花図鑑

スイートピー「紫絞り」の特徴と水揚げ方法

2023.03.08

スイートピー品種図鑑「紫絞り」

Bloom Note編集部

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紫絞り」は、淡い紫色、濃いめの紫色の複色スイートピーです。
可愛らしい印象のあるスイートピーの中では、ややクールで個性的な印象があります。

今回はスイートピー「紫絞り」の特徴や水揚げ方法、花言葉を解説します。

スイートピー「紫絞り」の主な特徴

  • 紫系の複色スイートピー
  • 美しいフリルのついた花びら
  • 薄く繊細で、ややシミができやすい

スイートピー「紫絞り」の特徴

紫絞りの特徴早見

スイートピー「紫絞り」の基本的な特徴は以下のとおりです。

複色(淡い紫・濃い紫)
香り 微香(甘い香り)
出回り時期 11月~4月
主な生産地 宮崎県、大分県
日持ち 1週間程度

特別日持ちするお花ではありませんが、香りがよいフレグランスフラワーとして人気があります。

紫系の複色スイートピー

紫絞りの花びらは、濃い紫と淡い紫が混ざり合った色味となっています。
単色のスイートピーと比べると、やや芸術的な雰囲気があります。

単体での使用のほか、アレンジのアクセントとして取り入れるのも素敵ですね。

美しいフリルのついた花びら

紫絞りは、他のスイートピーの品種同様、花びらにフリルがついています。
ひらひらと揺れるようなフリルが美しく、華やかな雰囲気を演出してくれます。

薄く繊細で、ややシミができやすい

紫絞りの花びらは、やや薄く繊細です。
傷がつきやすいため、お手入れの際は丁寧に扱うとよいでしょう。

また、花びらに水がつくとシミになりやすい特性もあります。
水がついた場合は、すぐに優しく拭き取りましょう

スイートピー「紫絞り」の水揚げ・お手入れ方法

紫絞りのお手入れ方法

紫絞りの水揚げは、基本的には「水切り」で問題ありません。
ただし花に元気がない場合、水下がりが気になる場合は、「湯揚げ」をしてあげるのが効果的です。

水切りの手順

  1. 水中のできるだけ深いところで茎の先端をカットする
  2. 少なめの水につけておく

水の中で茎を切ることで、水圧がかかり、水揚げが良くなります。

また、スイートピーの茎は柔らかく腐りやすいため、水は少なめにするとよいでしょう。

湯揚げの手順

  1. 茎の先端だけ出るようにし、花全体を新聞紙で巻く
  2. 茎の先端を斜めにカットする。
  3. カットした先端を80℃程度のお湯に10~30秒つける
  4. お湯につかった部分の茎を切り戻し、水につけておく

茎をお湯につけることで、茎の中の空気が抜け、栄養をスムーズに補給できるようになります。
お湯につかった部分の茎は傷みやすいため、あまり深くつけないよう気をつけましょう。

スイートピー「紫絞り」の花言葉

紫絞りの花言葉は、「永遠の喜び」です。
お祝い事や気軽なプレゼント、自分へのご褒美など、幅広い場面で使いやすいお花ですね。

スイートピー全体の花言葉として、「別離」「門出」という意味もあります。
遠く離れてしまう方へのメッセージを込めて贈るのもよいでしょう。

スイートピーの色別の花言葉一覧

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