛」「愛を信じる」「感動」などがあります。

母の日の定番カラーとも言える赤いカーネーションは、お母さんへ心を込めて贈るにふさわしいお花ですね。

一方で黒や茶色に近い、濃く暗い赤色のカーネーションには、「心の哀しみ」「欲望」という花言葉になります。
あまり深刻に捉えずとも良いかもしれませんが、暗めの赤いカーネーションを選ぶ際は、他のポジティブな花言葉を持つお花と一緒に贈ると良いかもしれませんね。

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