カラフルで華やかなガーベラは、見ているだけで元気が出るお花で、プレゼントとしてもとても人気です。
せっかくガーベラのお花をお部屋に飾るなら、適切にお手入れして、少しでも長く楽しみたいですよね。
今回は、切り花のガーベラのお手入れのポイントについて、詳しく紹介していきます。
こんな方におすすめ
- 切り花のガーベラのお手入れ方法について知りたい
- ガーベラを長持ちさせたい
- 買ったばかりのガーベラがうなだれて見える
ガーベラを長く楽しむためのお手入れ方法
それでは早速、ガーベラを長持ちさせるためのコツについて見てみましょう。
少しのことを意識するだけで、お花の寿命を延ばすことができますよ。
花瓶の水は少なめに保つ
切り花のガーベラを飾る際の最大のポイントは、花瓶の水の量を少なめに保つことです。
ガーベラは、湿度を苦手とするお花です。
そのため、たっぷりの水に浸かってしまうと、茎が腐りやすくなってしまうのです。
具体的な水の量は、1cm〜3cm程度が適量と言われています。
この水量を意識することで、ガーベラを元気な状態に保てますよ。
ちなみに、ガーベラを地植えや鉢植えしている場合も、毎日の水やりは必要ありません。
暑すぎず、寒すぎない場所に飾る
ガーベラの生育適温は10℃〜20℃と言われています。
切り花を飾る場合にも、お部屋をこのくらいの気温の場所に意識すると、花を長持ちさせることができます。
夏場であれば、ベランダや直射日光の当たる窓辺ではなく、涼しい室内が最適です。
ただし、涼しいからという理由でエアコンの直下や扇風機の近くに置くのは避けた方が良いでしょう。
その理由は、エアコンや扇風機などの風が当たると、蒸散が進んでしまうため。
蒸散とは、吸収した水分を水蒸気として排出する現象のこと。
切り花の場合は、水を吸い上げる量より蒸散する量の方が多くなると、枯れやすくなってしまうのです。
また、冬場も同様に、寒すぎず、温かすぎない場所に置くことが大切です。
常に暖房の効いた部屋よりも、玄関や廊下などのやや涼しい場所が良いでしょう。
ただし、気温が10度を下回ると、萎れてしまう可能性もあります。
茎が綺麗な状態で傾き、花びらが萎れて見える場合は、気温が低いのかもしれません。
その場合は、茎を一度切ってから生け直し、少し気温の高い場所に移動させてあげることで、再び元気に咲いてくれますよ。
茎に傷みが見られたらすぐにカットする
切り花のガーベラは、花瓶の水の量が多かったり、気温が高すぎたりすると、茎が腐ってきてしまう場合があります。
もしも、茎に傷みが見られる場合は、その少し上の部分でカットしてあげましょう。
茎を短くカットして、腐って傷んだ部分を取り除いてあげることで、水を吸収しやすくなるのです。
茎の部分が短くなってしまう場合は、花瓶ではなくボウルなどに浮かべるのも良い方法です。
お花がゆらゆらと浮かび、涼しげな雰囲気を演出してくれます。
花瓶のお水を清潔に保つ
ガーベラを花瓶に飾る場合は、お水はこまめに取り替えてあげましょう。
特に夏場などは腐ってしまいやすいため、なるべく毎日水替えをしてください。
雑菌がない綺麗な状態の水に生けることで、お花を長持ちさせることができますよ。
また、その際に洗剤などで花瓶も綺麗に洗いましょう。
そうすることで、雑菌などの繁殖を防ぎ、よりお水をたっぷり吸収するようになります。
買ったばかりのガーベラが垂れている場合のお手入れ方法
お花屋さんで買ったばかりのガーベラを飾ろうとすると、茎がだらんと垂れてしまっていることがあるかもしれません。
「買ったばかりなのに、もうダメになったの?」と焦ってしまいますが、きちんと対処すればまた元気に咲いてくれます。
買ったばかりのガーベラが垂れている場合の対処法は、水揚げです。
以下の作業を行うことで、茎が水を吸収しやすくなって、元気に復活してくれるはずです。
- バケツなどに水を溜め、その中で茎を切ってください。
- その後、新聞紙などでガーベラを包み、垂直になるように立て置きます。
- そのまま、1〜2時間程度水に浸けておきます。
また、真夏にお花屋さんでガーベラを買うと、家に帰ると茎が腐っていることがあります。
その場合は、気温が高すぎたことが原因であると考えられます。
生ける際に、少量の水と一緒に氷を数個位入れることで元気になりますよ。
長持ちするガーベラの選び方
ガーベラをお家で長く楽しむためには、鮮度の高いお花を選ぶことも大切です。
新鮮なガーベラの特徴は、背が高く、中心部がまだ開いていないこと。
茎が50~60㎝程度あり、花の中心部分が平らであれば、新鮮な証拠です。
もちろん、見分けがつかない場合は、店員さんに選んでもらっても良いですね。
延命材などをもらった場合は、お水に混ぜて入れてあげることで、さらに長く花を咲かせてくれるでしょう。
新鮮なガーベラを選んで、適切なお手入れをしながら、ガーベラを長く楽しんでください。