花図鑑

バラ品種「ピンクアバランチェ」の特徴や花言葉、水揚げ方法を解説

2022.05.19

バラ品種図鑑「ピンクアバランチェ」

Bloom Note編集部

Bloom Note(ブルームノート)編集部です。お花のお手入れ・アレンジメント方法から、お花屋さんの仕事に必要な知識まで、お花が好きな全ての人に役立つ情報を配信しています!

ピンクアバランチェ」は淡いピンク色のバラで、人気の高いアバランチェシリーズの一種です。
白バラの「アバランチェ+」の枝変わり品種のひとつで、他にもスイートアバランチェ+ピーチアバランチェなどがあります。

花もちが良いため、ブライダルやパーティーの装飾、プレゼントと様々なシーンで活躍するバラです。

バラ「ピンクアバランチェ」の主な特徴

  • 少しくすんだ淡いピンク色
  • 柔らかく広がる咲き方で、ボリューム感がある大輪
  • 開花速度はゆっくりで、花もちが良い

バラ「ピンクアバランチェ」の特徴

特徴早見 ピンクアバランチェ

ピンクアバランチェの花びらは、少しくすんだような淡く優しいピンク色が特徴です。
花型も美しく、幾重にも重なった花びらがゆっくりと大きく開花していきます。
香りは紅茶の葉のような、優しく上品な微香です。

淡いピンク
タイプ スタンダード(STD)
サイズ 大輪
咲き方 剣弁高芯咲き
開花速度 ゆっくり
香り 微香(上品な紅茶の葉の香り)
出回り時期 通年
原産国 オランダ

少しくすんだ淡いピンク色

ピンクアバランチェは、淡く少しくすんだピンク色の花びらです。
ピンク系バラの同型種スイートアバランチェ+より、ややはっきりとした色合いのため、より可愛らしさがあります。

淡いピンクは「安心感」「幸福感」「リラックス感」を与えると言われており、女性らしさを高める時にも良い色とされています。
可憐なピンクアバランチェを眺めていると、幸せな気持ちになりそうですね。

柔らかく広がる咲き方で、ボリューム感がある大輪

ピンクアバランチェは、ふんわりやわらかく広がるような咲きをする大輪です。

花びらの巻きも多く、ボリューム感も抜群。
美しい花型で一輪が非常に大きいため、少ない本数の花束でも存在感たっぷりになります。

開花速度はゆっくりで、花もちが良い

ピンクアバランチェは他のアバランチェシリーズ同様、比較的ゆっくりと開花するため、花もちが良いのが特徴です。
お客様におすすめしやすく、店頭にも置きやすいことも魅力です。

たくさんの花びらが徐々に開いていく様子を楽しむのも良いでしょう。

バラ「ピンクアバランチェ」の水揚げ・お手入れ方法

ピンクアバランチェの下処理・お手入れ方法

元々花もちが良いピンクアバランチェは、適切なお手入れをすることでより長持ちさせることができます。
店頭に置く前には、以下の下処理・水揚げ作業を行いましょう。

  1. 下葉と棘の処理
  2. 茎をカットし、水揚げ促進剤につける
  3. 深水につけておく

下葉・棘の処理

水に浸かる部分の葉は全て取り除きます。
この処理を施すことで、花に栄養が行き届きやすい状態になります。
また、葉が水に浸かることで起きやすいバクテリアや雑菌の繁殖を防ぐ効果もあります。

同様に、棘も丁寧に取り除きます。

茎をカットし、水揚げ促進剤につける

ピンクアバランチェの下葉と棘の処理が終わったら、茎を下から2~3センチ程度カット(切り戻し)します。
この時、斜めにカットするのがポイント。
断面積が大きいほど水をよく吸い、花に栄養が行き届きやすくなります。

カットした茎の切り口を、水揚げ促進剤に3~5秒間ほどつけます。

深水につけておく

清潔なバケツに水を張っておき、茎を水揚げ促進剤につけた後は素早くバケツに移します。
最低でも1時間以上は深水につけ、水が揚がるのを待ちましょう。
深水に長時間つけておくことで、水が揚がりやすくなり、ピンクアバランチェをより長持ちさせることができます。

バラ「ピンクアバランチェ」の花言葉

ピンクアバランチェには、他のピンク色のバラと同様に「しとやか」「上品」「感銘」「感謝」などの花言葉があります。

見た目にも可憐で可愛らしいピンク色のバラは特に女性人気が高く、恋人はもちろん、友人や家族へのプレゼントとしてもふさわしいバラです。

-花図鑑
-