花図鑑

トルコキキョウ「ラビアージュ」の特徴と水揚げ方法、花言葉

2023.08.02

トルコキキョウ品種図鑑「ラビアージュ」

Bloom Note編集部

Bloom Note(ブルームノート)編集部です。お花のお手入れ・アレンジメント方法から、お花屋さんの仕事に必要な知識まで、お花が好きな全ての人に役立つ情報を配信しています!

ラビアージュ」は、淡いピンク色の花びらが可愛らしいトルコキキョウの品種です。
大輪の八重咲きのトルコキキョウで、華やかで存在感のあるお花です。

今回はトルコキキョウ「ラビアージュ」の特徴や水揚げ方法、プレゼントの際に知っておきたい花言葉などを紹介します。

トルコキキョウ「ラビアージュ」の主な特徴

  • 存在感のある大輪の花
  • 淡いピンクの優しい花びら
  • 茎がしっかりしていて丈夫

トルコキキョウ「ラビアージュ」の特徴

ラビアージュの特徴早見

淡いピンク色
咲き方 八重咲き
日持ち 2週間程度
香り なし
出回り時期 6月~11月
主な生産地 北海道、静岡県、長野県

ラビアージュは上記のような特徴を持つお花です。
カラーや見た目の特性について、詳しく見てみましょう。

存在感のある大輪の花

ラビアージュは、トルコキキョウの中でも大輪で花びらの重なりが多、華やかでボリューム感のあるお花です。
花びらにはゆるやかなフリルも入っており、ゴージャスでありながらも可憐な印象です。
ブーケにしてはもちろんのこと、一輪挿しでも存在感がありお部屋を華やかに演出してくれます。

淡いピンクの優しい花びら

ふんわりとした淡いピンク色が可愛らしいラビアージュのお花。
どんなお花やグリーンとも相性が良いため、花束を作る際にも大活躍してくれます。
ちなみに、ラビアージュのピンク色は10月以降の寒い時期になると一層淡くなると言われています。

茎がしっかりしていて丈夫

可憐な見た目のラビアージュですが、その茎はとてもしっかりとしています。
さらに暑さにも強く花持ちも良く、初心者の方にも扱いやすい品種です。
お花が傷んでしまいやすい、夏の暑い時期に飾るのにもおすすめです。

トルコキキョウ「ラビアージュ」の水揚げ・お手入れ方法

ラビアージュのお手入れ方法

切り花の中でも日持ちの良いラビアージュのお花ですが、元気な状態を保つためには適切なお手入れが欠かせません。
基本的には水揚げを、お花に元気がない場合は湯揚げをしてあげることで、きれいに咲いてくれます。

基本的な水揚げ手順

ラビアージュを花瓶に飾る前に、以下のステップに沿って水揚げをしてあげることで、水をよく吸うようになります。

ラビアージュの水揚げ手順

  • 余分な葉を取り除く
  • 茎を適切な長さで折る
  • 浅水に浸けておく

余分な葉を取り除く

購入したラビアージュに葉がついている場合は、できる限り取り除きましょう。
葉が多くあると葉に水分が行ってしまい、お花に栄養が渡らなくなる場合があるためです。

また、茎の下の方に葉がついたままだと、花瓶の水に浸かってしまい水が腐る原因にもなります。
葉を残したい場合は、上の方についている2〜3枚のみを残して、他は落としてしまった方が良いでしょう。

茎を適切な長さで折る

余分な葉を取り除いたら、次は花瓶に合わせて茎をカットします。
ラビアージュの茎は、ハサミやナイフではなく、手でポキっと折ることができます。
手で折ってあげることで、断面がギザギザになり繊維の部分から水を吸収しやすくなるのです。

浅水に浸けておく

茎を折ったら、2〜3cm程度の少量の水に浸けておきます。
その後、花瓶などに移し替えた際も、茎が腐らないよう水の量は少なめに保ちましょう。
ただし、水がなくなってしまわないよう、小まめなチェックと水替えが大切です。

湯揚げ手順

ラビアージュが萎れて見える場合は、以下の方法で湯揚げをしてあげましょう。

ラビアージュの湯揚げ手順

  • 不要な葉をカットする
  • 新聞紙でお花全体を包む
  • 茎をカットしてお湯に浸ける
  • 2〜3cmの浅水で管理する

不要な葉をカットする

水揚げの際と同様に、最初に余分な葉を切り落としてしまいましょう。
葉が多くついたままだと、栄養がお花に行かないばかりでなく、見た目もあまり良くありませんよね。

新聞紙でお花全体を包む

不要な葉を落としたら、湯揚げの前準備としてお花を新聞紙などでくるみます。
こうすることで、茎を熱湯に浸けた際の湯気からお花を守ることができます。
茎のカットしたい部分の少し上から、お花全体を包み込むようにしましょう。

茎をカットしてお湯に浸ける

次は、お花を包んだ部分の少し下で、茎をカットします。
このとき、刃を斜めに入れることで断面が広くなり、水をよりたっぷり吸収してくれるようになります。

茎をカットできたら、すぐに熱湯に茎の先端を浸けてください。
20〜30秒程度浸けておくことで、茎の中の空気が抜けて水が揚がりやすくなります。

2〜3cmの浅水で管理する

30秒程度、お湯に茎をつけたら、速やかに冷水に移し替えます。
1〜2時間ほどそのままにしておくことで、徐々に水が上がってきます。

花瓶などに活けた後は、2〜3cm程度の少なめの水で管理しましょう。

トルコキキョウ「ラビアージュ」の花言葉

ラビアージュが持つ花言葉は、「優美」です。
ふんわりとした優しい色合いのラビアージュにぴったりの花言葉ですね。

この花言葉を込めて、いつも優しく美しい恋人や友達、家族にプレゼントするのも素敵です。
ブーケやアレンジメントを作る際の組み合わせを考える際は、「トルコキキョウの花言葉を色別に紹介!注意したい怖い意味とは?」も参考にしてみてください。

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