「ミルカ」は、グラジオラスの中でも珍しい、ごく淡い紫色をした品種です。
清楚で凛としたたたずまいが印象的なお花ですね。
今回はグラジオラスの品種「ミルカ」の特徴や水揚げ方法、花言葉を解説します。
グラジオラス「ミルカ」の主な特徴
- 白を含んだような淡い紫色の花びら
- 開花速度はややゆっくり
- 先端のつぼみは咲かずに終わることが多い
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グラジオラス「ミルカ」の特徴早見
色 | 淡い紫 |
日持ち | 6日~10日程度 |
香り | なし |
出回り時期 | 通年 |
開花速度 | ゆっくり |
主な生産地 | 茨城県、長崎県、鹿児島県 |
グラジオラス「ミルカ」は比較的日持ちがよく暑さにも強いため、通年楽しめるお花です。
具体的な特徴や注意点を見ていきましょう。
白を含んだような淡い紫色の花びら
ミルカの花色は、一見すると白色のような、ごく淡い紫色。
季節問わず出回っていますが、初夏~夏の時期に飾ると、涼しげな雰囲気を楽しめるでしょう。
背丈が長いので、スタンド花などでも活躍します。
開花速度はややゆっくり
ミルカは、つぼみから開花するまでに比較的時間がかかります。
開花時は下のつぼみから順に開いていくため、最後の花が咲き終わるまで長く使えるでしょう。
なかなか花が開かず、早く咲かせたい場合はつぼみを優しく揉みほぐすと、花が咲きやすくなります。
先端のつぼみは咲かずに終わることが多い
切り花のグラジオラスは、つぼみがすべて開くわけではありません。
先端のつぼみは咲かずに終わることが多いため、先に折り取っておいてもよいでしょう。
あらかじめ折り取っておくと、先端が折れてしまうトラブルも少ないため、アレンジにも使いやすくなります。
グラジオラス「ミルカ」の水揚げ・お手入れ方法
ここからは、グラジオラス「ミルカ」の水揚げ方法をご紹介します。
基本的な水揚げ方法と、早く咲かせたい場合の水揚げ方法の2種類を見ていきましょう。
基本の水揚げ方法「水切り」
ミルカの基本の水揚げ方法は「水切り」です。
水切りの手順
- 水につかる部分の葉を取り除く
- 水中で茎を斜めにカットする
- 水につけておく
水につかる部分の葉を取り除く
水揚げ時や飾ったときに水につかる部分の葉は、先に取り除いておきましょう。
葉を少なくしておくことで、花に栄養が行き届きやすくなります。
水中で茎を斜めにカットする
水中のできるだけ深いところで、茎を斜めにカットしましょう。
よく切れるハサミを使い、導管が潰れないように切ることがポイントです。
水につけておく
水を入れたバケツや花瓶にミルカを移します。
背丈が長いお花ですので、花が倒れない程度の水量にしておきましょう。
早く咲かせたい場合の水揚げ方法「湯揚げ」
ミルカを早く咲かせたい場合や、しおれた様子の場合は「湯揚げ」をします。
湯揚げの手順
- 不要な葉を取り除く
- 新聞紙でしっかりと巻く
- 茎をカットし、沸騰したお湯につける
- 水につけておく
不要な葉を取り除く
基本の水揚げ時と同様、水につかる部分の葉や、不要な葉は先に取り除いておきましょう。
新聞紙でしっかり巻く
花が蒸気にさらされて傷むのを防ぐため、新聞紙でしっかりと巻いておきます。
このあと茎を熱湯につけますので、切り口から20㎝ほど新聞紙から出しておきましょう。
茎をカットし、沸騰したお湯につける
茎の先端を斜めにカットし、すぐに沸騰したお湯に20秒ほどつけましょう。
熱湯につけることで、茎の中の空気が抜けて水あげがよくなります。
水につけておく
茎をお湯につけた後はすぐに冷水に移しましょう。
茎がしゃんと立つまで、最低1時間以上じっくりと水揚げします。
グラジオラス「ミルカ」の花言葉
ミルカのような紫色のグラジオラスには、「情熱的な恋」という花言葉があります。
神聖な紫色の花色からは想像できない、少し意外な花言葉かもしれませんね。
愛の告白やプロポーズの場面で贈るのにぴったりなお花です。
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