花図鑑

グラジオラス「ミルカ」特徴・水揚げ方法・花言葉を紹介

2022.09.09

グラジオラス品種図鑑「ミルカ」

Bloom Note編集部

Bloom Note(ブルームノート)編集部です。お花のお手入れ・アレンジメント方法から、お花屋さんの仕事に必要な知識まで、お花が好きな全ての人に役立つ情報を配信しています!

ミルカ」は、グラジオラスの中でも珍しい、ごく淡い紫色をした品種です。
清楚で凛としたたたずまいが印象的なお花ですね。

今回はグラジオラスの品種「ミルカ」の特徴や水揚げ方法、花言葉を解説します。

グラジオラス「ミルカ」の主な特徴

  • 白を含んだような淡い紫色の花びら
  • 開花速度はややゆっくり
  • 先端のつぼみは咲かずに終わることが多い

グラジオラス「ミルカ」の特徴早見

ミルカの特徴早見

淡い紫
日持ち 6日~10日程度
香り なし
出回り時期 通年
開花速度 ゆっくり
主な生産地 茨城県、長崎県、鹿児島県

グラジオラス「ミルカ」は比較的日持ちがよく暑さにも強いため、通年楽しめるお花です。
具体的な特徴や注意点を見ていきましょう。

白を含んだような淡い紫色の花びら

ミルカの花色は、一見すると白色のような、ごく淡い紫色
季節問わず出回っていますが、初夏~夏の時期に飾ると、涼しげな雰囲気を楽しめるでしょう。

背丈が長いので、スタンド花などでも活躍します。

開花速度はややゆっくり

ミルカは、つぼみから開花するまでに比較的時間がかかります。
開花時は下のつぼみから順に開いていくため、最後の花が咲き終わるまで長く使えるでしょう。

なかなか花が開かず、早く咲かせたい場合はつぼみを優しく揉みほぐすと、花が咲きやすくなります

先端のつぼみは咲かずに終わることが多い

切り花のグラジオラスは、つぼみがすべて開くわけではありません。
先端のつぼみは咲かずに終わることが多いため、先に折り取っておいてもよいでしょう。

あらかじめ折り取っておくと、先端が折れてしまうトラブルも少ないため、アレンジにも使いやすくなります。

グラジオラス「ミルカ」の水揚げ・お手入れ方法

ミルカのお手入れ方法ここからは、グラジオラス「ミルカ」の水揚げ方法をご紹介します。
基本的な水揚げ方法と、早く咲かせたい場合の水揚げ方法の2種類を見ていきましょう。

基本の水揚げ方法「水切り」

ミルカの基本の水揚げ方法は「水切り」です。

水切りの手順

  • 水につかる部分の葉を取り除く
  • 水中で茎を斜めにカットする
  • 水につけておく

水につかる部分の葉を取り除く

水揚げ時や飾ったときに水につかる部分の葉は、先に取り除いておきましょう。
葉を少なくしておくことで、花に栄養が行き届きやすくなります。

水中で茎を斜めにカットする

水中のできるだけ深いところで、茎を斜めにカットしましょう。
よく切れるハサミを使い、導管が潰れないように切ることがポイントです。

水につけておく

水を入れたバケツや花瓶にミルカを移します。
背丈が長いお花ですので、花が倒れない程度の水量にしておきましょう。

早く咲かせたい場合の水揚げ方法「湯揚げ」

ミルカを早く咲かせたい場合や、しおれた様子の場合は「湯揚げ」をします。

湯揚げの手順

  • 不要な葉を取り除く
  • 新聞紙でしっかりと巻く
  • 茎をカットし、沸騰したお湯につける
  • 水につけておく

不要な葉を取り除く

基本の水揚げ時と同様、水につかる部分の葉や、不要な葉は先に取り除いておきましょう。

新聞紙でしっかり巻く

花が蒸気にさらされて傷むのを防ぐため、新聞紙でしっかりと巻いておきます
このあと茎を熱湯につけますので、切り口から20㎝ほど新聞紙から出しておきましょう。

茎をカットし、沸騰したお湯につける

茎の先端を斜めにカットし、すぐに沸騰したお湯に20秒ほどつけましょう
熱湯につけることで、茎の中の空気が抜けて水あげがよくなります。

水につけておく

茎をお湯につけた後はすぐに冷水に移しましょう。
茎がしゃんと立つまで、最低1時間以上じっくりと水揚げします

グラジオラス「ミルカ」の花言葉

ミルカのような紫色のグラジオラスには、「情熱的な恋」という花言葉があります。
神聖な紫色の花色からは想像できない、少し意外な花言葉かもしれませんね。

愛の告白やプロポーズの場面で贈るのにぴったりなお花です。

グラジオラスの花言葉一覧はこちら

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