花図鑑

バラ「スイートオールド」の見た目や咲き方、水揚げ方法を紹介

2023.10.23

バラ品種図鑑「スイートオールド」

Bloom Note編集部

Bloom Note(ブルームノート)編集部です。お花のお手入れ・アレンジメント方法から、お花屋さんの仕事に必要な知識まで、お花が好きな全ての人に役立つ情報を配信しています!

スイートオールド」は、1本の茎から複数のお花が咲く「スプレー咲き」と呼ばれるタイプのバラの品種です。
クリーム色のふんわりと丸い花びらを付けるカップ咲きで、とてもかわいらしい印象です。

今回はバラ「スイートオールド」の見た目や香りの特徴や水揚げ方法、大切な人に贈る前に役立つ花言葉などを紹介します。

バラ「スイートオールド」の主な特徴

  • コロンと丸いカップ咲き
  • ボリュームのあるスプレー咲き品種
  • 紅茶のようなほのかな香り

バラ「スイートオールド」の特徴

特徴早見「スイートオールド」色・咲き方・香りetc

クリーム色を帯びた白色
分類 スプレータイプ
咲き方 カップ咲き
香り 微香
サイズ 小輪
出回り時期 通年
主な生産地 茨城県

バラ・スイートオールドは上記のような特徴を持つお花です。
咲き方や香りのポイントについて、詳しく紹介していきます。

コロンと丸いカップ咲き

バラの咲き方には数多くの種類がありますが、その中でもスイートオールドは「カップ咲き」と呼ばれる咲き方をする品種です。
外側の花びらが緩やかにカーブして内側の花弁を包み込み、横から見るとまるでふんわりと丸いティーカップのように見えます。
優しいクリームを帯びた白色も相まって、とても上品で可憐な印象のお花です。

ボリュームのあるスプレー咲き品種

一般的なバラは、「一茎一花」と呼ばれ、一本の茎にひとつのお花のみを咲かせます。
しかしスイートオールドは、「スプレー咲き」と呼ばれ、一つの茎から枝分かれして複数のお花を咲かせる品種です。
1本のみを飾ってもボリューム感があり、とても華やかな仕上がりとなります。
また、枝分かれしている部分でカットしてお花をまとめると、小さなブーケのように楽しむこともできますよ。

紅茶のようなほのかな香り

スイートオールドは、上品な紅茶を想像させるようなほのかな香りのお花です。
「バラの香り」と言えば、強く甘い香りという印象を持っている方も多いですよね。
中には、「バラの見た目は好きだけれど、強く存在感のある香りが苦手」という人もいるかもしれません。
しかしスイートオールドは上品な微香であるため、濃厚な香りが苦手という人にもおすすめできます。

バラ「スイートオールド」の水揚げ方法

お手入れ方法「スイートオールド」水揚げ・お手入れ方法

スイートオールドを長く元気に保つためには、毎日の適切なお手入れが欠かせません。
特に、花瓶に活ける前に水揚げ処理をしてあげることで、水をよく吸収してくれるようになります。

スイートオールドの水揚げ方法

  • 余分な葉や外側の花びらを取り除く
  • 茎の先端を斜めにカットする
  • 深水に浸けて水を吸わせる

余分な葉や外側の花びらを取り除く

水揚げの前処理として、まずは茎についている余分な葉を取り除いてあげましょう。
葉がついたままだと、見た目が良くないだけでなく栄養がお花に行き届きにくくなってしまいます

また、スイートオールドの外側の花びらは、バラが成長する過程で傷ついてしまう場合もあります。
お花をきれいな状態に保つためには、最初にカットして飾りましょう。
同様に、棘がある場合もお花を傷つけてしまう可能性があります。
お花や手を傷つけないために、事前に取り除いてあげましょう。

茎の先端を斜めにカットする

不要な外側の花びらや棘を取り除いたら、茎の先端2〜3cmをカットしてください。
茎の先端を切ることで、切り口が新鮮な状態となり、水を吸収しやすくなるのです。
また、切り口が斜めになるように切ってあげると、断面が広くなりより水をたっぷり吸収できるようになります。

水揚げ促進剤がある場合は、先端をカットした後に3~5秒間ほど浸けてください。

深水に浸けて水を吸わせる

事前にバケツなどに深水を貯めておき、茎を浸します。
スイートオールドは茎が細く、水が下がりやすいお花です。
そのため、たっぷりの水に長時間、浸けておくことが大切です。
1時間以上の時間をかけて、じっくりと浸けてあげることで徐々に水が上がってくるでしょう。

バラ「スイートオールド」の花言葉

スイートオールドは、「純潔」「深い尊敬」「包容力」などの花言葉を持っています。
「深い尊敬」「包容力」の花言葉は、恋人へのプレゼントにはもちろん、両親や上司、友人への贈り物にも良いですね。
また、白い花びらに加えて「純潔」という花言葉を持っているため、ウェディングシーンにもぴったりです。

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